行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

また連勝ならず。内容良化も、勝負弱さは克服できず  ガイナーレ鳥取戦

2015-10-26 21:40:33 | カターレ富山
1-1のドロー。
連勝への気概というものは、たしかにあった。勝てる試合であったとも言えます。
しかし。
結果は、ついてこなかった。接戦を制して勝利をもぎ取る力までは、今節もまた発揮出来ずじまい。また、連勝できませんでした。
勝てる試合を勝ちきるという力を見せることが出来なかった。それがシーズン最終盤に来ても変わることがないというのが、どうにもやるせないところです。

試合開始直後から積極性を見せて攻め込んでいたカターレ。相手の出足が鈍かったのもあるかもしれませんが、それを差し引いても、ここ数試合では見られなかったほど果敢にプレーしていたように思います。
そんな積極性が功を奏し、前半10分に先制ゴール。前回の鳥取戦でプロ初ゴールを挙げた進藤が、今回の対戦でも決めてくれました。
試合直前にスタメン出場するはずだった朝日が急遽出場回避、代わっての出場となりましたが、その起用に見事に応えたかたち。得点もさることながら、積極果敢に相手に向かって行くガッツはチーム随一でした。その闘志に感じ入ったファン・サポーターも多いことでしょう。そういった姿こそが、みんなの見たいカターレなのだから。
その後も、苔口、敬介、北井らスピードのある選手らを中心に優勢な時間帯が続き。パス回しも最近にないスムーズさで進行。攻勢をかける場面が続きました。
40分にはゴールネットを揺らして2点目、と思われたもののオフサイド判定。
追加点を挙げてさらに勝利をたぐり寄せたい―――そんな思いも、なかなか決めきれないじりじりした展開。

そんななか。
前半終了間際のアディショナルタイム。CKからのこぼれ球を豪快に振り抜かれ、失点。同点・逆転を目指す鳥取にとって勇気を与えるかたちで折り返すこととなってしまいました。
また、気をつけなければならないとわかっていたはずの時間帯に失点。
前節の失点もCKからのもの。この試合だけでも、前のCKで同じような場面はあったところ。にもかかわらず、防ぐことができなかった。
甘さ、というか・・・やはり、足りない部分はこのあたりということでしょうか。
勇気を得た鳥取は後半に入って攻勢を強め、カターレペースであった前半とは一転して鳥取ペースに。
なかなかチャンスを作れない一方で、相手には危ないシーンを作られ。
そんななかで気を吐いたのが、2試合連続スタメン出場となった永井。連続シュートのピンチも気合いの横っ飛びでファインセーブ、気迫あふれるプレーで逆転を許しませんでした。
そういった守備の頑張りで失点を免れていた一方で、なかなか良い形で攻勢に出られず。
それでもなんとかしなければ勝てない―――わかっていたことでしょうが、結果に結びつけることができませんでした。

そのまま1-1で試合終了。
負けてしまうと順位で入れ替わられてしまう試合でしたが、なんとか同勝ち点差のまま。上にいた福島が敗れたことで5位浮上とはなったものの、近い順位のチームより消化試合数が多いことを思えば、少しでも上位を目指すに当たっては、依然予断を許さぬ苦しい状況です。
あらためて思うのが、「こういった試合で勝たないと」ということ。
こういった接戦を落としているから勝てない、連勝できない。勢いに乗れない。
逆に言うなら、J2復帰をめざすのであれば、こういった試合でしっかり勝つ力が無ければかなわない―――そんな事実を、あらためて突きつけられた試合であったようにも思います。
善戦止まりでなく、勝つチームに。
目指す目標と現実との乖離。
今季幾度となく味わった苦い経験を、また繰り返してしまった。そんな試合でした。

第35節  ガイナーレ鳥取戦

2015-10-25 00:06:45 | カターレ富山
今シーズンも残り1ヶ月を切り、あと4試合。そのうちホーム戦は今節を含め2試合となりました。JFL時代からのライバル・鳥取をホームで迎え撃ちます。
これまで2回のアウェイ戦では1勝1敗。ホームでの勝ち越しを目指すのはもちろんのこと、順位的にもわずかに勝ち点差3。敗れるようなことがあれば得失点差で逆転されてしまうだけでなく、消化試合の関係でこちらが不利に。直接対決を制することの意味が、ただの1試合以上に大きいものとなっています。
前節は、勝ったから良いようなもので、内容的には不満の残るものであっただけに。内容と結果が合致する真の勝者となってホームで連勝を飾れるかどうか。その覚悟が問われます。

