教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

<校内暴力>中3と中2の2人を逮捕へ 福岡・田川郡

2008年03月18日 16時26分37秒 | 受験・学校

『福岡県田川郡内の公立中学校で、一部生徒が授業を妨害し、校長ら教頭が休職や自宅休養などに追い込まれた問題で、福岡県警は3月14日、妨害にかかわったとされる同校3年生と2年生の生徒2人について、暴力行為処罰法違反容疑で逮捕状を請求した。同日の卒業式の後にも逮捕する方針。県警や教育委員会によると、生徒らは 3月6日に校長室で暴れて湯飲みを割ったなどとして、学校が県警に被害届を出していた。このほか、廊下の窓や校長室のロッカーを壊したり、教師への威嚇行為などを繰り返し、校内を徘徊(はいかい)しては、学校を訪問していた保護者につばを吐きかけたり、校舎の2階渡り廊下から放尿したこともあった。 こうした行為への対応で、校長は2月上旬から病欠し、3月1日から休職中。教頭も現在、自宅療養している。保護者からの苦情も相次いでいた。 文部科学省によると、中学生による校内暴力は1990年代後半から急増。1998年度以降、毎年2万件以上に上り、小学校の約10倍、高校の約4倍となっている。』アサヒコム。

中学校の校内暴力の荒れているひどい時期は過ぎたと思いましたが、驚き桃の木です。中学校では、全国的に校内暴力が増えている傾向に有るようです。一昨年福岡県内のあるお母さんから荒れている中学校があると聞きました。校内暴力が全国的に問題になっていた時に、出席停止処分の論争が有りましたが。学校教育法第35条(平成19 年法律96号・法律 98号改正) 第35条・児童の出席停止(第49条は、第35条の準用)の規定では、①市町村委員会は、次2掲げる行為の一又はニ異常を繰り返す等性行不良であって他の児童の教育の妨げが有ると認める児童があるときは、その保護者に対して出席停止を求めることが出来る。1、他の児童・生徒に傷害、心身の苦痛又は財産上の損失を与える行為。2、 職員に傷害又は心身の苦痛を与える行為 。3、施設又は設備を損壊する行為 。4 、授業その他の教育活動の実施を妨げる行為、等が上げられますが。 今回の二人の生徒の行為は、第35条の規定に当てはまりますが。全国の教育委員会が出席停止処分をした適用事例は未だかってまだ無いようです。 出席停止処分後の具体的な対応もまだ考えられていません。出席停止後の生徒の受け皿はどうするのか。出席停止処分を受けて、余計に非行に走り、不良化がひどくなったりしないか。学校に来ない間は、どこに生徒を収容するのか。又出席期間停止後、学校に戻り、同じような非行やいじめを繰り返さないか考える必要が有ります。停学処分開けに学校に戻り、カムバックと称して同級生に石目を再会した例もあります。出席停止を実施した場合の具体的な方針を立て無いと出席停止処分は実行できないと思います。関西でも以前校内暴力が問題になった時期に中学校での出席停止を巡り、賛成論の大阪大学人間科学部金子照基教授と反対論の大阪教育大学中谷彪助教授の記事が新聞に掲載されていました。賛否両論が今でもあります。教育現場の先生方の意見に、耳を傾けるべきです。今回の教育再生会議でも論議はされましたが、先送りになってしまったような結果です。義務教育の中学校では、高等学校のように退学処分が出来ない為、いじめる生徒をどう出席停止処分にしたり、別の教室で勉強させるなどが考えられましたが。現実的に効果があるかどうかは疑問ですね。大阪でも校内暴力が問題になっていました頃、教育現場で生活指導一筋の経験を積まれた校長が荒れている中学校へ赴任し、解決した名物校長も居られましたが。生活指導のエキスパートで、教育現場ののたたき上げ先生しか校内暴力で荒れた中学校を正常化出来ないのかも分りませんね。校長先生と先生方とPTAの代表者や保護者、生徒会の皆さんが、力を合わせて校内暴力の無い学校にして下さい。義務教育の中学校では、生活指導が一番大事だと私の出身中学校の梶谷巌校長の言葉を今思い出しました。この二人の生徒の行動は、『校長室で暴れて湯飲みを割ったり、廊下の窓や校長室のロッカーを壊したり、教師への威嚇行為などを繰り返し、校内を徘徊しては、学校を訪問していた保護者につばを吐きかけたり、校舎の2階渡り廊下から放尿したこともあった。』と記事に書かれていますが。 こうした問題行動を起こすのは、家での小さい時からの家庭教育や躾が悪くこのような事件を起こしたのだと思います。保護者の家庭教育の欠如と躾のつけ周り回った結果と思います。文部科学省も全国の中学校から校内暴力を無くす為、教育委員会と協力して、校内解消の為に努力して欲しいと思います。学力向上も大切ですが、荒れている中学校の校内暴力を教育現場から無くして行くことが大切だと思います。今回のような事件を起こした生徒に対して、文部科学省は、今後どのように校内暴力に対処し行くのか真剣に考え直して下さい。

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