まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

生きること

2018-02-12 | 暮らし

雪で身動きが出来なくなって、父の見舞いに行けない状態だった。

父は志願兵となって戦争へ行って、終戦後商売をして、腎臓病になって田舎へ帰って、余生はのんびりと母と過ごしたが、今はベットに寝たままで。それでも、一生懸命生きてきたのだからいい方と言えばいい方なのだろう。充分長生きもした。人の手を借りなくては生きられないというのは、大変だけれど、元気な者でも人の手や支えがいるというもの。

何のためなどという、意味や形式を与えなくてはならない生き方などない。

いずれは死んでいくために、精一杯生きるというのも考えようによっては辛いかもしれないが、忙しく日々を暮らすことが出来ることは、最大の幸せである。

雪は今晩も積もるらしい。毎日雪かきをしながら、人生も同じように繰り返し繰り返し暮らしながら、なにかを残せる訳でもなく、徒労のように終わるのかもしれない。しかし、その一つ一つの動作の中に幸せがあるのかもしれない。仕事のできる喜び。人と語る喜び。大丈夫?と、声をかけあう喜び。

今日も無事で感謝、感謝。