行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

一気呵成の3得点!守っても無失点で今季ホーム初勝利 藤枝MYFC戦

2020-07-31 05:05:06 | カターレ富山
3-0で勝利!
待望のホーム戦勝利、しかも今季初の無失点で。
決して優勢に試合を進められたわけではなく、苦しい場面も少なくはなかったなかにあって。
それでも集中を切らすことなくプレーし、気持ちの強さでつかみ取った、価値ある勝利。
久方ぶりに、ホーム・県総に勝利の歓喜を届けることが出来たのでした。

前節からスタメンを7人変更して臨んだ今節。
いわゆる“Bチーム”。やはり3連戦の2戦目・水曜日開催であった、秋田戦に近いメンバーが出場。
ルーカスと戸根がCB、サイドにイッキと柳下。去年とはいろいろな条件が違っているために単純な比較はできないにしろ・・・やはり、昨シーズン全試合出場した花井がメンバー外であったりと、違和感めいたものも感じつつ。
そんななかで目を惹いたのが、宮城。これまでは途中出場であったところ、初のスタメンとなりました。先の岩手戦で初ゴールも決めており、期待の高さがうかがえます。
19時開始のナイトゲーム。曇天の下、雨こそ降らなかったものの、湿度の高さに気をつけねばならない中での試合となりました。

序盤は藤枝にペースを握られて、攻め込まれる展開が続きました。
12分にはエースである大石に押し込まれたところをポストに救われるという危ない場面も。
カターレの4-4-2に対して藤枝の3-5-2というフォーメーションのミスマッチ。その対応に苦慮したということのようで。これがもしAチームだったら苦戦しなかったかといえば、そうでもなかったのではないかと。むしろ、カターレ側としては、Bチームでも遜色ない。けれど、やはりスタイルの違いそのもののギャップにてこずってしまった、という印象です。
なかなかチャンスを作れない一方で、ちょっとでも気の抜けたプレーをしてしまうとやられてしまうのではないかという緊張感。
ジリジリとした時間が続きスコアが動かないままにハーフタイムを迎えることに。
もし試合展開に判定評価要素があるとしたら、前半に関しては負けゲームであったかと。
続く、無得点状態。
ホーム戦に関しては、開幕戦の前半に椎名が挙げたゴールを最後に無得点が継続。
このままの状態が続けば、いずれ失点、敗戦を喫してしまうのでは?と危惧されました。前2試合のホームゲームがそうであったように。
もちろん、そうあってはならない。後半の奮起が求められました。

すると。
両チームともに後半勝負にかける意気込みが伝わる出だしでしたが、それを結果に繋げたのはカターレでした。
53分、柳下からのクロスをゴール前に詰めていた椎名が頭で合わせ、ゴール!待ちに待った、有観客試合初ゴールが生まれました。
決して上背は大きくなく、ヘディングシュートのイメージは無い椎名ですが、欲しかった先制ゴールを見事に決めてみせたのでした。
すると、そのわずか4分後。
CKのチャンスから、柳下がヘッド!きれいに決まり、追加点!
さらに4分後、またしてもCKから。ペナルティーエリア外にこぼれたところをイッキが果敢にシュート!ダメ押しともいえる3得点目がきまったのでした。
前節の秋田戦で無得点で敗れた藤枝。前半も押し込みながら決めきることが出来ない展開に、もどかしさを感じていたことでしょう。
そうしたなか、奮起を誓ったはずの後半早々に失点。気落ちしたところを立て続けに決められるという展開。
同じようなことは、幾度も経験してきているカターレだけに。他人事ではないと、しみじみと思いました。
それだけに。
ならば一矢報いてやろう、という気持ちもわかるだけに。
それをさせないこと。試合の趨勢はだいぶ勝利に傾いてはいたものの、それでも。
今シーズンまだ無失点試合がなかっただけに。これを無失点で終わるのか、失点してしまうのかでは天と地の差。集中したプレーが求められました。
そんななか、存在感を放っていたのが、宮城。
得点を演出した正確なCKもさることながら。持ち味であるところの果敢なドリブル、相手に簡単につかまりはしないテクニックなど、魅せるプレーぶりをホームのファン・サポーターに披露。J1の強豪・川崎でトップ昇格を果たした実力に、あらためてうならされました。
宮城だけでなく、馬渡、松本といった若手も途中出場でプレー。しっかりと自分の役割を全うしました。
そして、試合終了。
3-0というスコアほどに圧勝ではなかったにせよ。それでも、試合を決めきる、無失点で抑えるという課題をしっかりとクリア。
なにより、待ちわびたホームのファン・サポーターに勝利を届けることができたのでした。

