今日は岡田克也代表代行に来ていただき、
春日部駅で街頭演説会を開催しました。
動員をあまりかけていないにも関わらず、
おそらく200人くらいの人が立ち止って、
聞いてくださっていたようです。
岡田克也さんの人気は、さすがでした。
演説の内容もまじめで誠実でした。
岡田さんらしくてとても良かったです。
私の方の演説は、ちょっと不調でした。
苦しい言い訳をさせていただくとすれば、
こんな感じです。
1)当初10分の演説と聞いていたため、
10分程度の演説原稿を用意した。
2)しかし、岡田代表代行の到着が遅れ、
20分間演説して間を持たせるよう、
急に指示された。
3)そこで10分の演説原稿の内容を、
20分に伸ばす努力をしていたら、
4)岡田代表代行の到着が5分早まり、
5)結局15分で終わらせることになり、
最後の部分を省略することになって、
6)中途半端な展開のまま終わらせて、
消化不良気味に急きょ終わらせた。
という流れです。
思っていた通りにはいかないものです。
たいへん残念に思います。失敗でした。
そんな心残りな演説の原稿をご参考まで、
ご紹介させていただきます。
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12月7日(岡田克也代表代行来訪時)メモ
お忙しいところ、そしてお寒い中、お集まりいただき、本当にありがとうございます。この大義のない解散総選挙をきっかけに流れを変えなくてはいけません。アベノミクスと安倍政権の特色は、弱者に冷たいことです。富める者、強い者には、やさしい一方で、弱者に冷たい。弱者に対する配慮が欠けることです。
選挙戦にあたって初心を思い出しました。困っている人、弱い立場の人を助けたい、そんな思いで海外援助の仕事にあこがれを持ったのは高校生の頃でした。難民とか、スラムの子どもとか、途上国の弱い立場の人たちを助ける仕事をしたいと、ユニセフに憧れるような大学生でした。念願叶ってJICAや国際協力NGOで働きました。
私が国政を志したきっかけは、国際協力のNGOで働いていたころの経験です。国会議員や外務省に対して政策を提言し、陳情をする仕事も一時やっていました。しかし、国会議員を説得しお願いしても、なかなか物事は進みません。もどかしい思いでした。そんな時に国会議員を説得するよりも、自分が国会議員になる方が手っ取り早いのではないか、とふと思いました。そして候補者公募で立候補し、その後3期連続で当選し、NPO支援策、難民支援、ODA改革などのテーマに力を入れてきました。
原点は弱い立場の人たちのためになりたいという思いです。学生時代から海外の難民やアジアの貧困層の支援に関心を持ち、NGOスタッフとしてアフガニスタンの難民キャンプやインドネシアの教育支援の現場で、途上国の弱い立場の人たちのために、紛争地や治安の悪い土地で、命がけで働いてきました。しかし、いまや足元の日本で貧困問題が深刻になっています。日本であろうと、海外であろうと、弱い立場の人たちのために働きたいという思いは変わりません。いま深刻化している日本の貧困問題に対処し、日本の子どもたちを取り巻く問題に取り組みたい、そんな思いを強く持っています。
特に力を入れたいテーマは、子どもに関わる問題です。子どもの貧困、公教育の強化、子育て支援や保育の充実といった課題に取り組みたいです。子どもにやさしい社会をつくりたいと思っています。私自身も二人の子を持つ父親です。2歳9か月と5か月の小さな子どもの父親です。子育て世代の代表として、若い世代の代表として、子どもの問題の国会で取り組みたいと思います。私は大学院で教育政策を専攻していました。理論的には良いパパになれるつもりでしたが、実際の自分の子どもを育ててみると、なかなか理論通りには行きません。子どもの保育園の送り迎えもけっこうやっています。世間の平均的な父親よりも子育てに力を入れているつもりです。少なくとも内閣府の統計にみる平均的な日本のパパよりも、子育てと育児に時間をかけています。スウェーデンのパパ並に時間をかけています。そういった実体験と大学院以来学んできた教育政策の知識を生かして、教育の問題、子育ての問題、子どもの貧困問題に取り組んでいきたいと思います。そして子どもにやさしい社会を実現します。
国会で取り組みたいテーマ。それは子どもにやさしい社会をつくること、平和のための外交を進めることです。平和外交という点では、安倍総理のいう「積極的平和主義」はぜんぜん平和的ではありません。安倍政権のタカ派的な外交安全保障政策や右派的な憲法改正論議など、安倍政権の暴走を止めなくては、日本は危うい道に向かってしまいます。平和国家としての戦後の歩みを否定する動きです。「この道」はいつか来た道です。戦争に向かう道に近づいています。安倍政権の暴走を止めなくてはいけません。
安倍政権がこの選挙で圧勝すれば、安倍総理に次の4年間のフリーハンドを与えるものです。自民一強という状況は不健全です。権力は腐敗する。絶対的な権力は、絶対的に腐敗する。すでに腐敗の兆候が見えています。政治とカネの問題で閣僚のスキャンダルが出ました。そういったスキャンダルも解散総選挙でふたをされてしまいました。スキャンダルで大臣を辞めた人たちも自民党公認候補としてこの選挙に出ています。安倍政権では自民党の先祖がえりが露骨です。国土強靭化の美名のもとで公共事業のバラマキが増え、昔ながらの利益誘導政治が復活しています。小泉政権の前の自民党に先祖返りしています。アベノミクスという新奇な名前のもとで、やっているのは旧態依然たる公共事業のバラマキと利益誘導です。来年度の概算要求を見ても、どの省庁もいけいけドンドンの予算増要求ばかりです。歳出削減などほとんど議論もしなくなりました。借金は増える一方です。アベノミクスを軌道修正する時期です。いまこそ流れを変えるときです。
今回の衆議院選挙の私個人にとって最重要のテーマは、民主党を中心に野党勢力を結集することです。安倍政権に対する健全な野党勢力を結集することです。議会制民主主義は、健全な野党の存在なしには機能しません。政府与党の暴走をチェックする健全な野党の存在は不可欠です。野党結集、野党再編の軸になるのは民主党しかありません。私はその民主党のなかにあって、穏健な中道勢力を結集する軸となり、全力でがんばります。右傾化安倍政権に対抗するためには、バランスのとれた穏健な中道勢力、現実的な政策を掲げた中道勢力が必要です。その中核となるため、何としてもこの選挙を勝ち抜きます。
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引用元http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-b495.html">«