
岐阜新聞Web 1月16日(土)9時49分配信
ツイートシェアする カレーチェーン店「CoCo壱番屋」が廃棄した冷凍カツが横流しされた問題で、岐阜県羽島市の製麺業者「みのりフーズ」の実質経営者岡田正男氏(78)は15日、メンチカツやロースカツなど新たに別の商品の転売を認めた。その上で「3~4日前に事態が明るみに出て(ダイコー側から)分かっていないことまでは話すな」と指示されたと明かし、「本当にばかなことをしたと思っている」と後悔の念を口にした。
岡田氏によると、取引はチキンカツ10箱ほどを無償で受け取ったことがきっかけ。次第に物量が多くなり、「売り先はないか」と転売へと発展した。廃棄物との認識はなかったという。
1回に200箱ほど購入し、多くを販売を任せていた知人男性が箱を詰め替えて売ったという。岡田氏も付き合いのある羽島市内の弁当店などに販売。伝票や領収書を残さず、現金で取引していたことに関してもダイコー側からの指示だったとした。岡田氏は「弁当屋さんに喜んでもらえるのではとやっていたが、今になってみれば申し訳ないことをした」と話した。
岐阜新聞Web 1月15日(金)9時53分配信
廃棄カツ「いい食材」持ち掛けられる 羽島市の業者が証言
「みのりフーズ」からの任意提出を受け運び出される段ボール。「ビーフカツ」などと書かれている=14日午後0時35分、岐阜県羽島市
「廃棄物だという認識はなかった」。岐阜県羽島市の製麺業者「みのりフーズ」の実質経営者、岡田正男氏(78)は14日、愛知県内で報道陣の取材に応じ、意図的な偽装ではなかったことを強調した。その上で「(結果として)悪いことをしたと思うが、流れてしまったものは仕方がない」と開き直った。
岡田氏によると、産廃業者「ダイコー」の大西一幸社長とは4年ほど前に知り合った。
「いい食材があるが、販売先はないか」と持ち掛けられ、冷凍カツは過去に2回、300箱ずつ仕入れたという。仕入れ値は1箱(30枚入り)約1000円。サンプルを食べ、品質に問題がないと判断し、知人男性が交渉した販売先に2~3割増しで転売したという。
壱番屋のロゴが入った段ボール箱に入っていた冷凍カツを転売する際、別の箱に詰め替えていたことについては「ダイコーから別の箱に変えてくれと頼まれたから」と説明。
また「なぜ安いかは考えもしなかった」とした上で「産廃業者だと知っていたが、ごみだとは普通思わない。商品自体を信用していた」と語気を強めた。
壱番屋チキンカツも販売 羽島市の業者
壱番屋の冷凍ビーフカツを産廃業者「ダイコー」から購入した岐阜県羽島市の製麺業者「みのりフーズ」が、壱番屋の冷凍チキンカツを市内の取引先の弁当店に販売していたことが15日、分かった。岐阜県が14日、みのりフーズと弁当店に立ち入り調査し、2カ所の冷凍庫から計15枚のチキンカツが見つかった。壱番屋はチキンカツを一般販売していない。
県によると、チキンカツは5枚入り1袋で、みのりフーズの冷凍庫に1袋保管。弁当店の冷凍庫には2袋のほか、空の袋が見つかった。いずれも賞味期限は切れていた。
実質経営者の岡田正男氏は「ダイコーから譲り受けた」と説明。伝票などの記録はなく入手時期については「記憶がない」と話している。
弁当店は、みのりフーズから過去にもチキンカツを購入したが「壱番屋の商品という認識はなかった」と説明。壱番屋は県に「チキンカツは自主廃棄するためダイコーに処分を依頼した」と説明しているという
横流しの廃棄カツに架空の製造場所シール
(NHKニュース&スポーツ) 17:29
みのりフーズに家宅捜索に入る愛知県警捜査員=岐阜県羽島市で2016年1月16日午前10時53分、野村阿悠子撮影

(毎日新聞)
カレー専門店を展開する壱番屋が廃棄処分にしたはずのカツが横流しされた問題で、小売店に売られたカツを詰めた段ボール箱に、架空の製造場所を示したとみられるシールが貼られていたことが分かりました。岐阜県は詳しいいきさつを調べています。
今のところ食中毒やういんに病院に運び込まれた報告はないのでしょうか。
みのりフーズ実質経営者岡田正男氏の目の黒いうちに信用を取り戻すのは困難では有りませんか。後悔先に立たずで、一度失った信用は取り戻せないと思います。
今企業の発展は、 9年間、9年周期と真壁昭夫信州大学経済学部教授は分析されています。不正を働き金儲けをしても悪銭身に付かずの諺通りで、企業としての賞味期限が今回の事件で自ら切れるのではりませんか。