教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

岐阜大学で出題ミス、昨年と同じ問題

2007年11月06日 20時56分57秒 | 受験・学校

 新聞によりますと岐阜大学は11 月2日、10月24日に実施した社会人特別選抜の小論文で、昨年と同じ出題をするミスがあったと発表した。受験者は2人だけで、2人には謝罪し、改めて小論文の試験を実施することを了承してもらった。 ミスがあったのは、教育学部学校教育講座・教育学の第3年次編入試験。藤田英典著「教育改革」(抜粋)を読み、自分の考えを記述する問題が、設問の表現以外は全く同じだった。試験後に著作権処理をしていた岐阜大学の職員が気づいた。  同講座の教員4人が「昨年は受験生がおらず試験を実施していない」と思いこみ、同じ出題を決めたという。実際は昨年も2人が受験し、合格者はいなかった。出題ミスは、出題者以外の第三者が見ればすぐに間違いや同じ問題の出題だとすぐに分かります。試験委員の先生と試験委員以外の先生が集まり試験問題を検討すべきでした。試験委員会で検討してから実施すべきです。大学のチェック機能の甘さです。これからは、大学の特色や独自性を生かした試験問題を出題して下さい。少子化による18歳人口の減少や社会人入試が定着した今日、各大学の自主性を生かした魅力あるユニークな試験制度を考えて頂きたいと思います。

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