浅田真央さんの引退について中日春秋に書かれた一文に心打たれた。真央さんのスケートの神髄は「間」にあったのではないか。というもの。
弓道に於ける「間」も同様、美しさと澄ましがここにある。稽古中よく指摘されるこの間の取り方。吐く息を大切にしないと、全体が合わないのである。「息、吐いてる?」「合わないよー。」と、先輩から指摘され、そそっかしい私は「日ごろお忙しいんでしょうね。」と、言われる始末。射即人生というけれど、本当に射の中にその人の心構えから、日ごろの生活などが出てしまう気がする。
射礼などで相互の間が大切であるというように、この「間」が品と格を作る。
それが出来ない場合。間が持たない。間が抜ける。間が悪い。間に合わない。と、なるのだろう。