1-1でドロー。
約1カ月ぶりとなったアウェイ戦を勝利で飾り、連勝への再スタートとせねばならなかった今節ですが・・・。
自信を持っていたはずの堅守は、ちょっとした隙を突かれるかたちでゴールを許し。
なんとか追いついたはいいけれど、そこからさらに逆転につなげるまでの勢いは・・・残念ながら、発揮できませんでした。
リーグ最多失点という不名誉な状態を打破したい、そんな藤枝の強い覚悟もあったでしょう。しかし、それを上回るだけの勝利への執念を結果に繋げねばならなかったのに。果たすことが出来ませんでした。
3戦3勝という絶好のスタートを切った3月に対し、2分け1敗と一度も勝てなかった4月。なかでも、天皇杯関連試合を含めて5試合で一度も前半に得点できなかった課題は、深刻です。
「最初だけのまぐれだった」などと言わせないために。まだ序盤戦、などという甘いことは言っていられません。早急に巻き返していくことが求められます。
初の藤枝総合運動公園サッカー場での試合となった今節。天候は快晴に恵まれたものの、置いたボールが流されてしまうくらいの強風。その影響を加味しながらの試合を強いられることに。
キックオフ前、陣地の変更。それをやって敗れてしまった先の沼津戦を思い出してしまって、ちと不穏な気分になってしまったりしたものでしたが。
前半は風下から攻める展開。一般的に追い風のほうが有利とされるなか、それでもそんな状況を覆して得点できたならば。開幕から5試合すべてで失点してしまっている藤枝に対し、「また先制点を奪われてしまった」という精神的ダメージを植え付ける意味でも、前半から積極的に狙っていく必要があったのですが。
やはり、試合中は風の影響を考慮しながらのプレーを迫られることに。ゴールキックが押し戻されたりと、慎重に対応せねばならない状況が続きました。
それでも、集中力は感じました。そう簡単にピンチの場面など作らせないぞ、というような。今季リーグ戦初スタメンとなった苔口をはじめ、出場メンバーそれぞれがしっかり意識したプレーが出来ていたと思います。
しかし。
前半終了間際のことでした。相手スローインから胸トラップで落としたボールをダイレクトに蹴りこんだ遠藤 敬佑のシュートが決まり、失点。集中の隙を突かれたというか、どうにもこうにも勿体ないとしか言えないような・・・嫌な時間帯に嫌なかたちで先制されてしまうことに。
チャンスは作れどもなかなかフィニッシュの形まで至らない、シュートまで行けたとしても力みからか枠をとらえられないなど、もどかしい展開が続いていたなかでの失点であっただけに、やりきれない思いは大きかったです。
追いかける展開となった後半戦。開始時に西室に代わって椎名を投入したりと、テコ入れを図りつつ臨むことに。
サイドをえぐった國吉のクロスに合わせた苔口のヘッドがバーの上、ゴール正面の良い位置にこぼれたボールを蹴りこんだ椎名のシュートは大きく外れ・・・チャンスも確かにあったなか、それを決めきれない。決定力不足の打開を掲げて臨んだ試合でしたが、この試合においても、どうにもこうにも。
65分に陽次に代わって衛藤、77分に山形に代わって北井と、なんとか事態を動かそうと手を打つことに。
そんななか。
79分、自陣でボールを得た窪田が、強い意志を感じさせる前線へのパス。それに反応した苔口につながり、ゴールから飛び出してきていた相手GKのポジションを踏まえつつ冷静にループシュート。見事に決まり、ついに同点に追いつくことに!
狙っていたかたちが、結果につながった格好。続けてきたことが報われたゴールでした。
ただ・・・そこから一気呵成に逆転、とはいかなかった。
最後まで、諦めていた選手などいなかったのだけれど、逆転ゴールにまでは至らなかった。
4分あったアディショナルタイム、最後の最後でCKのチャンスを得るも、決まらずにタイムアップ。2戦連続ドローという、最悪ではないにしろ、モヤモヤする、満足いかない結果に終わってしまったのでした。
「今シーズン、とにかく「ボックスの中でのシュートシーンを増やそう、回数を増やしていこう、アクションを増やしていこう」ということをやっている中で、そこに関しては選手たちも非常によく取り組んできて、いい方向には行っている。しかし、最後(ゴール前)の落ち着きというか、そういった部分がまだまだ力み過ぎていたり、いい意味で力が抜けていなくて、ボールをミートできていない。そういうところが多過ぎる。」
試合後、監督がそのようにコメントしましたが・・・まさに、それ。
なんというか・・・もっと、あたりまえに得点できるようにならねばならないと思います。
当然すぎて言うまでもないことですが、得点しなければ勝てない。勝つためには、得点してあたりまえ。
なのに、得点することを悪い意味で重くとらえすぎていないか?と。シュートは責任をもって決めることは、それはそうなのだけれど・・・その責任を、重くとらえすぎてはいないか?と。1度決められなかったら2度、3度と愚直なまでに、決めるまでしつこくトライし続ける意欲が必要なところ、1度でも失敗してはいけないと固くなった挙句決められない、なんてことになってはいないか?と。あるいは、強引にでも決めに行かねばならない場面でパスという逃げに走ってしまったりだとか。
得点しなければ絶対に勝てない。けれど、意識しすぎて決められないのでは本末転倒。
練習で繰り返してきたかたちを本番でフィードバックするということは重要。けれど、それが出来なければ得点する意味がない、なんてことは無いわけで。技術点や芸術点が加味されるものでなし。結果は後からついてくるものであり、それを実行段階で意識しすぎて求めるものに至らないのでは話にならない。
もう少し、あたりまえに得点してほしい。勝つためのプロセスを、もっといい意味で単純に考えてほしい。
そんなことを改めて思った、ドローゲームでした。
約1カ月ぶりとなったアウェイ戦を勝利で飾り、連勝への再スタートとせねばならなかった今節ですが・・・。
自信を持っていたはずの堅守は、ちょっとした隙を突かれるかたちでゴールを許し。
なんとか追いついたはいいけれど、そこからさらに逆転につなげるまでの勢いは・・・残念ながら、発揮できませんでした。
リーグ最多失点という不名誉な状態を打破したい、そんな藤枝の強い覚悟もあったでしょう。しかし、それを上回るだけの勝利への執念を結果に繋げねばならなかったのに。果たすことが出来ませんでした。
3戦3勝という絶好のスタートを切った3月に対し、2分け1敗と一度も勝てなかった4月。なかでも、天皇杯関連試合を含めて5試合で一度も前半に得点できなかった課題は、深刻です。
「最初だけのまぐれだった」などと言わせないために。まだ序盤戦、などという甘いことは言っていられません。早急に巻き返していくことが求められます。
初の藤枝総合運動公園サッカー場での試合となった今節。天候は快晴に恵まれたものの、置いたボールが流されてしまうくらいの強風。その影響を加味しながらの試合を強いられることに。
キックオフ前、陣地の変更。それをやって敗れてしまった先の沼津戦を思い出してしまって、ちと不穏な気分になってしまったりしたものでしたが。
前半は風下から攻める展開。一般的に追い風のほうが有利とされるなか、それでもそんな状況を覆して得点できたならば。開幕から5試合すべてで失点してしまっている藤枝に対し、「また先制点を奪われてしまった」という精神的ダメージを植え付ける意味でも、前半から積極的に狙っていく必要があったのですが。
やはり、試合中は風の影響を考慮しながらのプレーを迫られることに。ゴールキックが押し戻されたりと、慎重に対応せねばならない状況が続きました。
それでも、集中力は感じました。そう簡単にピンチの場面など作らせないぞ、というような。今季リーグ戦初スタメンとなった苔口をはじめ、出場メンバーそれぞれがしっかり意識したプレーが出来ていたと思います。
しかし。
前半終了間際のことでした。相手スローインから胸トラップで落としたボールをダイレクトに蹴りこんだ遠藤 敬佑のシュートが決まり、失点。集中の隙を突かれたというか、どうにもこうにも勿体ないとしか言えないような・・・嫌な時間帯に嫌なかたちで先制されてしまうことに。
チャンスは作れどもなかなかフィニッシュの形まで至らない、シュートまで行けたとしても力みからか枠をとらえられないなど、もどかしい展開が続いていたなかでの失点であっただけに、やりきれない思いは大きかったです。
追いかける展開となった後半戦。開始時に西室に代わって椎名を投入したりと、テコ入れを図りつつ臨むことに。
サイドをえぐった國吉のクロスに合わせた苔口のヘッドがバーの上、ゴール正面の良い位置にこぼれたボールを蹴りこんだ椎名のシュートは大きく外れ・・・チャンスも確かにあったなか、それを決めきれない。決定力不足の打開を掲げて臨んだ試合でしたが、この試合においても、どうにもこうにも。
65分に陽次に代わって衛藤、77分に山形に代わって北井と、なんとか事態を動かそうと手を打つことに。
そんななか。
79分、自陣でボールを得た窪田が、強い意志を感じさせる前線へのパス。それに反応した苔口につながり、ゴールから飛び出してきていた相手GKのポジションを踏まえつつ冷静にループシュート。見事に決まり、ついに同点に追いつくことに!
狙っていたかたちが、結果につながった格好。続けてきたことが報われたゴールでした。
ただ・・・そこから一気呵成に逆転、とはいかなかった。
最後まで、諦めていた選手などいなかったのだけれど、逆転ゴールにまでは至らなかった。
4分あったアディショナルタイム、最後の最後でCKのチャンスを得るも、決まらずにタイムアップ。2戦連続ドローという、最悪ではないにしろ、モヤモヤする、満足いかない結果に終わってしまったのでした。
「今シーズン、とにかく「ボックスの中でのシュートシーンを増やそう、回数を増やしていこう、アクションを増やしていこう」ということをやっている中で、そこに関しては選手たちも非常によく取り組んできて、いい方向には行っている。しかし、最後(ゴール前)の落ち着きというか、そういった部分がまだまだ力み過ぎていたり、いい意味で力が抜けていなくて、ボールをミートできていない。そういうところが多過ぎる。」
試合後、監督がそのようにコメントしましたが・・・まさに、それ。
なんというか・・・もっと、あたりまえに得点できるようにならねばならないと思います。
当然すぎて言うまでもないことですが、得点しなければ勝てない。勝つためには、得点してあたりまえ。
なのに、得点することを悪い意味で重くとらえすぎていないか?と。シュートは責任をもって決めることは、それはそうなのだけれど・・・その責任を、重くとらえすぎてはいないか?と。1度決められなかったら2度、3度と愚直なまでに、決めるまでしつこくトライし続ける意欲が必要なところ、1度でも失敗してはいけないと固くなった挙句決められない、なんてことになってはいないか?と。あるいは、強引にでも決めに行かねばならない場面でパスという逃げに走ってしまったりだとか。
得点しなければ絶対に勝てない。けれど、意識しすぎて決められないのでは本末転倒。
練習で繰り返してきたかたちを本番でフィードバックするということは重要。けれど、それが出来なければ得点する意味がない、なんてことは無いわけで。技術点や芸術点が加味されるものでなし。結果は後からついてくるものであり、それを実行段階で意識しすぎて求めるものに至らないのでは話にならない。
もう少し、あたりまえに得点してほしい。勝つためのプロセスを、もっといい意味で単純に考えてほしい。
そんなことを改めて思った、ドローゲームでした。