まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

国民年金第3号被保険者

2012-12-21 | 暮らし

退職後、いろいろな手続きが済んで、いよいよ通帳からお金が減る一方の生活が始まる。今までは忙しくて洋服を買う時間もなかったのに、今からお金が入らないのに、物を買う時間が増えるという生活になる。欲望を抑えるか、脇目も振らずに家事にいそしむか。

わたしが働いているとき、かねがね思っていた。サラリーマンの妻は「国民年金第3号被保険者」という名目で、働かずに、年金をかけもせずに、将来年金がもらえるシステムを不公平だと思っていた。なぜなら、商売をしている人の奥さんは国民年金をかけているのに、サラリーマンの奥さんはなぜ?と、疑問だった、にも関わらず、今自分が主人の扶養になって、第3号という名のもとに、健康保険料も、国民年金もかけなくてよいというシステムも悪くないねと全くもって自分勝手な気持である。働きたくても働けない状況もあるなあとか考えた。

でも、本妻なのにいきなり3号とは?2号はだれ?

渋柿を干すと甘くなる。しかし、何もしないでおいでもうまみはでない。皮をむき手をかけなくてはならない。人生も手がかかるものだ。今の政治では、ほんとうに甘い老後はないかもしれないが。

 


プラセボ効果

2012-12-21 | 暮らし

プラセボ効果とは、医学的効果がないものでも、何らかの治療的効果が見られた場合をいう。例えば、ビタミン剤を痛み止めですと言って服用したら、痛みがなくなったとかいうときである。

逆に、医学的に効果的でも、自身が信用しないと、十分な効果が現われないということがあるかもしれない。それは、残念なことである。せっかく高い治療費を支払いながら、疑問をもったり、不安を抱えていてはならない。

プラセボ効果とは違うが、前にストレッチ体操の講演会に出席したときに、心理的な効果を得る実験をしたことがあった。ただ立っているとき、他の人に押してもらうと、身体はぐらつき倒れてしまうが、足の裏3点を意識すると、倒れるどころか、脇を持って持ち上げようとしても動かない。これは、弓を引くときの胴造に役立つのではないかと、一時期考えてやってみた。丹田を意識するということも、そこに丹田というものが存在するわけではないが、意識をもっていく。今、わたしの丹田はどこへ行ったのだ状態。ゴム弓を引くときも、足がずれている。「5歳ほど齢を取った気がする。」というと、横で「10才だろう。」と言いたそうにしている身近な他人がいる。

脳の働きがおもしろい。脳内の麻薬様物質が関与しているという。自分で思い込みをするとプラセボ効果が働くのだ。では、自分を吉永小百合だと思うことはよいことなのか?