行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第27節 藤枝MYFC戦

2017-10-15 06:41:33 | カターレ富山
正直言って、試合内容で言えば負けていた前節・福島戦。しかし、それでも勝った。粘り強く戦い、無失点に抑えてみせた。
その勝利が偶然、たまたま、単なるラッキーで終わらせてはならないのは明白。もし今節あっさりと負けてしまうようなことがあれば、全くの無価値ということに堕してしまうかと。
もちろん、そうあってはならない。
相手は最近怒涛のゴールラッシュを見せている藤枝。難しい相手に違いありません。
しかし、それでも。
今節からホームゲームが多く組まれる日程ですが、出だしにまず勝利を。7月1日の北九州戦以来遠ざかってしまっているホームゲーム勝利を!

順位は8位ながらも、ここ3試合で14得点という圧倒的な攻撃力を見せている藤枝。
鳥取戦、ガンバ大阪U23戦と連続で6得点という大暴れぶり。下位に低迷する相手だから大量得点できたとは、一概に言えないでしょう。それをよく知るのが、ほかならぬカターレではないのかと。今季、最大で3点、2点獲れば多いほうという内容なのだから。下位だから獲れる、とは限らないことは、中断明けの低迷で嫌というほど味わいました。
それに、そこで得た自信がゆえか。前節は上位につける沼津を相手に、0-2という逆境を跳ね除けてドローに持ち込んでいます。悪天候の影響もあったにせよ、カターレがついに1点も奪えなかった沼津を相手に。
それもひとえに、得点力の向上がプレーに自信を与えている好影響のたまものではないでしょうか。
前々節の逆転負けを喫した栃木戦、そして勝ったとはいえ大苦戦を強いられた前節・福島戦。それらを見ても、カターレとの差が何だったのかと言えば、ゴールへの執着心というか、勢いというものではなかったでしょうか。
ある意味、今のJ3において最もその勢いがあると言えるのが藤枝でしょう。ゴールが自信を生み、自信が積極的なプレーに繋がり、それが勝利を呼び込む。
はっきり言って、中断明け以来の不振でカターレに最も足りなかったもの。
セットプレーからでも得点できたのは好材料ではありましたが、それでも。いつ以来、ガッツリと相手を崩して「やられた!」と思わせるゴールを挙げていないのか。
藤枝の勢いを止めつつ、逆に、カターレがその勢いを振るって勝利を挙げねばならない。
簡単なことではありませんが、それでもやらねばなりません。
J2復帰を諦めないのなら、やるしかないのだから。

期待したいのは、苔口。
前回対戦では一瞬の隙を突かれてのショッキングな先制点を献上してしまった藤枝戦ですが、苔口の冷静なループシュートで追いつき、ドローに持ち込むことに成功したのでした。今度は、勝利を呼び込むゴールでもって、ヒーローになってもらいたいです。
獲るべき選手が得点する、そんなあたりまえを、難しい試合であるからこそ実現してほしいです。持ち味であるところの抜け出しから「さすが苔口」というクオリティでのゴールに期待したいです。
チームに勇気を与えるようなゴールを挙げるのは、エースたる選手のつとめ。なら、それを成し遂げなければならない試合こそ、今節でしょう。
そして、守備では永井。
このところのゴールラッシュから自信をもって挑んでくるであろう藤枝。そこをしっかりと阻止し、無失点に抑えきること。その堅実な守備が、攻撃面での余裕につながることを願いたいです。

ホームで勝つという、あたりまえのことをあたりまえにやる。ファン・サポーターへ安心を与えるような戦いを望みます。
長らく遠ざかってしまっているホーム戦勝利でもって、J2復帰への意志が萎えてなどいない、今後も邁進していくという決意表明に代えてほしいです。
難しい試合となる、それがどうした。
難しい試合だからこそ、それに勝つ。
ピンチはチャンスという、その意味を勝利でもって証明せよ!!

勝たれ!!!富山!!!!!