これがもし、3連戦の中日でなかったなら。万全のコンディションで、藤枝が誇る大石、森島のコンビが十全に活躍していたなら、同じ展開にはならなかったかもしれません。
それでも、そのあたりは勝負のあやというか。
そういった選手起用を含めての、過密日程リーグ戦。
その意味で、別チームかという大胆な選手変更、しかし戦力を落とさないという方策をとったカターレ。それが奏功したかたちでの勝利。
リターンマッチとなる第20節のアウェイ戦もまた、同じ3連戦の中日にたいせんすることになりますが。
そのときにもまた、勝利できるように。むしろ、完成度を高めた状態で勝てるように。
さらに、精進を続けていかねばなりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第7節 藤枝MYFC戦

2020-07-28 23:39:48 | カターレ富山
前節・福島戦より中3日、3連戦の2戦目として、ホームで藤枝MYFCを迎え撃つ今節。
敗戦同然の苦いドローを喫した前節からの再起をかけて。
なにより・・・ここまで1分け2敗と未勝利、とみに有観客試合においては、1得点も奪えぬままに連敗という。
そんな現状を打破するためにも、どうしてもゴールが、勝利・勝ち点3が必要な試合。
前回の3連戦に倣うならば、今節もまたメンバーの大幅入れ替えも予想されるところですが。
誰が出場することになろうと、やるべきことには、何ら変わりなく。
勝利に向け、全力で邁進せねばなりません。

昨シーズン、4位であったカターレと、それを上回る3位であった藤枝との対戦となる今節。
昨季の躍進を糧に、今季はさらに上を!という上位対戦としたかったところでしたが・・・。
第6節まで消化した現時点で、カターレが2勝2分け2敗で9位、藤枝が2勝1分け3敗で11位と、どちらも出遅れてしまっています。6戦全勝、かつ全試合無失点という完全無欠の好成績で首位につける秋田に、大きく水をあけられてしまっている格好。
ここまで2試合連続ハットトリックという離れ業を含めて7ゴールと大活躍の大石 治寿をはじめ、昨季の躍進の立役者・デカモリシこと森島 康仁の存在感など、やはり攻撃陣の脅威は要警戒の藤枝。
一方、ここまでの総失点が、9失点と振るわないカターレをさらに上回る11失点。そのあたりが足を引っ張るかたちで、結果に結びつけることができず、スタートダッシュに失敗してしまっているかたちです。
第4節・岩手戦では先制を許すも、ハットトリックによる一挙3得点で逆転勝ち。続く福島戦ではせっかく先制したにも関わらず、同点ゴールを許してしまい、ドロー。前節・秋田戦では攻撃陣が沈黙、無得点で敗れてしまっている藤枝。
秋田に無得点で敗れ、岩手に4得点逆転勝ち、福島に追いつかれてドローというカターレにとっては、なにか他人事とは思えないどころか、合わせ鏡のようですらあります。
それだけに、現状を良しとしない思いも同じ。今節の勝利でもって上位追撃の起爆剤にせねば!という思いもまた、同じであろうかと。
だからこそ。
必勝の気概は同じであっても、実際に勝利・勝ち点3を得ることができるのは、どちらか一方のみ。
ならば、今節のホーム戦、カターレにとっては是が非でも勝利を挙げねばならないことは、言うまでもありません。