鳥取との今季3度目の対戦となる今節ですが、過去2回と同様、今回もまた連勝をかけての戦いとなります。
開幕2連勝を飾りたかった第2節では、1-2で敗戦。前の試合は内容が良くないながらも勝利、それを連勝に繋げなければというのは今節と同じでしたが、そのときには相手ペースに対応できずに後手後手にまわり、挙げ句に退場者を出してさらに劣勢を強いられて負けるというまずい敗戦でした。開幕連勝で波に乗るどころか、そこから4試合連続勝ちなしと完全にスタートダッシュに失敗。もし、はありませんが・・・それでも、もしあのとき連勝できていたら、今季ここまで同じ戦績とはならなかったかもしれません。
そして2度目は快晴の8月の半ばに15時開始という過酷な条件の中での試合でした。試合開始早々に先制点を決めることに成功したものの前半のうちに追いつかれてしまうという苦しい展開。それでも負傷を押して頑張った北井をはじめ、最後の最後まであきらめない姿勢が結実、試合終了間際に進藤の劇的な決勝ゴールで勝利をもぎ取ることに成功したのでした。ただ、その次の公式戦であった天皇杯県大会決勝で敗れてしまい、岸野監督最後の試合となってしまいましたが・・・。
そして迎える、今節。
連勝をかけて臨まねばならないのは同じですが、ここでしっかりと勝ちきることがなにより肝要。今回もまた難しい試合となりましょうが、それでも勝利へ邁進せねばなりません。

鳥取は第30節の相模原戦で6-2と爆勝したものの、それを次に繋げられず。そこから引き分けを経て3連敗し、4戦連続勝ちなし。その間わずか1得点、3連敗はいずれも0-1負け。
決定力不足が勝ち点に繋がらず、負けてはいけない、復調を期さねばならないなかで黒星を重ねてしまう―――カターレが今季嫌になるほど味わい続けている苦渋、その罠にはまっているのを鏡で見ているようで、どうにも他人事とは思えません。
だからこそ。勝ち点差3で勝てば順位で上回ることができるこの試合にかける鳥取の意気込みというのもまた、自分のことのように理解できるかと。その意味においても、理解できるからこそ返り討ちにしなければならない。その覚悟が必要です。

今季の不振の原因はひとえに、連勝で勢いに乗ることができなかったから、と言えるでしょう。
強いチームは、たとえ内容が良くなくとも勝って、その良くないところを引きずることなく修正、次の勝利に繋げるもの。それが出来なかったカターレ。
前の連勝を目指した試合がどうだったかと言えば・・・第30節の藤枝戦でも内容が良くないながらも勝利といった試合でしたが、その次の相模原戦では5失点の惨敗。修正どころか、ワーストタイ記録失点という不名誉きわまりない結果に。
同じように、今節もまた「内容が良くなかった前節」を受けての試合。
ここで、反省を活かして修正できるか。しっかりと勝ちきることができるか?
中途半端なことしかできないのであれば、はっきり言って負けてしまうでしょう。また、例によって例のごとく、敗戦からの奮起を期す相手に先制点を奪われ、そのまま反撃の糸口すらつかめないまま無様に敗れる、というこれまでの悪い試合の繰り返しでしょう。
もちろん、そんなことはあってはならない。これ以上繰り返してなどならないのだから。
むしろ逆に、3試合連続で0-1負けを喫している鳥取からさっさと先制点を奪い、さらに追加点を挙げることで「これはいよいよダメかも」と戦意を喪失させるくらいでなければならないのだから。

期待したいのは、苔口。前節2ゴールを挙げて勝利の立役者となった彼が、今節でも引き続きヒーローとなる、そんな展開を望みます。
攻め手に乏しく、後方から放り込んだボールを個人技でなんとかするという「戦術・苔口」であった感の強い前節。迫力も何も感じない攻撃には大いに不満も残りましたし、苔口に頼らざるを得なかった攻撃陣の不甲斐なさには猛省を促したいのは確か。
それを当然とする一方で、やはり「それでも」と活躍する苔口の姿を見たい。そう思います。
当然ながら、即席チームであったJ22と違って、鳥取は前節の活躍を受けた苔口のプレーを当然のように警戒し、対策も練ってくるでしょう。
しかし、それでも。
そんな対策すらも乗り越えてゴールを決めるという強さを、是非にもホームのファン・サポーターに見せつけてほしい。やっぱり勝利にはエースの活躍あってこそだ!と、今一度知らしめてほしい。
プレーで、結果でチームを盛り上げるそんな存在感を、遺憾なく発揮してほしいです。

勝利しながらも不満が残り、素直に喜ぶことができなかった前節。
今節こそは、内容と結果に文句のつけようのない勝利を!!!
ホーム県総を歓喜で満たせ!!!
ライバル・鳥取をねじ伏せろ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!

