気ままな趣味の散歩道

趣味にまつわる話題を、デジカメ画像などを活用し郷土の写真、菜園と園芸、郵趣、版画と年賀状などを紹介してまいります。

絵手紙三題

2016-06-22 22:01:12 | 版画と年賀状
 群馬県にお住いの知人から絵手紙を頂戴しましたのでご紹介します。

 絵手紙の大半は花や野菜を題材とするものが人目を惹きますが、今回ご紹介するのは、かわいい人形が描かれています。
 最初は新茶の香りがしてくるころにいただいた、やっこ人形がお茶の香りに「新茶はそろそろかな?」と待っている表情が浮かばれます。

       

 そのあと、新茶をいただいたのでしょう。満足な表情が浮かんできます。

       

 次は時変わって、クリスマスのころ、かわいい女の子人形が、皆さんに幸せのケーキ配りをしています。小さな子が配るとまたおいしさが格上になる気分がします。

       

 幸せの気分を満喫しました。群馬県のK.M.さんありがとうございました。


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28年年賀状 (その5=最終回)手作り作品

2016-02-11 08:30:00 | 版画と年賀状
 今年もたくさんの年賀のご挨拶をいただきありがとうございました。
 多くの賀状の中から手づくり(と思われる)賀状をご紹介させていただきました。その最終回はご自身の手作り作品を賀状の中に取り組んだみなさんの作品賀状です。

 最初は磐田市のさんから頂いた能面を取り込んだ作品です。Iさんは能面作りが得意でかつては個展も開かれています。
 今年の作品は女系の小面(こおもて)でしょうか。(女系の面には表情により多くの名称の面がありますので違っていたらすみません)

       

 続いては、愛知県豊田市のさんから頂いた木目込み人形を取り込んだ賀状です。今年の題材は「福呼鳥」と記されています。年頭からこの1年が福を呼ぶことに幸せを感ずる賀状です。Kさんもたびたび個展を開かれるセミプロ級の腕前のようですが、なかなか現地へ出かけられないのが残念です。これからもステキな作品づくりの応援をしたいと思います。

       

 本日の最後は、福岡市のさんから頂いた賀状で、製法は不明ですが、三匹のかわいい猿が納められた飾り雛のようです。金屏風に「迎春」と書かれており、縁起物ですね。

       


 以上で今年頂いた手作り作品の年賀状紹介を完結とさていただきます。
 中には「俺のも手作りだ!」と言われる作品があったかもしれませんが、ご紹介できなかった100名以上の皆さんゴメンナサイ。                
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28年年賀状 (その4)版画の②

2016-02-04 08:25:32 | 版画と年賀状
 今年頂いた年賀状の中で手作り(?)と思われる賀状をご紹介しています。その4回目は版画作品でいただいた3人の方の賀状をご紹介します。

 最初は浜松市のSさんから頂いた賀状です。題材は干支の猿ではなく想像上の動物にも見えますが、画面いっぱいにまた配色がすてきな版画でいただきました。

        

 次は静岡市のWさんから頂いた賀状です。二匹の親子ざるでしょうか。手と手で結ばれ親子のきずなを感じます。

       

 今日の最後は菊川市のMさんから頂いた賀状です。迫力あるお猿さんで頭に鉢巻した猿が力強く描かれています。作法はゴム版でしょうか。今年のこのお猿さんのように元気に進みたいですね。

       
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28年年賀状 (その3)毛筆書き

2016-01-31 08:06:35 | 版画と年賀状
 早いもので今年も今日で1ヶ月が経過しました。
 その中で今年頂いた沢山の年賀状の中から手作りと思われる賀状をご紹介させていただいています。

 その3回目は毛筆書き賀状です。皆さんがらカラー印刷やパソコンでの素敵な賀状をいただいていますが、手書きの賀状も柔らか味があって素敵です。今年は4名の方から頂きましたのでご紹介いたします。

   
 左は浜松市のMさんから頂きました。中央に申の変形文字が添えられています。右は同じく浜松市のM三からのやさしいタッチの賀状です。

   
 左は掛川市のUさんから、右は浜松市のKさんから頂きました。共に巻頭句は「迎春」です。


※ 年賀状当選番号発表!

