2010年5月20日
『つくば市立手代木南小学校(神立喜文校長www.tsukuba-ibk.ed.jp/~tenan )の教師らが中古部品などを使いソーラーカーを製作した。児童たちは太陽光エネルギーやその仕組みを学びながら、校庭で自ら運転。作りながら学ぶ環境教育は子どもたちにも好評だったようだ。 完成したソーラーカーは、ゴーカートの車体に太陽光発電パネルやモーターやバッテリー、コントローラーなどを取り付けた本格的なもの。15日、「つくばフェスティバル」会場でも展示され、子どもたちが乗り込んだ。 ソーラーカーづくりは、環境エネルギーをテーマにした5年生の総合的な学習の一環。まず、子どもたちがパネルやモーターを取り付けた模型を作成。「ソーラーカーのシステム」や「なぜ自動車は走るのか」などについて学びながら、教師らが実物の製作を進めた。 神立校長と担当の赤羽岳彦教諭(現県自然博物館勤務)らは当初「現実感や存在感があって、乗れて走れるもの」を1年間の授業の最終目標に据えたという。製作が本格化したのは昨年12月。神立校長らが車体や部品を探した。同市内にあるカート場「レオンキッズサーキット」の大宮建代表が「役に立つなら」と車体やモーターの提供や技術指導などの協力を快諾してくれた。バッテリーはトヨタカローラ南茨城からの寄付だ。 完成したのは2月下旬。機能的には時速約30キロで数キロは走れるという。製作費はソーラーパネル代など約6万円だった。 3月12日には校庭で約50人の児童が試乗。時速10キロ前後のスピードで20~30メートルずつ交代で運転した。6年生になった大谷未来さん(11)と松原祐季さん(11)は、「授業は楽しかった。ソーラーカーのシステムが理解できました」と話す。 神立校長は「子どもたちは自分たちが学んだことと、実際にソーラーカーの基本型に乗って比べてみて、太陽光のエネルギーで走っていると実感してくれたと思う。今後は分解したり組み立てたりする授業もできるのではないか」と話している。』アサヒ・コム
さすが筑波研究学園都市に有る小学校です。地球環境保護と環境教育の大切さを考えてとつくば市立手代木南小学校、神立喜文校長と先生方が中古部品などを使いソーラーカーを製作されたと思います。子供達が興味を持ち、楽しく学べる小学校での環境教育の実践と体験学習を兼ね備えたソーラーカー です。太陽光発電パネル使いなぜソーラーカーが走るのか、子供達がパネルやモーターを取り付けた模型を実際に作成し、ソーラーカーのシステム理解出来たと思います。手代木南小学校の児童の皆さんも実際にソーラーカーに乗り体験も出来、理科や技術家庭の学習の基礎にもなった思います。今学校で理科離れが問題になっています。理科の少数エリート養成の教育構想も考えられていますが、飛び級で、一年早く大學に入っても友人関係が疎遠になり、人間関係の大切さを学ばないと学問は出来ても人間性が失われるのではないでしょうか。神童二十歳過ぎればただの人では困ります。日本のノーベル賞受賞者年齢を見れば分かります。長い地道な日々のたゆまない実験と研究努力の積み重ねの成果のように思います。全国の小学校で、子供達が理科の実習や実験を体験することにより、教科書だけの知識では無い体験学習をすることにより理科好きの子供達が生まれ、理科離れの問題が解決出来るのではないでしょうか。理科教育の土台、基礎作りが大事と思います。産業立国、技術立国日本は、天然資源が乏しく創造力豊かなで、独創性の有る科学技術者が必要です。欧米諸国の物真似では無い物作りや技術、品質の良い製品作りがこれからは必要です。自然保護と地球環境保護を考えた科学技術でなければ、世界に通用しない時代と思います。