今節もまた大幅なメンバー変更が予想されるだけに、どの選手が出場するかは予想が難しいですが。
おそらくは連続出場ではないか?という、GKの岡に期待したいところです。
これまでの全試合で失点、それが直接的に足踏みの原因となってしまっているなかにあっては。もちろん岡ひとりの責任ではないとはいえ、それでも、ゴールを預かる最後の砦という身としては、忸怩たる思いもあることかと。
しかし、だからこそ求められる、無失点。
強力な攻撃陣を擁する藤枝が本領を発揮した日には、守備面での苦戦は避けられないでしょうが。
けれど、藤枝だって、なかなか頑張りが結果に結びつかない歯がゆさはおなじなのであって。
ここで譲るわけにはいきません。
前節、今シーズン初の無得点で敗れているだけに、今節こそ!と意気込んでくる藤枝。それを返り討ちにするシャットアウトでもって、2試合連続無得点にしてやろうじゃないかと。
これまで積み重ねてきた豊富な経験をフィードバックし、ゴールを守り切ってほしいです。
攻撃陣では、FW大野の活躍に期待。
同じ新加入のFWである武が、いよいよ本領発揮してきているなかにあって。頼もしいチームメイトという思いとともに、だからこそ負けてはいられない!という思いもまた、強いのではないかと。
今節対戦することとなる藤枝のFW・大石にしろ森島にしろ、掛け値なしに手強い選手。そんな相手に、「カターレには武だけじゃなく、俺がいるぞ!」という気迫でもって、力を見せつけてほしいです。YS横浜戦で見せた力強いヘディングシュートのように、実力は証明済み。
それを、今度はホームのファン・サポーターに直接披露する活躍でもって、チームを勝利に導いてほしいです。

本来であれば、ホーム開幕戦として対戦するはずであった藤枝。県総の改修が終わらない状況の中、開幕3戦目に福井開催での試合となるはずでした。
実質的に3戦連続アウェイでのシーズンスタート。藤枝のサポーターの皆さんには、いつもよりも遠くにご足労願うことになってすみませんね、ということになったはずでした。
いつもよりも遠くにご足労どころか、アウェイサポーターを受け入れないなかでの試合となってしまった、新型コロナウイルス感染拡大の影響。どうにも、恨めしいです。
それでも。
これまでとは違う応援様式とはいえ、ホームスタジアムで応援することそのものは出来る状態なのだから。
ならば、出来ることをやり切って応援するだけです。
だからこそ、応えてほしい。
これまで2試合の有観客試合では、勝利どころか、得点すら挙げられていません。大歓声を上げる、ハイタッチをする、といった要素を、自粛することすらできていません。
相手の勝利で、誰もいないスタンドに挨拶に行く手順を省かせてしまっていますが。
今節こそ、勝利することで。
これまでのように歓声を上げて、コールでもって祝福することはできませんが。
それでも、ホームで勝って、喜びを分かち合わせてくれよ!と。

ホームで、勝つ!!!そして、自粛基準スレスレの興奮でもって、スタジアムを沸かせろ!!
地元のファン・サポーターに勝利の歓喜を!!!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恩返しゴールも連勝につながらず。勝ち点2を失うドロー 福島ユナイテッドFC戦

2020-07-27 22:32:34 | カターレ富山
2-2のドロー。
今季初の連勝を狙って臨むこととなった今節。
目論見通り、期待の武がゴールを奪うという絶好の先制点。追いつかれはしたものの、勝ち越しゴールを挙げて再びリード。連勝は目前にまで迫っていました。
しかし。
またしても、試合最終盤に詰めの甘さを露呈。
痛恨の同点ゴールを被弾。勝利を逃してしまうことに。
「負けなくて良かった」だの、「アウェイで勝ち点1なら御の字」だの言ってはいられない・・・得られたはずの勝ち点を落とした、負けに等しい引き分け。
上位追撃のチャンスを逃すかたちの、苦い結果を突きつけられてしまったのでした。