 今年のお年玉付き年賀状(年賀切手を含む)の当選番号が発表になっています。
 いただいた年賀状の番号を確認してみません。小生は3等が5枚当選でした。引き換え期間は7月19日までです。

        

     
 
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28年年賀状(その2)「版画①」

2016-01-25 08:19:42 | 版画と年賀状
 今年頂いた年賀状の中から、手作りと思われる賀状をご紹介しています。
 その2回目は木版やゴム版等で作成された作品です。

   
 上画像の左は兵庫県のTさんから頂いた開運招福の三匹の猿の賀状です。見ザル言わザル聞かザルに注意しながら福を待ちたいと思います。右は岐阜県のWさんから頂いた真ん中に富士山が描かれた作品で毎年の版画が楽しみです。

   
 次の左側が、栃木県のKさんから頂いた三匹の猿が特産の桃を持っているようです。健康に注意の文言が添えられています。右は市内のMさんから頂いた、パソコン画の作品で、同氏は絵が得意ですからまんが調に楽しくユーモラスに猿がルンルン気分で描かれています。

 皆さん楽しい年賀状をありがとうございました。(年賀状のご紹介はこの後も続きます)
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28年年賀状(その1)「絵画」

2016-01-19 09:00:34 | 版画と年賀状
 平成28年も多くの方々から年賀状をいただきました。
 その年賀状も近年はパソコンの普及とともに店頭での素敵なカラー印刷のはがきの販売などもあり、見ていて楽しくそして美しい賀状が増えてきています。

 当ブログでは毎年、どちらかというと「手作り」と思われる賀状を紹介してまいりました。今年もたくさんの中から絵画や版画、毛筆書きなどの賀状を4~5回に分けご紹介させていただきます。

 初回の今日は、「絵画」をテーマに4人の方々からいただいた賀状をご紹介いたします。

 最初は、三島市のNさんから頂いたペン画の賀状です。毎年墨1色のペン画がすてきです。今年の題材は下田市の爪木崎が描かれています。↓



 続いては、浜松市のSさんからのご近所の散歩道の佐鳴湖上流を描いたという水彩画です。子供の頃に遊んだ近くの風景がおもいだされます。



 3番目は同じく浜松市のOさんからの紅葉を迎えた公園(散歩道)の風景のようでやはり水彩画でスケッチされています。



  今日のご紹介の最後は、いつも絵手紙で下さる、群馬県のMさんからの猿の三番叟でかわいらしく描かれています。

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鉄筆一本で複製するガリ版のすご技

2015-08-14 09:07:53 | 版画と年賀状
現代は、絵画でも写真でもコピー機やパソコンなどのスキャンで、原本複製が可能ですが、これを鉄筆1本の指先の技で複製するというスゴ技があります。(著作権保護には触れないように注意して)

おもに木版画などで世に出ている作品を今度は鉄筆で複製しようとするもの。もちろん原画は原作者名ですから創作品ではありません。その複製技術を見てください。
今日ご紹介するのは、熊本県で謄写版(ガリ版)手作りの工芸作品を手掛ける方のご紹介です。

        
          (ガリ版印刷の製版に使われる鉄筆のいろいろ)

 最初にご紹介するのは竹下夢二(と思われる=知る限りの夢二の作品が見つからないので)の版画と思われますが明るい感じの2作品で、鉄筆ならではの細かさが表現できている作品をいつもより大きな画像でご紹介をします。

      

      
        (ガリ版《謄写印刷》印刷で複製された夢二の画2点)

 続いては、広重作品の「水道橋駿河台」です。上の小画像がその作品で(拡大します)色も鮮やかですが手前のこいのぼりに迫力がありますね。
 これを鉄筆(謄写印刷)で再現したものです。皆さんにはそれをパソコンでスキャンしたものをご紹介していますが、謄写版印刷の雰囲気を感じ取っていただけるでしょうか。今日ご紹介の3作品はいづれもはがき大のものです。


