精神障害者を強制的に入院させるかどうかの判断をする精神保健指定医の資格を不正に取得していたとして、厚生労働省は医師49人とその指導医40 人の計89人について指定医を取り消す方針を固め、26日午前の医道審議会の部会に諮問した。同日中に処分が決まり、約2週間後に発効する見通し。前例の ない大量処分で、現場の運用に一部影響が出る可能性もある。 精神保健指定医を取得するためには、一定の実務経験と、資格を持つ指導医のも とで自分が診察した入院患者の症例リポートを提出しなければならない。今年4月時点で1万4707人が資格を持っている。昨年、聖マリアンナ医科大病院 (川崎市)で、自分が診断や治療に十分関与していないにもかかわらず、他の医師のデータを使ってリポートを書くなどした資格の不正取得が発覚し、医師11 人とその指導医12人が指定医を取り消された。 これを受け、厚労省は2009年以降に資格を申請した指定医3374人のリポートを再調 査。本人への聞き取りなどもした結果、都道府県単位で12自治体の病院で、リポートの使い回しなどの不正が確認された。処分には職務停止もあるが、聖マリ アンナ医科大病院と同様の対応になれば、全員が指定医取り消しになる。 厚労省の調査では、今年7月に起きた相模原市の障害者施設殺傷事件 で逮捕された容疑者の措置入院に関わった医師も資格を不正に取得していたことが判明したが、自ら資格を返上した。厚労省は今後、書面だけの審査を改め、面 接や筆記試験を取り入れるなど、資格取得の厳格化を図る方針だ。【熊谷豪】

 

一時産婦人科医になれば繁盛すると言う時期も有りましたが、今は、こころの病が、増えている一億総うつ病の時代です。精神科や診療内科を開業する医師が増えて入るのでは有りませんか。

医学部で、専門の精神医学を学んでいない医師も精神科医なる比率が、多いので問題になるのでは有りませんか。

昔から言われていますように『餅は、餅屋』と思います。