我慢の果てに掴んだ勝ち点3!粘り強さが勝利につながる 福島ユナイテッドFC戦

2017-10-09 23:59:38 | カターレ富山
1-0で勝利!
内容的には福島のほうに分があった試合。なにかほんの少しでも違っていたら、同じ結果にならなかったのではないかというのが正直なところです。
それでも。
それでも、勝った。だんだんと残り試合数が少なくなるなか、状況的にも厳しさを増していくなかで、勝ち切ってみせた。
今節、昇格圏の2位・沼津とそれに次ぐ3位・秋田がそれぞれ勝利ならず。その結果、暫定ながら差が4と2に縮まることに。粘り強く戦って勝ち切ったからこその追い上げ。
他クラブとて、盤石とは言い切れません。カターレがそうであったように、ふとしたことで泥沼にはまってしまうことはあり得ること。
そういったなかで、今節の勝利。勝つことの重要性が、あらためて身に染みたのではないでしょうか。
予断を許さない状況が続く一方で、まだ、諦める段階にはない。
勝ち点3をものにする価値を今一度確かめたからこそ。それを、今後につなげねば。

3年ぶりとなるShonan BMW スタジアム平塚での試合。懐かしさを感じるとともに、2009年には0-5の惨敗を喫するなど、過去1度も勝てていないスタジアムということも思い出され。
それでも、それは対湘南戦での話。今節の相手はピンクの特別ユニフォームに身を包む、福島ユナイテッドFC。
ある意味、どちらにとってもアウェイ戦。カターレは青の1stユニフォームで臨むことに。
カターレのスタメンには、左SBとして佐藤 和樹の名が。今季途中で水戸ホーリーホックから期限付き移籍で加入して以来、初スタメンとなりました。
今節のプレビューで「途中加入選手だからこその活躍を期待」と平繁を推しましたが、それはもちろん佐藤にも当てはまること。スタメン抜擢を意気に感じての活躍が望まれました。

前半は0-0のスコアレスで折り返したわけですが・・・もし判定でどちらが優位かを決めるとしたら、福島の側であったのではないかと。
前節の栃木戦での最大の敗因は、相手との実力差ではなく、得点を決める姿勢にあったように思います。勝者のメンタルの差、と言い換えてもいいかもしれません。
得点を獲りなれているチーム、すなわち、勝つための努力を勝利につなげられているチーム。
栃木にはそれがしっかり見て取れ、カターレにはどうにも足りなかった。それが故に、負けた。
今節もまた、そういった部分が。
ここ5試合を3勝2敗と勝ち越している福島。さらには前日に提携している湘南、そして湘南のフットサルのクラブがそれぞれ勝利し、3戦全勝をもくろんでいたこと。それら要因が重なり、勝利への気迫というものが十分に感じられる攻めと言えたかと。
ボランチとしてプレー、前節では得点も挙げているニウドが攻守で存在感をしめしていたりだとか。
そして、ある意味この平塚では最も警戒せねばならない選手だと思っていた樋口 寛規が、その懸念そのままに危険な存在としてカターレゴールを狙ってきたりだとか。
カターレの側もただやられていたわけではなく、GKと1対1の状況を作り出した苔口だったけれど惜しくも攻守に阻まれた、という場面など、チャンスはありました。
けれども、脅威度というものは、やはり福島側が上。必勝を期して臨むカターレでしたが、いかんせん、脅威ということで言えば見劣りしてしまっていました。
ここでなんらかの形で先制点を許してしまったなら・・・正直、逆転勝ちにまで持っていけるだけのパワーは足りないのでは?と。
それだけに、決して隙をみせない守備というものが、いつにも増して重要となる、そんな試合であったかと。

そんななかで。先制ゴールが生まれたのは、後半開始間もない49分でした。
サイドを果敢に上がった佐藤がCKのチャンスを得ると、自らキッカーに。この日はメインスタンドのみが解放されたスタジアム。アウェイ側に近いコーナーでカターレサポーターがみつめるなか。ファーに蹴りこんだボールに合わせたのは平出!
「和樹からいいボールが来たので、本当に触るだけだった。ほとんど和樹のゴールだと思う」という今季2得点目が見事に決まり、欲しかった先制点を奪うことに成功しました。
スタメン起用に応え、ここぞというタイミングで大きな仕事をやってのけた佐藤。見事でした。
なかなか流れの中からゴールにつなげることができない状態であったながらも。それでも、セットプレーでチャンスを得点に繋げてみせた。
当然ながら、得点なくして勝利なし。もちろん相手への脅威をしっかり得点に結びつける攻めが見たいのは本心ですが、それでも。決めきることこそが重要。
だったら。
せっかくの先制ゴールがフイになってしまった前節の失敗を繰り返すわけには、断じていきませんでした。
追加点を狙うのはもちろん、失点して相手に勇気を与えることは、なんとしてもさけねばなりませんでした。

