行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

鮮やか2ゴール&無失点!シーズン後半初戦を白星で飾る ガンバ大阪U23戦

2017-07-24 04:01:36 | カターレ富山
2-0で勝利!
相手がホーム3連勝中・首位秋田を破ったガンバ大阪U23となれば、よもやの事態もあり得た試合でしたが。いや、それは事前にわかっていたこと。相手がどうこうより、前節が試合なしで空いたことを含め、いかに自分たちのサッカーを貫けるかが問われた試合であったかと。
スタメン平均年齢19歳のガンバ大阪U23に対し、26歳であったカターレ。ナイトゲームであったとはいえ、昼間の暑さの影響が残る中での試合。
それでも、試合を通じて躍動、そして勝ち切ったのはカターレでした。
均衡した状態であった前半のうちに先制点を奪い。そして、後半に追加点を挙げて突き放すという理想的な展開。守っても、相手にほとんど決定機を作らせない堅守を見せ、無失点。
シーズン前半戦を2位で折り返したクラブの力が伊達ではないことを証明する、今シーズン10勝目を挙げたのでした。

栃木戦で退場となってしまった窪田に代わって衛藤が出場となった以外は、このところおなじみとなった面々が名を連ねることとなったスタメン。初めての市立吹田サッカースタジアムでの試合に臨むこととなりました。
試合開始からしばらくは、お互いに様子をうかがうような展開。ガンバ大阪U23は、左サイドのMF食野 亮太郎を軸に攻撃を展開。ガンバ若手の中でも将来を嘱望される選手、さすがの上手さを見せていました。
1週インターバルが空いただけに、特に試合の入りは大事。そういった認識をチーム全員が共有していたでしょうが、そのとおり、皆しっかりと意識し、ボール回しもスムーズでした。
実際、リーグ戦との試合間隔が変わった天皇杯で、開始早々にいきなり失点してしまった、なんてこともあったわけで。その反省をしっかりと活かせていたかと。
そんななか、躍動していたのが左サイド。
果敢なオーバーラップを仕掛ける柳下、常に前を意識した突破を図る北井と、それぞれが持ち味を発揮。
先制点は37分、まさにそういった躍動の中で生まれました。
北井が相手を振り切ろうとしたところを倒され、ペナルティーエリアわずかに外という絶好の位置で直接FKを獲得。キッカーは右足の山形。
中継で事前に打ち合わせをする脇本と柳下の姿が捉えられましたが、まさにその直後でした。
高さを活かして柳下がヘッド、それ自体はGKに弾かれてしまったものの、抜かりなく詰めていた脇本!2試合連続ゴールとなる先制点を挙げたのでした。
北九州戦、栃木戦でそれぞれ劇的なアディショナルタイムゴールを決めた2人による得点は、1週のインターバルなどなんの、良い流れがしっかりと継続していることを感じさせるナイスゴールでした。

それでも、まだまだ油断はできませんでした。ガンバ大阪U23には、栃木戦で先制点を奪われながらも3得点を返して逆転勝利した経験があります。
そんななか、前節2ゴールを挙げて勝利の立役者となったFW一美 和成が負傷退場というアクシデントが。
「だからこその奮起」ということも十分にあり得た中、気を抜くことなどできるはずもなく。
やはり、前回対戦でもそうでしたが、先制したからこそ勝利を手繰り寄せる追加点を挙げることが求められたのでした。
その追加点がうまれたのが、61分。
中央で柳下から北井につながるショートカウンター。持ち前の突破力で一気に上がると、そこから椎名へ。その椎名が飛び出すGKにも動じずふわりと上げたシュートがゴールへ!
前回対戦に続き、またしてもガンバ大阪U23戦で追加点となるゴールを決めた椎名。俄然、試合を優位に。
決めた椎名ももちろん素晴らしいですが、特筆すべきは北井の抜け出しであったかと。
試合後半にもかかわらず、その出足の鋭さには全くかげりなし。これまでも「夏の暑さは平気」と言ってきた彼ですが、まさにそのとおり。頼もしい限りです。
その北井に代わって、83分、加入したばかりの平繁が出場。熊本でつけていた背番号10から45となった彼の、カターレデビューとなりました。
出場時間が限られていたなかにあっても存在感を発揮。鋭い振り向きざまのシュートを放つも、相手GKのファインセーブによって惜しくも決まらず、という場面も。その実力の片りんを見せました。次節以降の本格的な活躍に期待です。
そして、試合終了。
守っても相手にほとんど決定機を作らせない堅い守備で無失点に抑え、シーズン後半戦の初戦を零封勝利で飾ったのでした。

