まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

父の一時帰宅

2017-04-15 | 暮らし

病院にいる父は最近「飽いたんなあ。」と、漏らすようになった。暖かくなったら一度家へ帰ろうというと、「帰りたい。」というので、ケアマネさんに相談した。要介護1では、介護用品を借りるには介護保険がきかないので、すべて実費となることを聞かされたが、それでもかまわないので17日に一時帰宅することを、病院の先生とも相談した。

ケアマネージャーさんから、ポータブルトイレを譲り受けた新品があるので取りに来るよう言われ、ありがたくもらい受け、その後、何回もやり取りして、ベットの手すりや、車椅子も格安で借りれるように計らってくれた。

さて、一昨日、母にそのことを告げに仕事の帰りに行くと「今日、病院へ寄ったら、身体がつらいし帰りたくないって言うとったわ・・・。」で、あった。

がっくり。急いでケアマネさんに電話して、17日の一時帰宅を取り消した。

父がだんだん弱っていくのを見るのがつらいが、せめて少しでも喜んでくれるかと思ったが、仕方がない。

歳をとって、歩けなくなって、出来ることが出来なくなってしまうというのは辛いのだと思う。それでも、顔を出すと笑ってくれて、美味しいものを持っていくと喜んでくれる。ぐずぐず言うのもストレス解消なのだと思う。聴くことが何よりなのだろうなと思う。

家へ帰ることが夢になるということなら、何としても叶えたいのだけれど、両親は嫁に出た娘に気を遣っているようなところもある。