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教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

「共に高め合う人間関係を」と式辞 教え子に復縁迫った校長

2008年03月10日 11時12分58秒 | 受験・学校

 『埼玉県川口市立川口高校の校長、市川和夫容疑者・56歳が、交際していた元教え子の20歳代の女性に脅迫メールを送ったとして逮捕された事件で、県警捜査1課や行田署は3月9日、同校と市川容疑者の自宅を家宅捜索し、同校校長室にあった2台の公用パソコンなど関係資料を押収した。埼玉県警の家宅捜索を受け川口市教委は同日午後、市役所で記者会見。神山則幸教育長が「学校を管理する立場の校長がこのような事件を引き起こしたことは誠に遺憾。生徒や保護者に申し訳ない」と謝罪。市川容疑者を厳正に処分する方針を示した。 同席した秋葉亘教頭は「校長は教育改革に熱心で、来年度から始まる『特待制度導入』などに向け、先頭に立って準備を進めていた。8日に行われた卒業式では『共に認め合い高め合う人間関係をつくっていこう』などと式辞を述べ、式後はアルバムに寄せ書きを頼まれるなど、生徒や保護者からの信頼も厚かった」と困惑した様子で話した。同校は10日朝に全校集会を開き、生徒に説明を行う予定。
 調べでは、市川容疑者は平成19年11~12月に元教え子の女性に校長室の公用パソコンから「何があっても知らないよ。人を殺すことは平気だよ」と脅すメールなどを送り、交際を迫った疑い。 市川容疑者は14年1月ごろから、当時教頭として勤務していた県立行田女子高(現進修館高校)の生徒だった女性と交際。女性に恋人ができたため19年3月に別れたが、今年3月までに数十回以上、メールや手紙を一方的に送り続け、復縁を迫った。』産経新聞。

教育改革に熱心でも本音と建前が違いこのような教育者にあるまじき事件を起こしたのでは、世間で言う色と出世欲・金銭欲に毒されたがりがり亡者と変わりません。教育者として、教育現場の先生の管理職として不適格者では有りませんか。パワハラ、猥褻事件や飲酒運転などで、問題を起こしている校長先生が全国的に出ていますので、一般教員の不適格者を審査する前に教育現場の先生の管理職である校長、教頭先生の適格審査が必要なのでは有りませんか。学校の管理職としてのモラルが問われる事件です。生徒に不純異性交遊をするなと言っても校長先生が、脅して交際を迫るようなことをして、生徒に教育現場の先生方が生活指導が出来ないのでは有りませんか。学校の管理職の責任者の校長先生が、校長室から公用のパソコンを使いこのようなメールを送っていたのでは、校長として教育者として、学校での公私の区別とけじめもつけず、校長の立場を濫用したとしか思えません。「人を殺すなと平気だよ」と教え子を脅すなど教育者として言語同断です。人の命の尊さや人の心の大切さを忘れて教育は成り立たないのでは有りませんか。教員を管理する能力が高くても、教育の根本理念を忘れておられるのでは有りませんか。人間性の無い、自分本位の性格の片鱗が伺えます。学校は,何をするところか問い直して欲しいと思います。戦前の先生は、教師の仕事を「聖職の碑」と考えられ、学校を神聖なところ、先生は聖職者と考えおられる方々が多かったので嘆き悲しまれると思います。校長先生は、教育現場の先生や保護者、生徒から尊敬され、信頼される人格者でなければ成らないと思いますが。この校長の卒業式で『共に認め合い高め合う人間関係をつくっていこう』と式辞を述べられた言葉と言行が不一致のように思えました。

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