前半戦同様、いや、それ以上の飛躍を成し遂げるために、勝っておかねばならなかった試合で、しっかり勝ち切った。自信のつく勝利であったかと思います。
他会場では、注目の首位と3位との直接対決となった秋田―沼津戦で、沼津が勝利。連敗となった秋田に勝ち点差2と詰め寄ることに成功した半面、追ってくる沼津との差は1のまま。緊迫した状況が続くことに。
けれども、だからこそ。今節、しっかりと勝ち切って勝ち点3を積み上げた意味の大きさ。
次節のFC東京U23戦までは約1カ月の中断期間をはさむこととはなりますが。
1週空いても、しっかりとした準備の末に快勝した今節のように。
1カ月空いても、またしっかりと勝っていけるように。
勝って兜の緒を締めよ。
油断なく、かつ有意義に1カ月を過ごし、再開に向けての努力を積み重ねていかねばなりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第18節 ガンバ大阪U23戦

2017-07-22 01:52:01 | カターレ富山
これまで未定となっていた試合日程も確定し、いよいよ後半戦に突入する今季J3リーグ。
その後半戦の初戦にして、約1ヶ月の中断期間前のラストゲームとも言える今節。吹田スタジアムに乗り込み、ガンバ大阪U23と対戦します。

ガンバ大阪U23とは、先月の25日にホームで対戦したばかり。その間わずか4週間で再びあいまみえることに。
前回対戦ではカターレが2ー0で勝利。とはいえ、ガンバ側としてみれば、実力を出しきれずに敗れてしまった感が否めないかもしれません。
ただでさえ移動を伴う慣れないアウェイ戦であったのに加え、雨の降るあいにくのコンディション。さらにレッドカードで1人少なくなるわ、PKで先制されてしまうわと踏んだり蹴ったりでした。
そのリベンジを期す今節にかける意気込みは、やはり強いと見て間違いないでしょう。
今節のリマッチまでの間、富山打倒に対して十分に自信を得るだけの戦いを繰り広げてきたガンバ大阪U23。
富山戦の次週は上位の栃木とホームで対戦、先制点を許してしまったものの、3点を立て続けに奪う勢いを見せて逆転勝ち。
その次のアウェイ藤枝戦では、2失点で敗れはしたものの、1点を返す意地を見せ。
そして、なんといっても前節。
ホームで秋田と対戦し、見事に勝利。シーズン前半戦で他のどのクラブも成し遂げられなかった秋田撃破で、無敗記録をストップさせたのでした。
このことで、大いに自信をつけているはず。ホーム戦4連勝、そして2試合連続の上位クラブ食いを成し遂げんと、てぐすねひいて待ち構えていることでしょう。
〝若手Jリーガー 4週会わざれば刮目して見よ!〟というところでしょうか。

しかしながら。
ひとつ、はっきり言えることがあります。
前回対戦から成長してきたのは、ガンバ大阪U23だけではないと。
北九州戦では、PK献上からの失点で追いつかれてしまうという展開だったところ、アディショナルタイム勝ち越しゴールで見事に勝ちきってみせました。
続く栃木戦は前半のうちに失点、さらにレッドカード1発退場で数的不利に。しかし、敗色濃厚だった逆境をはねのけるアディショナルタイム同点ゴール。価値ある勝ち点1。
そして、試合なしの間に新戦力・平繁が加入。チームに新たな刺激をもたらすことに。気を抜いている場合ではないと、気持ちを引き締め直したことでしょう。
つまり。
カターレ側だって、首位秋田を破ったガンバ大阪U23だからこそ、それを打ち負かすだけの気概が十二分にあるということ。
これまで無敗だった秋田の陰に隠れてしまっていた感もありますが。それだけに、無敗ストップクラブをしっかりやっつけることで、「後半戦の展望として、富山こそが優勝候補筆頭」というメッセージを投げ掛けなければ。

