文部科学省は、6月15日に大学の優れた教育研究拠点を選んで予算を重点配分するグローバル・COE(卓越した拠点)プログラム」の初年度の審査結果を発表した。採択件数では大阪大が7件でトップ。2004年度まで3年間採択された「21世紀COEプログラム」で首位だった東京大は今回、申請の約3分の2が「落選」し2位に留まった。対象となったのは生命科学、化学・材料科学、情報・電気・電子、人文科学、学際・複合・新領域の文理5分野である。111大学が計281件を申請し、28大学の63件が採択された。国立大学50件、公立大学3件、私立大学10件の内訳で、1件当たりの平均年間助成額は約2億6000万円である。 計11件を申請した大阪大学は各分野でまんべんなく採択され、「採択率」は64%。大阪大学宮原秀夫総長は「阪大の研究レベルの高さが認められた。これを弾みに世界の研究拠点としてさらに飛躍したい」との談話を発表した。 一方、東大は最多の19件を申請したが、採択率は32%。「21世紀COE」ではトップの計28件が採択され、採択率も55%だった。岡村定矩副学長は「21世紀COEを発展させた提案だけでなく、新しい提案も多く申請したが、審査では実績が重視されたため厳しい結果になったのではと話している。「グローバルCOEの2007年度採択数①大阪大学7(11)②東京大学6 (19)、京都大学6(12)④東北大学5(11)東京工業大学5(6)⑥早稲田大学4(7)⑦ 北海道大学3(6)名古屋大学3(7)慶応義塾大学3(5)⑩ 九州大学2(9) 立命館大学 2(6)朝日新聞2007年6月16日社会面から引用」文部科学省は、 各大学の競争による研究業績によって予算を配分しようとしているので、今後各大学間の研究費予算獲得競争が激化すると思われます。研究業績を上げる為の研究競争も激しくなると思います。市井にいるものとしましては、世の為、人の為になり、人間の生命を救う研究が進み、人々の幸せに繋がる様な素晴らしい研究がどんどん生まれて欲しいと思います。
ノルウェーの国立労働健康研究所の研究チームの分析で先に生まれた子どもほど知能指数・IQが高い傾向があり、育てられ方の違いが影響しているらしいことが分かった。米国サイエンスに論文が掲載された。 ノルウエーの国立労働研究所の研究チームは、ノルウェーの男子が18歳から19歳で受ける徴兵検査での知能テストを利用した。1985年から2004年に記録された24万人分の結果を知能指数に換算し、生まれた順番や親の学歴、出生時の体重などとの関係を統計的に調べた。 この結果、第1子の知能指数・IQは平均で103.2、第2子は101.2、第3子は100.0だった。一方、第2子でも幼少期に兄や姉を亡くしている子は102.9に、第3子でも上の2人を亡くしている子は102.6に上昇していた。 これらの結果から、知能指数・IQの差は、実際に誕生した順という生物学的要因より、誕生順によって育てられ方が変わるという社会的要因が影響していると分析している。米国の専門家は「年長の子どもは、弟や妹の家庭教師役を務めることが多いためだろう」と指摘している。これまで日本で常識的に言われていたことと合致しているのではないかと思います。今ままでは、長男・第一子が優秀で賢いと言われて来ました。最近の日本では、第一子の登校拒否や引きこもり、優等生の犯罪まで多いと「長男が危ない!―熱心な母親ほど要注意」の著書 杉山 由美子産は書かれていますが。お母さんが自分の先入観で子供達を見たり、兄弟で比較したり、自分の尺度や価値観で子供達を見ないことが大切だと思います、女の子ばかりの姉妹では長女がしっかりもので、優秀だと言われていますし、全部が全部この本通りに日本の子供達が当てはまるとは思えませんが。お母さんももっと自信を持って下さい。人生は長いのですから、短絡的に速く結論を出そうとせず、長く暖かい目で子供達を見守って上げて下さい。長男と次男、長女と次女、一人っ子の場合同級生のお子さんと比較しないことが大切だと思います。皆子供達は、それぞれ良いところが有りますので、「個性がある個性が無い」で判断せずにお子さんの良いところ引き伸ばし、育てるのが家庭教育の努めで、お母さんの教育力だと思います。