2014年11月23日 17時29分読売新聞
『金沢大学(山崎光悦学長)は、2023年度までに学士課程の授業全体で、平均5割以上を英語で行う取り組みを進める方針を示した。 大学院ではほぼ全てを英語で行い、大学の国際化を加速させる考え。 同大は今年9月、日本の大学の国際競争力を高めるために文部科学省が重点的に支援する「スーパーグローバル大学」に選ばれた。外国語での授業の実施率を引き上げるのは、取り組みの一つという。 同大によると、現在は大学・大学院ともに英語での授業の実施率 は5%以下といい、山崎学長は「まずは教員のレベルアップが求められる」と話した。対策として米・タフツ大と連携し、来年3月には同大講師が金沢大教員に 英語を指導するプログラムが設けられる。全学生に占める外国人留学生の割合を、現在の約5%から、10年後には約4倍の2200人に増やすことも目標とし た。 国際インターンシップ(就業体験)のプログラムを充実させることも掲げ、山崎学長は「卒業生の多くが海外経験があるように取り組みを進めたい」と説明した。』
今大学でも、正しい日本語を話せ、日本語正しく書ける。漢字も正しく書ける大学生が今少なくなっています。なぜでしょうか。小学生から日本語を正しく聞け、話せ、書ける教育、日本語教育がおろそかにされている、正しい日本語教育がきっちりなされていないと言うことです。国際化時代だからこそ、母国語の日本語を正学び、敬体や常体も区別し文章にも掛けない大学生も 多くなりました。手紙やメールでも日本語の手紙のマーナを忘れ敬体や常体の使い方の知らない国立大学出身もいました。その人の書いた文章を読めば、教養の深さと学歴も看破されます。日本の伝統と文化や正しい歴史を 学び、日本人としての自覚と誇りを持つ為にも日本語教育の見直しが必要です。日本の大学の国際競争力を高める為には外国語での授業の実施率を引き上げるのは、取り組みの一つでしょうが。日本の伝統や歴史、文化を蔑ろにして国際化時代の大学教育は有りません。国際化時代だからこそ日本語を大切にし、その土台を元に海外に留学し、日本の伝統や文化を留学先の学生や先生に広め、国際交流に役だつのでは有りませんか。以前亡くなられた.京都府立大学文学部国語学の寿岳章子教授に今の大学生は日本語が、正しく書けないと言われても小学校から学校教育の中で、正しい日本語教育が実践されていないからと申し上げました。大学の先生は、御自分が自由に文章が書ける能力が有るので、自主性を尊重されるので、御自分の研究に忙しいのでいちいち学生に指導されないのです。母国語をおろそかにした国は、歴史と伝統の有る国でも滅びると言われています。ケルト人、ラテン人、ゲルマン系のフランク人混成民族のフランスでも母国語のフランス語を学校教育の中で大切にし教えています。大学の国際化と言うのなら、三年間は、海外の大学に留学し学べは外国語は習得出来、その国の歴史や伝統文化と風俗習も学べ国際的視野が広がり、国際交流の架け橋になれると思います。国を護ることも大切ですか、日本語を尊重し日本の伝統と文化や歴史を継承し、学び護って行くことも今の日本では、日本人として自信と誇りを持てない若い人達に多い現実も、日本の大学教授は真剣に見据えべきでは有りませんか。