期待したいのは、永井。
ガンバ大阪U23のGK・林がPK阻止をはじめ大活躍したことが前節秋田戦勝利の大きな要因でしたが、だからこそ。
シーズン前半戦で最少失点であったのは、われらがカターレ。その正GK・守護神の永井がリーグナンバーワンであること、それを無失点で証明せねば。
ホーム戦3連勝中?それがどうした。こちとら、アウェイ戦では2失点以上はないから。もちろん、今節もしっかりおさえるし。
そして、攻撃陣では、エースの苔口。
平繁の加入は戦力アップとして心強いけれども、だからこそ。
長年カターレの中心選手として活躍してきたプライドというものを、是非とも内外にみせつけてほしい。
勝利に導くゴールで相手を黙らせてほしいです。

カターレがあとちょっとで逃した秋田撃破を、してやられたガンバ大阪U23、意識しないと言えばウソでしょう。
けれども。
ピンチはチャンス。
ここで首尾良く勝ったならば。
「あの秋田を破ったガンバ大阪U23に勝った富山」
そんな名声、そして勝ち点。
他会場では、秋田と沼津の上位戦。余計に、勝つ意味が大きくなるのは間違いなし。

だからこそ、勝つ!
勝って、後半戦のリーグを主導しろ!
今節の勝利で、気分も晴れ晴れと中断期間に入るためにも。
必勝を誓って乗り越えろ!

勝たれ‼富山!!!!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第17節 試合なし

2017-07-16 21:35:46 | カターレ富山
参戦クラブ数が奇数である今季J3において、シーズンを通じて2度ある試合なしの節。それが前半戦の最後となる今節・第17節となったカターレ。
シーズン中は常にいずれかのクラブが試合なしとなるなか、最終結果以外で唯一、暫定ではなく確定順位となるのが、この前半戦終了のタイミングとなります。

試合がなく、ただ他クラブの結果を見定めることとなった今節。
カターレの試合結果が直接影響を及ぼすわけではないところで、いろいろあったようで。
僅差で2位のカターレを追ってくる沼津は、ホームで試合開始早々の1点を守り切るかたちで盛岡に勝利。勝ち点1差に詰め寄られることとなりました。
しかし、言い換えれば、わずか1であろうが上回っているということ。それが大事。
今回は前半日程の終了時順位ですが、これが最終順位でも、たとえ1差であっても上回ることができるようにしなければならない。そのことを再確認できたかと。
この勝ち点差1は、前節の栃木戦において敗色濃厚であった状況を覆してもぎ取ったもの。その価値が活きた格好。
その栃木、今節は同じく昇格を争う長野と対戦。
お互いに、負けるわけにはいかないという意識が強すぎ、逆に決定力を欠いたということでしょうか。スコアレスドローの痛み分けに。
それらクラブに続く順位の琉球―北九州戦もまた、スコアレスドロー。勝ち点3で上位追撃とはならない結果に。
そんななか。
今節の最大のトピックは、開幕以来ずっと無敗を継続してきた首位・秋田が、ついに敗れたこと。
秋田としては、試合のない2位の富山に対し、勝ち点3を積み重ねることで確定順位で8差に広げるはずの今節だったことでしょうが。その目論見が外れ、今節なにもしていないはずの富山に、5差に詰め寄られるかたちに。
無敗だった秋田を撃破したのが、ガンバ大阪U23。そして、その手応えをもって次節に対戦する相手が、他ならぬカターレだというのだから・・・。
巡り合わせというか、なんというか。
もちろんどの試合も重要ですが、さらに重要度が増す次節となりそうです。

一昨年、昨年は、前半戦終了時点ですでに上位クラブとは水を開けられてしまっていました。そして、後半戦に入っても、その差を埋める躍進は果たせず。結果として、J2復帰に失敗し。
けれども。
今シーズンのカターレは、まさに上位争いの当事者。いや、優勝争いの当事者。
前半戦で積み重ねてきた実績を、後半戦には優勝への力として、十二分にふるっていかねば。
もう半分、まだ半分。
戦いは、続いていきます。


追伸
いわゆる夏移籍で各クラブが戦力のテコ入れを図るべく動いていくなかにあって。
この度、ロアッソ熊本から平繁 龍一選手が期限付き移籍で加入することが発表されました。
正直、かなりびっくりしました。
J2クラブから出場機会を求めてJ3クラブに、ということそのものは、別に疑問もなく普通の流れでしょうけれども。
それが、「平繁ほどの実績のある選手が!?」と。
かつて、東京Vや群馬に所属していたときに、カターレとも対戦しています。たしか、〝攻撃的ポジションの選手〟という概念がスパイクを履いてボールを蹴っている、とでも言いましょうか・・・とにかく、「これぞアタッカー」という活躍を見せた選手であったかと。
群馬からカターレの降格と時を同じくして熊本に移籍。昨年は震災の苦労もありながら奮闘、今シーズンは背番号を10に改めて、さらなる活躍を期したシーズンであったはず。
監督の交代、編成上の起用方針の違いから出場機会が減ったことが移籍を決めた要因のようですが・・・だけど、なぜ?との疑問は、はっきり言ってあります。
それでも。
実績がある選手だからこそ。
J2よりレベルの低いJ3ならどうとでもなるだろ、などという甘い考えなどではないでしょう。J2復帰を必達目標としているカターレの事情もしっかりと理解し、その上で即戦力として活躍することを望まれていることもまた、わかっているはずで。
どのような経緯があったにせよ。
答えは、ピッチ上のプレーでもって、カターレを勝利に導く活躍でもって示してほしい。
活躍を、期待します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

執念のドロー決着。4連勝は叶わずも、勝ち点1を得る 栃木SC戦

2017-07-09 20:22:53 | カターレ富山
1ー1でドロー。

前節のショッキングな逆転負けのイメージを払拭するため、さらに勝ち点差を詰めるために、ホームで必勝を誓って待ち構えていた栃木。その栃木の気迫を前に、劣勢を強いられたカターレ。
ゴール前に上げられたクロスがそのまま入ってしまうという想定外の失点を喫すると、さらに栃木の勢いが増し、なかなかチャンスを見出だせない。
ハーフタイムを挟んでも形勢が変わらなかったところ、弱り目に祟り目、窪田がレッドカード1発退場。数的不利となり、さらに追い込まれることになってしまいました。
チームとしてJ初の4連勝に挑んだ試合でしたが、今回も達成ならず・・・それ以上に、実質勝ち点6ぶんの価値がある直接対決で敗れてしまうダメージの深刻さは、到底受け入れ難いものでした。

それでも。
絶体絶命の状況にあっても、屈しなかった。
絶対的不利な状況に置かれながらも、決して諦めず、追加点を許さなかったカターレ。
すると。
試合終了間際のアディショナルタイム。CKのチャンスで、キッカーは山形。
ギリギリの土壇場にあっても冷静さを失うことなく。相手の高さ、ディフェンス力を考慮しつつファーに蹴り込むと、それを平出が折り返し、最後は脇本。まさに起死回生のゴールが決まり、同点に!
2試合連続となるアディショナルタイムゴールで、敗戦が極めて濃厚だった試合から、勝ち点1をもぎ取ってみせたのでした。

あらためて、思い知らされた気がします。「これがリーグ戦なんだ」と。
1試合1試合それぞれ力を尽くす大会のそれとは異なり、毎週のように行われる試合の積み重ね。それがリーグ戦。
点と点が結びついて、線になる―――そんなことを考えさせられました。
今節の結果に、先月の秋田戦を思い出したカターレファン・サポーターも多いのではないでしょうか。
勝利を目前に、勝ち点2ぶんを落としてしまった試合。今節は、それとはまさに真逆。敗戦から勝ち点1を得たかたちでした。
その次の試合・鳥取戦では、レッドカードで数的優位となりながら追加点を奪えず、薄氷の勝利。続くガンバ大阪U23戦でも同じく数的優位となりましたが、そのときにはきちんと突き放すことに成功しました。今節は、それとはまさに真逆。数的不利でも粘り強く守って追加点を許さなかったことが、ドローに繋がったのでした。
そして、前節の北九州戦。引き分けの可能性が濃厚であったなか、それでも諦めず勝利を目指した結果、アディショナルタイム決勝ゴールに繋がり。今節もまた、最後まで諦めなかった。いままでであれば、逆に追加点で突き放されていたシチュエーションで、そうはさせず、追い付いてみせました。
これまでの積み重ねが、不可能を可能にした。敗戦を、引き分けに持ち込んでみせました。
リーグ戦の妙、というものを意識せずにはいられません。

