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縄文時代の記述が10年ぶりに復活する小学6年社会科の教科書 |
『 日本の歴史を扱う小学6年生の社会科の教科書から消えていた縄文時代が、来年度の教科書から10年ぶりに復活する。
東京都江東区の教科書研究センターで公開された4社の教科書の見本には、縄文土器や土偶の写真、三内丸山遺跡(青森市)や加曽利(かそり)貝塚(千葉市)の写真や想像復元図などが載り、当時の暮らしが記述されている。 小6社会の教科書は「ゆとり教育」に伴い、1998年の学習指導要領改訂で、最も古い時代の記述について「農耕の始まり、古墳について調べ、大和朝廷による国土の統一の様子が分かること」と規定。2002年度以降の教科書からは、農耕が始まったとされる弥生時代から記述が始まり、旧石器時代と縄文時代は原則として消えた。 これに対して日本考古学協会は強く反発、記述の復活を求めてきたが、08年の学習指導要領で授業時間が増加したため、「狩猟・採集や農耕生活の始まり、古墳について調べ」などと改訂。検定を経て、縄文時代の記述が復活した。ただし、旧石器時代をくわしく取り上げた教科書はなかった。 』
『 国の特別史跡「登呂遺跡」(静岡市)で1月、復元住居の屋根が壊された事件で、静岡県警静岡南署は17日、同市内に住む14歳の男子中学生3人を静岡地検に書類送検、当時13歳の男子中学生1人を補導し、児童相談所に通告した。 同署によると、男子生徒らは「チャンバラ遊びがしたかった」などと話し、容疑を認めているという。
同署の調べでは、男子生徒らは1月7日午後11時半ごろ、登呂遺跡で復元された弥生時代の竪穴式住居2棟のかやぶき屋根に上り、かや材約500本を引き抜いたり、屋根を支える木材約35本を折るなどして壊した疑いが持たれている。市が損壊部分を補修した。 同市文化財課は「職人による手作業のため修復に時間がかかる。まねしないでほしい」と話している。』5月17日17時34分配信
産経新聞
静岡市内の男子中学生らが1月7日午後11時半ごろ、登呂遺跡で復元された弥生時代の竪穴式住居2棟のかやぶき屋根に上り、かや材約500本を引き抜いたり、屋根を支える木材約35本を折るなどして壊したのは、小学校から古代史を正しく教えていないからでは有りませんか。
子供達の古代史に対する理解が足りないので、国の大切な特別史跡を平気でチャンバラごつこで壊せるのでは有りませんか。日本の古代史に関わる国の特別史跡の登呂遺跡の歴史的意義や価値をこの中学生達は、分からなかったし、十分理解出来ていなかったと思います。時代錯誤も華葉だしいとおもいます。
今子供達の歴史離れや歴史嫌いを批判する前に、日本の古代史からどのように正しい歴史的事実に基づいて学んで行くべきか教科書段階から考える事が忘れられていたのではないでしょうか。2002年度以降の小学校6年の社会科の教科書からは、農耕が始まったとされる弥生時代から記述が始まり、旧石器時代と縄文時代は原則として消えたのでは、縄文文化と弥生文化の歴史的対比や違いも子供達が理解出来ないと思います。農耕が始まったとされる弥生時代から記述が始まり、旧石器時代と縄文時代を小学校6年の社会科の教科書の記述内容を消して古代史から正しい学習と古代史の基礎が正しく学べるのでしょうか。歴史は、歴史的人物や年号、知識を入学試験の為に暗記するものではないと思います。過去の歴史的事実を知り、真実を見据える学習を身に付け過去の歴史的出来事を皆で学び、これからの日本の未来に生かす事ではないでしょうか。