ただ、やはり、福島もさるもの。
失点で怯むどころか、終盤においてはほぼ一方的に攻め込むような展開に。それに、必死に耐えたカターレ。
なんとしても守り抜かねばならない。その気迫で、体を張ったセーブによって決定的ピンチを防いだ永井であったり。
最終盤、殊勲の佐藤に代わって北井が入り、果敢にボールを追ったり。
FC東京U23戦で、終了間際の連続失点で悪夢のような逆転負けをくらった、なんて経験もあります。それ以前に、引き分けすらも負けに等しいなかにあって。
アディショナルタイムは3分。長く、本当に長く感じましたが、それでも集中力を切らさずに守り続けました。
そして。
タイムアップ。虎の子の1点を守り切り、欲しかった勝ち点3をしっかりと手にすることが出来たのでした。

勝利したとはいえ、反省点は多々あります。相手に脅威を与える攻めが出来なかったことであるとか。
それでも、勝った。
最後までしっかりと凌ぎきり、無失点に抑えた。
なにか、無失点が久しぶりのようにおもえましたが・・・実は、ほんの2節前の北九州戦で達成したばかり。そのまた2節前のセレッソ大阪U23戦でも、勝てなかったとはいえスコアレスドロー。
ただ、その間の沼津戦、栃木戦の負け方がガッカリであったぶん、余計にそう思えたということでしょうか。さらに言えば、シーズン前半戦は無失点こそがデフォルトであったことを思えば。
我慢の時間が多かった今節。しかし、屈しなかった。粘り強く戦い抜いた。
この勝利を、ただの1勝に終わらせてはいけません。
残り試合を、再び「無失点こそがデフォルト」に戻すような戦いを。
そして、最後の最後まであきらめることなく勝利を追い求める、そんな戦いを。

諦める状況には、けっしてありません。
戦いは、続いていきます。

第26節 福島ユナイテッドFC戦

2017-10-07 11:14:14 | カターレ富山
首位の栃木との直接対決で差を縮める絶好のチャンスであったにもかかわらず、痛すぎる逆転負けを喫し、逆に差を広げられてしまった前節。
それでも、引きずって連敗などはもってのほか。むしろ、前節の影響などなかったかのようにしっかりと力を出し切り、勝利をつかみ取らねばなりません。
相手よりもまず、自分たち自身に負けないこと。期待を裏切った挽回には勝利しかないことをしかと胸に。弱い自分たちを決して許さず、厳しく己を律して勝ち点3を得なければ。