先の3連戦から1週のインターバル。メンバー編成を、ほぼ“Aチーム”に戻して臨むこととなった今節。
そのなかにあって、これまで途中出場のほうが多かった武がスタメンに名を連ねました。
昨季まで所属していた福島への恩返しを誓っていたであろう武ですが。その彼がやってくれました。
28分、敵陣深くで中央へクロス、それを押し込んでもらうことを意図していたのでしょうが。
相手ディフェンスに当たって、ループシュートのような軌道を描いたかと思うと、それがGKファンティーニ 燦の頭上をちょうど飛び越え、そのままゴールへ。
期待に応える先制ゴールを奪い、2試合連続得点。俄然、連勝への機運が高まりました。
しかし、福島もさるもの。
35分、池田 昌生のゴールによって、すぐさま同点に。
なんというか・・・このあたりだな、と。
相手クラブにとって、富山が先制ゴールを挙げることが脅威につながっていない、というか。
頑張ればどうにかなるという、ただそれだけというか。
それもそのはず、これで開幕から全試合で失点という不名誉な記録を更新。
勝つことが最大の目標であることは言わずもがなですが。それとともに、無失点に抑えて勝つ、ということもまた、達成せねばならない課題であったことは、明らか。
にもかかわらず、またしてもそれを実践できなかった、と。
それでも。
失点しても負けるとは限らない。追いつかれたならば、引き離せば良いだけのこと。
それを体現したのは、またしても武でした。
ペナルティーエリア内でハンドの判定、前節に続き、PKのチャンスを得ることに。
2試合連続となったPKで、前節同様にキッカーは武。福島ではPKの練習相手でもあったファンティー二と、公式戦の対戦相手として対峙することになりました。
そんな経緯があってのことか。コースを読まれていたなかで、ボールはポストに弾かれ。
失敗か!と思われた直後。
しっかりと反応していた武が押し込み、ゴール!
恩返しから、さらに恩返し!この日2得点目を挙げて、勝利を近づけたのでした。

ハーフタイムを挟み、リードの状態で後半戦へ。
前節の岩手戦同様、後半に攻勢をかけてさらに突き放す展開が求められたものの・・・なかなか決定的な展開には至らず。
福島の側も、同点・逆転を目指し、アグレッシブなプレーぶり。なかなかにペースを握ること能わず。
我慢比べの様相を呈した試合展開が続く中で。
それでも、凌がねばならなかったカターレ。
リスクマネジメントを、いかに勝利につなげるか。耐え凌ぐだけでなく、突き放すだけの強かさも必要であったのは言うまでもなく。
ただ・・・やはり、次の1点を奪うには至らないままに、試合も最終盤。
88分でした。
福島のエース、イスマイラに痛恨の同点ゴールを決められてしまい。
そのまま試合終了。
勝ち試合を落とすかたちで、連勝を逃してしまったのでした。

「またかよ」というのが、正直なところ。
ここまで6試合、勝てなかった4試合のすべてが、同じ展開のもの。
つまりは、失点してはならない状況とわかっていながら、こらえきれず。
悪い意味での決定力。
これまでの反省が、また活かせないままに勝ちを逃してしまうという悪癖。
今節もまた連勝を継続、さらに無失点を続けている首位・秋田に、さらに引き離されてしまうという。
もちろん、相手あってのこと。うまくいくときもあればうまくいかないときもある。
わかっていはいます。わかってはいるのだけれど・・・。
どうにも、歯がゆいです。
他チームに対し、どうしようもなくこちらが劣っている、実力差が大きすぎて勝てる気がしない、などという状況であるのならば、いざ知らず。
贔屓目抜きに見ても、同等かそれ以上、というなかで試合を展開しているカターレであるにも関わらず。
全試合失点、こらえきれず。
勝利を、自ら手放してしまっているかのような、もどかしさ。
その結果、優勝が遠のいてしまっている現状。
やりきれないです。

負けに等しい結果。けれど、それを悔いている時間も余裕もなく、中3日で、すぐに次の試合は、やって来ます。
次節、ホーム藤枝戦。
汚名返上は、今すぐに。
次節こそ、失点を無くし、納得の勝利をファン・サポーターに届けねば。
足踏みしている暇など、片時もありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第6節 福島ユナイテッドFC戦

