『女子学生にセクハラ行為をしたとして、宮崎市の宮崎公立大(内藤泰夫理事長)が先月、男性教授(49)を停職3カ月の懲戒処分にしていたことが6日、分かった。教授は「処分は合理的な理由を欠き、懲戒権を乱用した違法なもの」として、処分無効の確認と慰謝料などを求めて宮崎地裁に提訴した。 訴状などによると、女子学生が昨年10月に大学に申し出て発覚。大学の調査で、男性教授が06年1~3月ごろ、女子学生にハートマーク付きのメールを送信したほか、複数回にわたり肩をもんだ▽同3月、2人で調査旅行に行った際、移動中のバス内で女子学生の手にキスをした――などの行為が判明。「多大な精神的・身体的苦痛を感じさせた」として、同大職員就業規則に基づき2月12日付で懲戒処分にした。 教授は「ハートマークの絵文字を使ったのは1度だけ」と主張。肩もみやキスをしたことも認めているが、「性的感情から出たものではない」として、処分無効の確認と停職処分中の給与や慰謝料計約440万円の支払いを求め、宮崎地裁に訴えた。 同大の企画総務課は「規定にのっとった適正な処分だった」とコメントしている。』 アサヒコム。
大学においても、先生と学生は、昔風に言えば、師弟関係です。やはり大学の先生は、教育者として節度を持つべきです。それが大学人の道と思います。女子学生は、御自分のガールフレンドでは有りません。大学は、女子大学生と先生が、交際するところでは有りません。学問研究と教育の場です。学生と大学の先生が共に学び合う人間形成を目指す「学び舎」でなくてはなりません。インテリの大学の先生が、人間と言う欲望電車に乗っておられては困ります。出世欲と性欲、金銭欲を目指されたのでは、知識人としての大学人の値打ちが有りません。大学の教授は、知性と学識を持った学生に尊敬される人格者でなければ成らないと思います。最近日本の大学では、セクハラ事件や強制猥褻事件がこのところ多いですが。今の日本、小学校から大学の先生まで、このような事件がばかりで教育者としてのモラルや常識は何処へ消え去ったのでしょうか。教育者の道徳感が問い直される事件ばかりです。教育者としての社会的責任と義務を忘れないで頂きたいと思います。一度学生や大学への信頼を失ったら教壇には立てないと思います。