湘南ベルマーレと業務提携している福島にとって、年に1度の平塚開催。今年は富山戦がそれに該当することに。
昨年も福島のホームスタジアムであるみんスタではなくあいづでの試合でしたが、カターレの伝統的に東北アウェイを苦手とするジンクスにのっとって(?)1-1のドロー。今節、東北での開催でこそないにせよ、勝利を挙げることにより、「逆に今年は東北アウェイ不敗」という実績を打ち立てねば。
今節の会場となるShonan BMW スタジアム平塚、といえば。
J2にいた2014年の7月以来の公式戦。当時圧倒的な力でもって首位を快走していた湘南と、どん底最下位にあえぐカターレとの試合でした。
戦力差が歴然であるにもかかわらず開始わずか5分で先制され、86分にダメ押し点を奪われ、0-2の“順当負け”でした。
そのダメ押し点を決めたのが、当時シーズン途中加入したばかりだったFW樋口 寛規でした。
それ以前にも岐阜に所属してカターレと対戦してきた彼ですが、翌年には相模原の一員として、昨年からは福島に所属し、去年のホーム開幕戦となった試合で先制ゴールをきめられてしまっています。
そうやってカターレの前に幾度も立ちはだかってきた樋口と、“あの”平塚で対戦することとなる・・・何年にもわたって応援し続けているからこその感慨は、ひとしおというところです。
何年にもわたって立ちはだかる、と言えば、前所属の栃木時代から幾度も相まみえてきたMF 鴨志田 誉であるとか。
現在10位の福島ですが、そういった選手たちの印象からか、どうにも厄介な相手という印象が強いチームです。
いや、厄介なのは印象だけではないようで。
最近5試合は3勝2敗と勝ち越し。中断期間を経て途中加入の新戦力もフィットしてきたようで。
下手に“中断明け以降、どうにもこうにも調子が上向かないカターレ”を継続してしまった日には、足元をすくわれてしまうこと請け合いでしょう。
前節、チャンスをフイにしてガッカリな敗戦を喫したカターレですが、それでも4位。ひとえに、中位クラブが混戦状態にあるからにほかなりません。それがなければ、中断明けわずか1勝などという体たらくで上位に居続けられるわけもないのだから。
そんな状態に一役買っているのが、ほかならぬ福島。
前節はアウェイで長野を2-0で撃破。J2昇格を狙うクラブにも敢然と立ち向かい、勝利を挙げました。ならば今節も、と連勝に向けて気合も入っていることでしょう。
ホームゲームではありながらも、いつもと違う平塚開催。とはいえ、福島を率いる田坂監督にとって現役時代に縁の深い湘南のホームスタジアム。選手たちも、監督に花を持たせようと奮起することでしょう。
いや、それを言うなら、カターレの浮氣監督にとっても、ユースチームのコーチとして指導経験のある、これまた縁のある地。
前日は湘南対水戸のホームゲームを、翌日は同会場でJ3の福島対富山戦を、というベルマーレサポーターもいるのではないでしょうか。対戦する両チームサポーターのみならず、そういった観客をもうならせるようなゲームでもって、苦しい状況にあってもJ2復帰を諦めていない富山の姿というものを見せつけねばなりません。

期待したいのは、平繁。
前節の敗戦には、栃木勝利の立役者としてペチュニクの活躍があったことは紛れもない事実。それを、平繁がどう受け取ったか。
J3レベルにおいては反則級というペチュニクと同じプレーをしろ、と言っているわけではないですし、マネできるものでもないでしょう。
けれど。
与えられた役割、求められている期待というものは、同じはずです。
途中加入ながらも即戦力として期待され、ゴールゲッターとして得点力アップの底上げを図ること。
それに、十二分に応えているペチュニク。一方、お世辞にも結果を残せているとは言えない平繁。
繰り返しますが、与えられた役割、求められている期待というものは、同じはずです。
厳しい言い方をするなら。
活躍できないのであれば、本人的にはどうあれ、少なくともカターレ側にはメリットがないよ、と。
出場機会を求めて移籍というだけなら、別にどのクラブでも良かったのではないかと。それこそ、現状J2を目指していない福島あたりでもよかったわけで。
カターレが得点力アップを求めていること、即戦力として力を発揮してほしいということは、すべて織り込み済みで契約したはず。
そんななか、結果を残せていない。一方、ライバルクラブでは途中加入選手が活躍。
それに、何を思うのか。
せっつくのも煽るのも違うとは思いますが・・・それでも。
今活躍できずに、いつ活躍するというのか。
むしろ、途中加入だからこそ。チームに忌憚なく意見し、よりよい方向に導いていかねばならないのではないのか。そのプレーぶりでもって。
これまでが結果を出せなかったというなら、これから結果を出すだけ。
すべてが手遅れになってしまってからでは意味がない。だからこそ、今。やれることを、ガムシャラにやりきらねばなりません。

昨シーズンは、アウェイでの栃木戦の敗戦をもって「終わった」というシーズンとなってしまいましたが。
同じく栃木に屈してしまった今シーズン。しかし、まだ、終わってなどいません。
それもこれも、今後のカターレ次第。

勝たなきゃ、どうにもならない。

残り試合を全勝したとして、他クラブいかんでは昇格不可となってしまいます。
けれど、勝てずにずるずると後退ということになってしまっては、問題外。
あたりまえに、勝つこと。それが出来ねば、早々に降参、白旗でも上げるべき。
もちろん、そんなことはできないわけで。なによりも、カターレ富山のプライドが許さない。
だったら。

勝つしかない試合を、勝ち切ること。

もう、相手ではなく自分たちの弱さに負けて勝てない、なんてのは懲り懲り。
だったら。
まずは、今節。勝って、勝利の大切さということを身に染みて実感しなければ。
もちろん、福島は侮れない相手。
けれど、だからこそ。
だからこそ、勝て!!!
勝って、カターレの底力を、諦めない闘志をみせつけろ!!!