2020-07-24 13:42:26 | カターレ富山
3連戦3連敗という最悪の事態を免れ、やるべきサッカーを完遂して勝利した前節。そこから約1週間のインターバルを経て、今節、アウェイで福島ユナイテッドFCと対戦します。
この福島戦を皮切りに、藤枝戦、鳥取戦と続く3連戦の初戦でもある今節。
1勝2敗と負け越しとなってしまった先の3連戦。2試合連続で無得点、こらえきれず失点して連敗となったことは、大きな反省点でした。4得点で完勝した岩手戦だったものの、開幕からの連続失点を食い止められていないという課題も。
アウェイで臨むこととなる今節ですが、これまでの反省を踏まえつつ、良かった攻撃面のブラッシュアップなど、各種改善点に取り組んでいかねばなりません。

前節は藤枝と対戦し、1-1でドローとなった福島。
藤枝のエース・大石が2試合連続でハットトリックを決めるという勢いをいかに阻止するか?と臨んだものの、前半、もうひとりの点取り屋・森島に先制ゴールを許すという苦しい展開。
自陣でのミスからの失点、少なからずショックはあったことでしょう。
しかし、そこでめげることなくしっかりとプレーを続け。DFからFWにポジションを移した雪江 悠人が同点ゴール。逆転こそならなかったものの、しっかりと勝ち点1を獲得することに成功したのでした。
2年目の松田 岳夫監督の下、パスサッカーを志向。ここまでの1試合当たりのボール保持率は、リーグトップであるとか。
カターレもまた、自分たちでボールを動かしながら攻撃スタイルを作り出していくチーム。
似たような志向のチーム同士であるだけに。いかに相手を上回るクオリティでもって、決定的な仕事をやってのけるかが問われます。
ここまで総得点5と、いささか物足りない感のある福島ですが。
攻撃が型にはまったときには脅威な一方で、いざ決定力不足の状況に陥ってしまうと、どうにも苦戦は免れないーーー同じ課題で2試合連続無得点となってしまったカターレだからこそ、他人事とは思えません。
相手を上回るシュートを放ちながら勝ち切れなかった反省を踏まえ、ホームで連続勝ちなし阻止を成し遂げんと待ち構えている福島。
それに対して敢然と挑み、試合内容でも結果でも上回るサッカーでもって、今季初連勝を成し遂げねばならないカターレ。
勝てば順位が入れ替わるだけに気合も入っている福島でしょうが、それを打ち破る勢いでもって、上位を追撃せねばなりません。

最も期待したい選手と言えば、武以外にはあり得ないでしょう。
昨季まで2シーズン、福島のエースとしてチームを引っ張ってきた武。勝手知ったるとうほう・みんなのスタジアムでの凱旋試合。燃えないわけがありません。
決意の富山移籍から、ここまでで既にチームに欠かせない戦力となっている彼ですが。
大いなる脅威となってゴールを脅かし、福島のファン・サポーターに「やっぱり武は武だった」と印象付けるような、そんな活躍をしてほしいです。
「武の加入は、間違いなく富山にとってプラスとなった」と、そのプレーでもって知らしめてほしい。そう願います。

本来であれば、3月に開幕2戦目として行われるはずであった、アウェイ福島戦。
個人的な話ですが、現地に応援に繰り出すはずでした。
開幕戦は鳥取に向けて西へ、2戦目は福島へ向けて東へ。2週連続で高速を長距離移動することになるけれど、それでも頑張って行くぞ!と気合を入れつつ、宿の手配もして準備万端---だったのですが。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、そのプランがオシャカに。
これまで日本各地に遠征に行っているものの、福島県での試合には行ったことがなかっただけに、そのチャンスが潰れてしまい、残念無念。
今節も、DAZN中継を観ながらの応援ということになりました。
とはいうものの。
福島には、行けないなら行けないで良い、とも思っています。
それはつまり、今シーズン優勝・J2昇格を果たし、来シーズン以降のJ3での対戦を無くす、という意味で。
だったら。
今節、しっかりと勝利して、ポジティブな“最終戦”としてやろうじゃないかと。

スタメン総入れ替えで臨んだ先の3連戦、今節がどんな編成となるのかはわかりませんが。
それでも、やることはただひとつ。
勝ち点3を持ち帰ることにほかなりません。
上位追撃に向けて、まずは2連勝から!
アウェイ戦連勝を!なんなら、アウェイ3試合連続4得点!

