まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

長靴登山再び

2018-02-26 | 山歩き

ようやく山へ登れる天気となった。いざ行かん。と、思いつつ7時まで寝ていた。いかん、一日が短くなる。

朝ご飯を終えて、チョコレートと紅茶とアンパンを持って出かけた。昨年の2月に初めて登ってから1年経った。雪で道は開いていないので登山口まで30分歩かなくてはならないとの情報。雪が深いので長靴の方が良いという。難しければ戻ろう。車を道に寄せて山を仰ぐ。遠いなあ。

このところ雪かきで、日に1万5千歩から多い日は2万歩歩いていたが、山を登るのは久しぶり。山を歩くといろんな意味でリセットできる。ここから歩く。

どこまで続く・・でも、除雪が少しずつ進んでいる。

西ノ谷コースで行こうと思っていたのに、カンジキの後が歩きやすいのでその上を歩いていたら、行者岩コースに向かっていた。このカンジキ後で登って行こうか。谷歩きは夏なら涼しいが、なんか暗い。おまけに、何歩か歩くたびに膝上まで沈む。川の上に雪庇のように雪が覆いかぶさっている。だんだん川沿いの雪道は狭くなって、谷に落ちそうで怖い。木が折れて行く手を阻んでいたりする。

どこまでが道で、どこからが崖なのか、人の足跡は信用できるのか。時折、雪が崩れていて水が流れている。沈んだり滑ったりが怖い。

戻ることに決めて、一休み。ひとりだとこういう時、楽である。夏は持ち歩けないチョコレートと、熱い紅茶を飲む。山で飲む紅茶は家で飲むより旨い。そして、元気が出たところで戻って、再び「西ノ谷コース」から登ることにした。ロスタイム1時間。登り返す気力が出た。

誰とも出会わない山は安全第一で行かなければ。尾根の方が見晴らしが良くていい。しかし、アイゼンが必要だなあとつくづく思った。朝の雪は固くて良いが、だんだん緩んで沈むので穴だらけだ。

舟見平では、鞍掛山を愛する会の方が除雪していた。ベンチを掘り出してくれていた。靴の話をして少し休んだ。誰かソリのように登山道を滑り降りたらしく、滑って登りにくいと言われた。

1時間半かかって頂上へ。万歳。標識が首まで埋まっている。

方位盤も埋もれている。頂上を独り占めして、白山と対峙しながらの、あんパンと紅茶は格別である。

帰りには舟見平のベンチの周りはすっかり除雪されていた。

途中ロープは雪に埋もれて使えず、長靴は滑るので、急斜面では腰を落として長靴をスキーのようにして滑り降りた。転んでも尻もちをつくだけだ。これが意外と早くて安全。

50分で下りて、20分歩いて車に戻り、今日も安全登山に感謝。