結果としての勝ち点3。強さの証明には程遠く  Jリーグアンダー22選抜戦

2015-10-20 06:37:04 | カターレ富山
2-1で勝利。
今季ワーストの3連敗の中で迎えることとなった今節。その連敗を続けてしまうことだけは、なんとしても避けなければならなかったことは確か。
「内容うんぬんはどうでもいい!どんなかたちであろうが、勝つことが何よりも大事だろうが!」
とかく負けが込んでくる中にあっては、よく言われる罵倒めいた文句。昨年は42試合もあったなかでわずか5勝、今季もシーズン最終盤の今に至っても負けが先行と、どうしようもなく勝つことの難しさというものに晒され続けてきたからには、そう言いたくなるのもわからなくはないですが。
ただ。
それが、本当に「ただ勝つだけ」であったら。「内容が伴わない勝利」であったらどうなのか?
そのひとつのこたえが、今節の結果であったようにも思えます。
試合後、ゴール裏に挨拶に来た選手たちと勝利のカニダンス。本来、歓喜と興奮のるつぼというなかで、みんな我を忘れて勝利に酔いしれる時間のはず。
しかし、今節のそれは、あきらかに微妙な空気が漂う中でのものでした。
みんな、わかっていた。
内容の無い、ただ単に勝っただけの勝利に、そんな価値はないと。
もちろん、2ゴールを挙げて勝利に導いた苔口の活躍をないがしろになどしませんし、リーグ戦初スタメンとなった永井をはじめ、皆それぞれに頑張っていたであろうことは認めます。
しかし。
内容が、あまりにも。
個々の能力だけでない、組織の部分まで急造の寄せ集めチームに劣るというありさま。
最後に勝ち越しゴールを奪えたとはいえ、ここ数試合連続でキックオフから間もない時間帯に失点するという悪癖を繰り返しているあたりとか。失点そのものは割り切って考えるにしても、どうして反省を活かして反攻に転じるということが出来ない状態を繰り返しているのかと。
球際に強いとも言えないのに、ボールホルダーに対するフォローが決定的に無いなど。そこから無難な選択としての逃げのパスをしたところで当然のように読まれるし、対処されてボールを奪われるのも、当然のこと。そこから「攻撃のリズムがつかめない」なんて言ってもむなしいだけ。

もちろん、勝利はなによりも優先されなければならないのは確か。
それでも。
内容の伴わない勝利。ただ、勝っただけ。
久方ぶりのホーム・県総での勝利であったにもかかわらず、満足のいかない・・・むしろ、不満の残る内容。
こんな次に繋がりそうにない勝利が自信になろうはずもない・・・そう思うのは、悲観的とまでは言えないのでは?
ファン・サポーターが見たいのは、こんな勝ちじゃない。
残り4試合、ホーム戦は2試合。
このまま終わってしまうことだけは、あってはなりません。

第34節  Jリーグアンダー22選抜戦

2015-10-17 20:28:32 | カターレ富山
J2復帰の道が絶たれ、それでも意地を見せて勝利しなければならなかった町田戦で完敗を喫し。
気がつけば、3連敗。名実ともにまったく良いところのないままに迎えることとなるホーム戦。県総でJ22選抜を迎え撃つ今節。
メンバー招集が試合の直前、その招集メンバーも練度はまちまちという特殊な形態のJ22。対策と言えるほどの対策も立てたものかどうか?というなかにあって、問われるのは自分たちのチームの力そのもの、と言えるかもしれません。
いかにそれぞれのクラブでメンバー外となっている比較的実戦経験の少ない選手とはいえ、個々の能力は侮りがたい選手が選ばれていることは確か。
それでも、プロクラブとして培ってきたチーム力で即席チームに劣るようなことがあってはならない。
そういった、実際にはあたりまえとまでは言えないにもかかわらず、勝ってあたりまえという雰囲気。
前節J22と対戦した鳥取は、0-1で敗戦。あるいは、自分たちの力を発揮するより前にプレッシャーに屈してしまった、ということかもしれません。
その意味で。
3連敗中のカターレが同じ目に遭ってしまう可能性は・・・残念ながら、高いと言わざるを得ません。ひいき目に見たとしても、楽観などまったくできない、と。
実際のところ、過去2度の同カードでも苦戦を強いられていることは確か。第1クールでは先制点を奪われて追う展開。なんとか逆転勝利したけれど、力でねじ伏せたわけでなく。第2クールでは、むしろ力負けしていた感も漂ったなかで、どうにかスコアレスドロー。
そこに来て、今節。
前々節、前節と連続で零封負けしていることをはじめ、ここ数試合、まともに得点できていないどころか満足に相手に脅威を与える攻撃すらおぼつかないのが現状。
そんな体たらくが今節も続いてしまったならば・・・正直、良くてスコアレスドロー、負けて4連敗となったとして驚くに値しないとすら言えてしまうのではないでしょうか。
もちろん、そうなってはならないのは言うまでもなく。
それでなくともホーム戦。ファン・サポーターが見たいのは、勝利。J2復帰が叶わなくなったからと言ってもうどうでもいいなんて人は、そもそも応援になど駆けつけません。
3連敗と期待を裏切ってしまっている現状を打破するためには、そしてなによりも・・・カターレが“応援するに足るクラブ”として在るためには。
勝つしかない。勝って、自分たちの力を結果で証明するよりほかないのです。