勝たれ!!!富山!!!!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4得点で完勝!攻撃サッカー本領発揮で連敗脱出 いわてグルージャ盛岡戦

2020-07-20 22:32:39 | カターレ富山
4-1で勝利!
中3日で続いた3連戦の3戦目。無得点連敗をなにがなんでも阻止せねばならなかった試合。
開始わずか5分でいきなり先制を許してしまったときには、どうなることかと思いましたが。
出端をくじかれるかたちにはなったものの、その後は持ち直してしっかりとプレー。
攻勢に出たカターレ、花井の3試合ぶりのゴールで前半のうちに追いつくことに成功。
後半、PKを決めて勝ち越しに成功すると、花井のこの日2点目で突き放し。最後には宮城のJ初ゴールでダメ押し。
2試合連続無得点であったことの鬱憤を晴らすかのような4得点で完勝。チームとして目指すところの攻撃的サッカーをしっかりと遂行し、連敗を脱出することに成功したのでした。

スタメン11人全員を入れ替えた前節のことを思えば、今節も大幅変更だろうと思っていましたが。GKの岡はさておくとして、フィールドプレーヤーでは椎名を除く9人を変更したメンバーで臨むこととなりました。
ベンチ入りメンバーとしては、岩手県大船渡市出身であるGK田中 勘太が初のメンバー入り。
岩手戦4試合連続ゴール中であった“岩手キラー”の陽次は、前節スタメンであった影響もあってかメンバー外。残念ながら5試合連続とはなりませんでした。

試合開始からわずか5分。
開幕戦以来のスタメン出場だというDF下畠 翔吾にCKからヘッドで決められてしまい、いきなり失点。リードを許してしまうことに。
前節までの4試合でわずか2得点、うち1点はPKという岩手。セットプレーからの得点は今シーズン初。幸先の良いスタートに、初勝利への機運も高まったことでしょう。
カターレの側からすれば、これで開幕から全試合で失点。
2試合連続無得点という状況の打破が至上命題であったことは確か。しかし、一方では無失点に抑えて勝つ、という課題も抱えていたはずですが・・・それが、いきなり頓挫してしまったかたち。
それでも。やはり、重要なのは得点すること。
失点しても負けるとは限らないけれど、得点しないことには絶対に勝てないのだから。
それからほどなくして、前半の10分くらいで、岩手にアクシデント。
MF石井 圭太が負傷、予期せぬかたちで交代することに。
前節に松原が負傷交代となったカターレと、まったく同じような時間帯での交代。なんというか…アクシデントは、どのクラブにも起こりえることなのだ、と再確認させられました。
その交代で入ったのが、脇本 晃成。そう、昨季まで4シーズンにわたってカターレでプレーしてきた、あの脇本。見慣れた背番号2ではなく8をつける彼との公式戦での再会は、いささか意外なかたちとなりました。

1点を追うかたちとなったカターレですが、慌ててプレーが雑になるようなことはありませんでした。
両SBのイッキとユウスケがそれぞれ意欲的にサイドを駆け、中央では攻撃的守備が信条の稲葉がその持ち味を発揮。競り合いも簡単には譲らず、主導権を渡しませんでした。
前線ではスピードを活かした大谷や、得意のドリブルで駆け上がる戸高らが牽引。チャンスをうかがい続けることに。
迎えた42分。
相手陣内でのスローインからパスを繋ぐと、切り込んでいった戸高がマイナスのクロス。
すると、応援自粛で普段は聞き取れないところの選手の声がピッチに響きーーー「スルー!」
意図を察した稲葉、その指示通りにスルー。
しかして、そこにいたのは花井!
ペナルティーエリア外から、抑えのきいたグラウンダーのシュート!それが見事に決まり、前半のうちに追いつくことに成功しました。
陽次だけでなく、花井もまた岩手キラー。前回対戦ではCKを直接ぶち込むという驚愕のシュートを決めている彼が、またやってくれました。
試合を振り出しに戻し、2試合連続無得点という嫌な流れをストップ。
追い付いたからには勝たないと!逆転を信じつつ、ハーフタイムを迎えました。