勝たれ!!!富山!!!!!

また笑顔は叶わず。スコア以上の力負けで屈する 栃木SC戦

2017-10-03 04:59:54 | カターレ富山
1-2で敗戦。
カターレ富山発足以来、9度目となったホームでの栃木戦。ただ1度の勝利のときすらファン・サポーターに笑顔を届けることが出来なかったこのカードですが・・・今回もまた、敗れて落胆させることとなってしまいました。しかも、先制直後の同点、その後逆転というぬか喜びでもって。

新戦力がばっちりとフィットし、中断明け以降ギアを上げて首位奪取に成功した栃木。今、J3でいちばん強いクラブであることは、戦績が証明しています。
とくに、その新戦力のペチュニクの存在感たるや。高さ、体幹の強さだけでも脅威なのに、さらに冷静な判断力と上手さまである。明らかにJ3レベルにはオーバースペック。J2復帰という悲願成就に向けて、それを必要とした栃木の覚悟と、実際に要望に応える力を発揮する彼のプレーぶり。悔しいですが、脱帽するしかないです。
先制されても動じることなくすぐさま同点に。さらに逆転してからも一切の慢心なし。勝利に向けて全力プレーをしていた栃木。その姿勢は、敵ながら天晴というものでした。
首位に立つクラブとして、その力は伊達ではない。4連勝でもって、その力は、さらに大きくアピールされたことでしょう。「これは、優勝は栃木で決まりか」と。
そんなクラブに対抗するには、力が足りなかったということでしょうか。力で劣るからにはそれを認め、次節以降の奮起に期待しなければ、ということでしょうか。

ちょっと待て。

栃木が強いことは、わかっていたことでしょう。なにも、油断していたところをいきなりやられたわけでもなんでもなく。
だったら、それを踏まえてなお勝たねばならなかったのではないのか。
苦戦は免れないのはわかります。前回対戦もそうでしたが、耐える時間帯が多いことも。
しかし。
それでも、なんとかしなければならなかったのではないのか。
優勝したいんじゃなかったのか。
J2復帰は、とりあえずそう言っておかなければならないから、などという口先だけの戯言なのか?
本気で勝ちたいならば。
本気で優勝したいならば。
上位の難敵が相手だからと言って勝てなくても仕方ない、なんてことは、あるはずがない。
むしろ、難敵だからこそ倒さねばならないのは必定。
なのに。
ただでさえ勝ち点差をつけられてしまっている状態であるというのに。なぜ、下位のクラブが勝利に向けての貪欲さを出せないのか。
栃木の側の勝利への執念というものは、明らかにカターレのそれを上回っていました。

差、ということで言えば。
勝ちなれているチームと、そうでないチームとの差が、そのまま結果に表れたという格好でしょうか。
勝ちなれているということは、すなわち、得点を貪欲に挙げているということ。実際、栃木の攻撃にはそういった迫力が見て取れました。
対して、カターレ。
遺憾ながら、得点への期待というか、奪取への執念というものが、明らかに劣っていた。
このブログでも何度も書いていることですが。「石にかじりついてでも絶対にゴールを奪ってやるぜ!」という気概が、どうしても足りない。今節もまた、そう。
なぜ、いつまでもそんなことを繰り返しているのかと。
理屈抜きに勝たねばならない試合、というのはあります。今節がまさにそう。
なのに、なぜ、そんな試合までも執念で負けてしまっているのか。
再逆転してやるという気概を、なぜ貫けないのか。なぜ、負けているチームが走り負けてしまっているのか。
前回対戦は、絶対的に不利な状況にありながらも、それでも屈しなかったからこそ同点に出来た。
もちろん相手の「今度こそ」という意識もあったでしょうが・・・なぜ、前回できたことが今回できなくなっているのか。

相手のほうが強いことは認めるとして。
そういった理屈抜きに勝つ・・・理想?絵空事?それこそどうでもいい。勝つためには、絶対に必要なことなのに。
それが、欠けた試合。
カターレは、ほんとうにJ2復帰を成し遂げる覚悟があるのか?
スコア以上の力負けという現実を突き付けられたならば。
いまいちど、逃げることなく向き合わねばなりません。