前から予定していた富士写ケ岳を登った。今回は、雪も残っているし、不案内なので山に詳しい友達と行った。
我谷登山口の朱色の吊り橋で、すでにテンションがあがるのである。
我谷ダムを右に見て渡る。ここは五彩湖というのだそうだ。山中温泉九谷で、九谷焼の五彩から名前をつけたと思われる。
橋を渡って右へ行き、すぐに山寄りに細い道を登っていく。いきなり急坂で黙々と登り鉄塔で一息つく。
急坂と穏やかな登りと、ロープのある急な所を登る。高度があがると雪が残っているところにさしかかる。
林を抜けるが、登山道はどこなのか分からない。雪で埋もれた木の枝が、雪が解けて跳ね上がる時がある。また、雪がざらざらで、ぼこっとゴボるときがある。
枯淵からの登山道と合流するとすぐ頂上だ。
鞍掛山は477.7mだが、さすがに941.9mの富士写ケ岳はきつくなってくる。
頑張って頂上に立つと「深田久弥」の方位盤が待っている。
白山が見えるが雲の色と同化している。それにしても、天気が良くて良かった。
12時40分に昼ご飯を食べる。ゆっくり下山し帰ってから、孫を迎えに行き、母と父を見舞いに行った。
病院の階段がなぜか辛かった。山では上がる足が、ここでは上がらないのである。
「自然の中ではニュートラルになる。」と、先日オイコノミアで言っていたけど、本当にそうだなあと思えた。