まだ同点、せっかくの勝利の可能性を逃してなるものか!と、岩手はハーフタイムで一気に3人交代。早々に勝負に出ることに。
対してカターレも、52分に椎名に代えて碓井、戸高に代えて武を投入。逆転を狙うことに。
岩手キラーは、花井だけじゃない。
前回対戦で2ゴールを挙げてカターレ史上最多タイの1試合5得点に貢献した大谷。その大谷が持ち前のスピードを活かして抜け出すと、それを阻もうとしたGKと交錯。ペナルティーエリア内でのファウルで、PKを得ることとなりました。
今シーズンのカターレにとって、初のPK。キッカーは武が務めることに。
岩手キラーは、花井や大谷だけじゃない。
これは盲点でしたが・・・福島時代の2シーズン、岩手戦で計4ゴールも挙げているという武。
その彼が、冷静に決めて自身岩手戦5得点目を挙げ。勝ち越しに成功、逆転勝利の要件を満たしました。
もちろん、岩手の側も黙っていたわけではなく。
嫁坂、大垣といった後半から入った選手たちが躍動、カターレのゴールを脅かすことに。
しかし、ディフェンス陣が頑張ってシュートコースを限定、GK岡も的確に跳ね返し、2点目以降を許しませんでした。
すると、71分。
岩手キラーは、大谷や武だけでなく・・・やはり、花井でした。
前半に決めたシュート位置と、まるでセンターラインで線対称になったような場所から。右からのユウスケのクロスに合わせ、相手GKのポジション取りを確認しながらのループ気味のシュート。力みのない美しい弾道で見事に決まり、勝利を引き寄せる3点目を挙げたのでした。

俄然、勝利への機運が高まったカターレ。
大谷に代えて宮城、花井に代えて松本が出場。来シーズンの加入が決まっている特別指定選手の松本にとって、J初出場となりました。
そして、5人目の交代として稲葉に代えて馬渡が今季初出場。
今シーズンはレギュラーと控えの差が小さく、だれもが出場のチャンスがある、という話ではありましたが・・・。
これで、今シーズン5試合目にして、長期離脱中の高橋を除くフィールドプレーヤー全員が出場したことになりました。
誰にもチャンスがあるだけに、より競争を促して高みを目指す。そのためには、各選手とも出場するからにはしっかりとアピールしていかねばならないのは自明。
すると・・・まさに、それに応えようとして、ということか。
大谷のスピードに手を焼いていた岩手。けれど、下がったからって安心、というわけじゃないんだよと。
スピード自慢のアタッカーは、大谷だけじゃないんだよ、と。
88分、前線の宮城につながると、相手ディフェンスをかわしつつシュート!
一旦はブロックされたものの、それが自身の前に跳ね返ったと見るや、冷静に蹴り込み、見事にゴール!となる4点目を奪い取ったのでした。
それにしても・・・。前節、J初出場を果たしたばかり。そして迎えた今節、すぐさま初得点。
“持っている”選手だということでしょうか。これは、ただの先触れに過ぎないのではないかーーーそんな予感さえ感じさせる、見事なゴールでした。

そして、タイムアップ。
見事に勝利し、連敗ストップに成功。次節以降に弾みのつく勝ち点3を得ることに成功しました。
無得点2連敗というネガティブな状況を引きずってしまう可能性もあったなかで、そうはさせじと意地を見せた。
得られなかった勝ち点を取り戻すことは出来ないけれども。
それでも。
やればできる。それを勝利という結果でもって証明してみせた、今節。
次節までは中5日空くこととなりますが。
もちろん、狙うは連勝。そのために、チーム一丸となって精進していかねばなりません。
次節はどんな編成で臨むこととなるのか、現時点ではわかりませんが。
それでも、やるべきことは、なにひとつかわらない。
勝利に向けて邁進あるのみです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする