普段の暮らしの中で空を見上げることはあまりない。山へ行くようになって、白山を見るようになったので、空を見る機会は増えた。しかし、今回は恨めしく空を仰ぐ。
少し青空が見えるが、反対側は怪しい空だ。
ついでに、軒には落ちそうで落ちない雪がある。
ついに屋根にも1m。
普段は賑やかな道路も静かだ。不要なお出かけをしないからだ。家の周りの雪かきをする。近所の人と話しながら除雪する。いつもは会わない人たちと、一堂に会する雪空の下。
静かなせいか、救急車のサイレンがひんぱんに聞こえる。
2月9日に名古屋へ行き、10日に弓道の審査を受ける予定だったが、この雪では家を離れるのは心配だし、実家の母も心配なので止めることにした。交通機関も怪しいし。ホテルに電話したらキャンセル料は取りませんとのこと。ありがたい。
一緒な電車で行こうと言っていた弓仲間に連絡すると、彼女も「止めるわ。」とのこと。この雪の中、長い弓を持って電車で移動もどうかと思うし、帰りに電車が止まっても困る。金曜は緩むだろうとは思うが、他に大事なことが控えている。弓は逃げない。