期待したいのは、三上。
前節より新たにSBとして起用、怪我から復帰後にポジションを上げた日高とともに右サイドでプレーしました。今節も引き続き同じ起用となるのではないかと。
元々はFWの選手であり、慣れないこと、経験の少なさによる不安もないではないですが、それはそれ。逆に言えば、変な癖がついていない分しっかりと意識も高くプレーできるのではないかと。そのポジティブさ、必死さが良い流れとなって他の選手へも伝播する相乗効果を生むこととなれば言うことなしなのですが。
運動量を求められるポジションで、的確に、確実にプレーすることが守備だけでなく攻撃にもリズムを与えるならば、それに越したことはありません。
そして、攻撃陣では前節怪我から復帰した中西。
当然ながら、得点なくして勝利なし。前節同様に途中出場かもしれませんが、そのなかでしっかりと結果を出してくれれば。
チーム最多得点者が連敗ストップに繋がる得点を挙げる―――そんな、ファン・サポーターの願いを叶える、そんな活躍を。

今季、残り5試合。いかに目標達成に失敗したとはいえ、このままズルズルと良いところなしで終わるわけには、断じていきません。
自分たちの立ち位置が、実力が問われるこの試合。善戦では駄目で、勝つしかないしあい。
だからこそ、勝つ。勝って、カターレの誇りを取り戻せ!

必勝を期して臨め!
勝たれ!!!富山!!!!!

意地を見せられず。変わらない、いつもどおりの敗戦  FC町田ゼルビア戦

2015-10-12 23:14:46 | カターレ富山
0-2で敗戦。
J2復帰の望みが絶たれたカターレの「それでも」という意地を、復帰に向けてひた走る町田に見せなければならない対戦だったのですが。
結果は、「いつもどおり」でした。良くない意味での分相応というか。たとえ敗れるにしたところで、意地は見せなければならなかったのに、それもかなわず。
優勝をあきらめることなく連勝を繋げていきたい2位の町田が勝利して、連敗していた7位のカターレがまた負けた。それだけの試合。
シュート数だけを見ても町田の25に対してわずかに6。「もっと決められたなかで2点止まりではいけない」という町田に対し、「6本“も”シュートしてたっけ?」というカターレ。
はっきり言って、力の差というものが如実に表れた試合であったように思います。
頑張ろうとはしていたでしょう。けれど、それがプレーに出なければ意味がない。
いつもどおり。
これまでと同じに、得点のにおいというものが感じられない攻撃。6本あったというシュートで、具体的に相手を脅かしたものなどあったか?というくらいで。
こういう試合を続けてきたからこその、復帰失敗。それをまたしてもつまびらかにされてしまったというか。
これで、町田戦3戦全敗。通算でもいまだ勝ちなし。
そして、今季初の3連敗。またしても敗数が上回る「借金」を背負うことに。
正直なところ、町田に対して「昇格を争うライバルチーム」と名乗るのが失礼、というほどに力の差があった試合でした。相手の「富山さんは昨年J2のクラブなので―――」というコメントも、なんとも・・・。ライバルにふさわしいほどの力で比肩できるだけの意地を見せたかった、見せねばならなかったのに、結果は完敗というよりほかないものであって。
復帰失敗という、出来なかったことをいつまでも嘆いていても仕方ないことではあります。
それでも、一戦一戦を大切にし、上位相手にも意地を見せなければという試合で・・・なすすべなくやられる、平常運転。
敗れた痛みというものを、しっかりと感じなければならないところ。
目標が達成できなかったから、もうどうでもいい―――選手たち自身はそう思っていないかもしれませんが、ファン・サポーターはどうでしょうか?
それに対して「いや、まだ俺たちの戦いは終わってないぞ!」ということを、プレーで、結果で示さねばならないのは言うまでもなく。
ただ、今節は、それが出来なかった。
12敗も敗戦を積み上げてしまっている今季。
負けるのは「仕方ないこと」ではないのに。
少なくとも、勝利への気概は見せる試合でなければならなかったのに。
いつもどおりの出来なかった、いつもどおりの敗戦では、なにを言ってもそらぞらしいだけです。