 夢二に限らず主に浮世絵をガリ版で複製しており、その謄写工芸品の作品は以前にコレクションとして収集した大小かなりの作品がありますので、そのいくつかを追ってご紹介できればと思っています。
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ガリ版印刷の年賀状(続き)

2015-04-16 14:11:01 | 版画と年賀状
 「ガリ版印刷」と言ってもわからない方もおられるかもしれませんが、まだコピー機のなかったころの印刷手段でした。

 当ブログ2/18に続いてのご紹介です。その時にガリ版印刷(孔版印刷とも呼びます)について詳しく記載しましたので参考にしてください。

 そのガリ版を鉄筆1本で浮世絵を再現した年賀状を毎年いただきましたが、製作者のN氏は故人となられ今は賀状をいただくことはできません。手摺りの素敵な作品を芸術品としてストックしてありましたのでご紹介します。

 上の小画像は、1989(昭和64)年に頂いた賀状です。原画の製作者は書かれていませんので当時の歌麿や、鈴木晴信、鳥居清長など浮世絵師の描いた美人画(木版画)からの孔版による複製美人画の賀状です。髪の毛1本1本まできめ細かに描かれています。


  (昭和62年と63年の賀状)


  (平成2年と4年の賀状)


  (平成4年と5年の賀状)
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能面の作品展

2015-04-05 11:28:51 | 版画と年賀状
 昨日の投稿分「旬のタケノコ」について最後のワンクリック『投稿する』をクリックしなかったため、今まで待機状態になっていて、ご覧いただくことができませんでした。ご来訪の皆様にはご迷惑をおかけしました。(その昨日分は今しがた投稿をいたしました)

 本日分の投稿を下記にいたしますのでよろしくお願いいつぃます。

 掛川市中央図書館で市内の同好の皆さんが作成した「能・狂言」の能面の作品展が展示されていました。
 能面は古典芸能の能や狂言を演ずるときに役者が付けるお面です。
 その顔の表情にはふくよかなものから鬼のような形相まで奥深いものがあります。同好の皆さんが趣味や技術の向上に彫られた能面が数十点展示されており、メン(面)と向かい合いながら鑑賞してきました。

   
                       (展示会場風景)


                      (面の正面でにらめっこ)



        般若                 大べし                   おもか
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懐かしの年賀状〈孔版浮世絵〉

2015-02-18 08:15:05 | 版画と年賀状
 今年いただいた年賀状の整理も済み、保管しようとした時に、ふと、かつていただいた賀状を思い出しファイルを開いてみました。
 以前には、小生も孔版(ガリ版)で多色刷りの賀状を印刷したあことがありましたから、楽しい孔版印刷の賀状はファイリングしてありました。

              
                  (昭和44年受けの年賀状)
 
 孔版印刷はまだコピー機が出回っていない時代の印刷方法で、会社や学校、官庁で墨色1色の印刷が行われていました。その中で色刷りの印刷、特に、年賀状や暑中見舞いなどにカラー印刷をしたいとの要望から孔版カラー印刷が一部の人たちによって普及がされてきました。
 
 今日のご紹介はその中で特に繊細なこだわりから、ロウ(蝋)原紙に鉄筆1本で色ごとの版を刻み、何色も組み合わせて浮世絵を再現させた、浜北市におられたN氏(故人)からの浮世絵の賀状を保存してありましたのでご紹介します。
 今の時代ですとカラーコピーが普及しておますが、画像の髪の毛の1本1本の細かいたあたり、そして還元という方法で版を作った着物の柄など大変細かいところに気を配られています。まさに芸術です。原画の複製といえどもカラーコピーと違った繊細な味が表現されていますから注目して是非ご覧下さい。

 上の小画像はプリントごっこ(簡易新孔版カラー印刷機)が昭和52年に発売される前の昭和49年に頂いた浮世絵年賀状(ビードロを吹く女)です。

 以下にご紹介の賀状は、昭和56~61年の間に頂いた浮世絵年賀状です。





 Nさんは浮世絵の中でも特に美人画を題材に凝っておられました。もう少し作品がありますので、改めて2次分をご紹介いたします。
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