日程の関係で他クラブより先んじてリーグ戦前半戦を終了、2位での折り返しが決まったカターレ。
まだ半分、もう半分。
もちろん、言うまでもないことですが、全日程終了時に2位以内でなければならないのであって。
いや、正確には前半以上の強さをもって、狙うは優勝。それ以上でもそれ以下でもありません。
そんななか、今節の結果。
もちろん勝てなかったことは悔しいですが、それ以上に、負け試合を引き分けられた意味の大きさを感じます。
来週は試合がなく、次のガンバ大阪U23戦のあとは休みもありますが。
今節の粘りを、最後の最後まで諦めない執念を、シーズン後半もしっかりと継続していかなくては。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第16節 栃木SC戦

2017-07-07 19:44:25 | カターレ富山
最後の最後で勝ちきる強さを見せ、見事に3連勝を成し遂げたカターレ。今シーズン前半戦最後の試合となる今節、栃木県グリーンスタジアムへ乗り込み、4位・栃木SCと対戦します。

劇的勝利を飾ったカターレの一方、上位陣が軒並み勝ち点3を逃す結果となった前節。そのなかにあって、一際ショッキングな結果だったのが栃木。最下位であったガンバ大阪U23に逆転負けを喫してしまいました。
このところ好調をキープする上形 洋介のゴールで幸先良く前半のうちに先制したにも関わらず、後半早々に立て続けに3失点。アディショナルタイムに1点を返すも及ばず。
ガンバ大阪U23が最下位だからと言って侮って良い相手などでは決してないことは、前々節に戦ったカターレもよく知っています。
それでも、着実に勝って勝ち点3を奪わねばならない対戦であったことも、またしかり。
ホームで立て直しを図るべく、気合いを入れ直して待ち構えているはずです。
栃木としてみれば、消化試合数の違いがあるにせよ、昇格圏内の2位・富山まで勝ち点差6。ここで敗れてしまったならば、いよいよ致命的であることは言うまでもないでしょう。
逆に言えば。
直接対決の勝利は勝ち点6ぶんの価値。上位たるカターレとしては、突き放す絶好の機会。もちろん、勝たねばならない理由しかないでしょう。

とは言うものの、もちろん栃木が難敵であることは間違いない。
これまでの対戦成績では大きく負け越し、昨年の対戦では2戦2敗。今節も苦戦を強いられる可能性は、非常に高いかと。
思い出すのが、昨年の最終盤、10月にアウェイでの同カード。
昇格・J2復帰に向けての力を発揮できるクラブとそうでないクラブとの差が、そのまま0ー2というスコアとして表れた敗戦でした。
そのまた1年前の町田戦での敗戦から、1年経ってもまだ及ばないのかと愕然とさせられた敗戦であったことが思い出されます。
翻って、今節。
まだ、ちょうどシーズン折り返し地点ですが、それでも。
去年とは立場が逆で、挑まれる側が、カターレ。
ここで、栃木の挑戦を無慈悲にはねのける力が発揮できるのかが問われる試合となります。

期待したい選手は、やはり、この人しかいないでしょう。
昨季まで栃木に所属していた山形にとっては、凱旋試合。
富山でも中心選手として活躍している姿を、存分に見せつけねば。
前節の決勝ゴールは、柳下のヘッドの上手さももちろん評価されて然るべきですが、それも、山形の正確無比なCKあってのこと。
本職のDFとしての働きのみならず、そういったキックでも存分に活躍してほしいです。
去年の同カードで手強い相手として立ちはだかった山形が、今はチームに欠かせない頼れる味方。
「富山の山形」として、古巣を打ち倒す活躍を!

個人的に、「Jクラブのなかでカターレのライバルと言えば?」という問いには、真っ先に栃木の名を挙げます。
隣の県というだけの金沢などより、余程。
カターレ発足初年度2008年より、幾度もぶつかってきた、宿敵。
去年のJ2復帰失敗には、栃木戦2連敗の影響が色濃かったのは、紛れもない事実。
「栃木打倒なくして昇格なし」くらいに思っています。
そして、カターレにとっては、これまで成し遂げられていない4連勝への挑戦でもあります。今季も既に一度失敗しているだけに。
これまでを超える戦いに、ライバルの栃木。相手に不足はありません。
だからこそ、勝つ!
勝って、カターレが昇格に、J2復帰にふさわしいクラブであることを、しかと証明しろ!

シーズン前半戦最後の試合、勝ちきる強さを、見せつけろ‼
勝たれ‼富山!!!!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする