J参入後初となる5点を挙げ、快勝した前節・岩手戦。連勝を3に伸ばすことに成功しました。
1週のインターバルを挟み、連続でホームで迎えることとなる今節。新記録・4連勝を目指し、ガイナーレ鳥取と対戦します。
夏の中断明けから、明らかに上昇ムードのなかにあるカターレ。逆転勝ち、1人少ない劣勢を跳ね返し、さらに5得点で圧勝。
それだけに、ホーム連戦ながら1週ぶん空いたのが残念であったくらいで。
とはいえ。懸念も、ないわけではありません。
この3連勝が、たまたままぐれで成し遂げられたものであったとしたら。
1週空いてリズムが途絶えたことによって、悪い意味でのこれまで通りのーーーチャンスを作るはいいけれど決められない、一方でピンチはほとんどないのに致命的なものを招き、それによって得られたはずの勝ち点を失ってしまうようなーーーそんなカターレに逆戻りしてしまったとしたら。リセットがかけられてしまったら、と。
対戦の時点で、相模原と讃岐は同勝ち点、岩手は下位の相手でした。好調な上位クラブを撃破した、というわけではありません。
上位撃破待ったなし!な力でもって相手をねじ伏せたとは、言いきれないのでは?とか。
輝いて見えた3連勝も、メッキに過ぎなかったりしたら、とか。
もちろん、そんなことは杞憂に過ぎないーーーそれを、新記録4連勝で証明せねば。
J参入以来、これまで8度にわたって跳ね返されてしまってきた、4連勝の壁。
そんなこれまでを打ち破り、勝利という結果でもってブレイクスルーを果たさねばならないカターレ。
その意味においては、鳥取の側も、同じ思いやもしれません。
カターレのチーム発足以来、公式戦において最多の対戦クラブである鳥取ですが、その対戦の歴史の中で。
鳥取にとってのアウェイ戦、つまりは富山県総合運動公園陸上競技場での試合では、ただの1度も勝ったことがありません。
それどころか、カターレの前身であるところのYKK AP、アローズ北陸の時代からの苦手という、なんというか呪いじみたものであるのだとか。
その気持ちは、わからないでもありません。
これまで幾度も対戦しながらただの1度も勝てず、今シーズンもまた勝てなかったという、カターレにとってのアウェイ秋田戦に充たる、と思えば。痛いほど理解もできようというもの。
鳥取にとってもまた、これまで通りを打ち破る戦いである、と言えるかもしれません。
もちろん、みすみす勝利を譲ることなどありえませんが。気持ちがわかるなら、なおのこと。
この試合に賭ける思いが大きいからこそ。より大きいほうが勝つ。そして、歴史に新たな1ページを書き加えることができるのです。
それを成すのはカターレでなくては。
今シーズンの前回対戦は、第4節でのこと。ちょうど半年前のこと。
米子はYAJINスタジアムにおいて、凸凹なピッチに加えて冷たい雨の降る中という悪条件の中、ドロー決着に終わったのでした。
その意味においても。
今節、しっかりと決着をつけてやろうじゃないか、と。
もちろん、カターレの勝利でもって。
ここ最近では、相模原に、讃岐にそうしてきたように。今節もまた同勝ち点対戦で、相手を打ち負かして蹴落とす。
そして、上位追撃を、現状で4強状態となっている上位クラブを抜き去るのはカターレであると、勝利でもって証明してやらねば、と。
期待したいのは、やはり、ここまで3連勝の中でいちばんの功労者であるところの大谷でしょうか。
ケチャドバ理論、その覚醒っぷりが本物であるという証を打ち立てるゴールを、期待せずにはいられません。
ホーム戦で2試合連続ゴール中。相模原戦で初ゴール、岩手戦で2得点。
ならば、いっそのことハットトリックでも成し遂げて、「2度あることは3度ある」という言葉を現実のものとしてみては?と。
それを期待しても一向にかまわないような近況であるからこそ。文句なしの活躍を、今節もまた見せてほしいです。
そして、そんな期待はディフェンスにおいても。
前節、今シーズン初の2試合連続零封を成し遂げましたが、そこで大きな役割を果たした榎本。今節もまた、しっかりとカターレのゴールにカギをかけ、連続無失点を更新する、そんな安定した守備を披露してほしい。そう願うのです。
攻守が上手い具合に噛み合わず、チャンスを活かせない、失点を防げないというもどかしさにさいなまれてしまっていた、今シーズンのこれまで。
それが過去のものとなった、攻守が噛み合っている今は、勝ってあたりまえの雰囲気すらあるーーーこれまでを打ち破る連勝更新によって、それを、しっかりと見せつけてほしい。そう願います。
今シーズン残り11試合。ここから最終節まで、約2か月あまり、ノンストップで突き進んでいくこととなりますが。
勝ち続けることで、道を切り拓かねばならないカターレ。
不可能なんてない。
ならば、このまま勝ち続けていくのみ!
ならばこその、4連勝。
9度目となる挑戦を、今度という今度こそ乗り越え、新たな領域へ!!!
ホーム県総で、歴史を変えろ!!!
連勝は、止まらない!!!
勝たれ!!!富山!!!!!