jCASTニュース 10月7日(金)18時53分配信
資生堂は2016年10月7日、化粧品ブランド「インテグレート」のCMに対し「女性差別」「セクハラ」との批判がネット上に出ていたことを受け、同CMのテレビ放映を終了することを決定した。同社広報部が同日夕のJ-CASTニュースの取材に明かした。
【写真】化粧品CMで、25歳からは「女の子じゃない」というセリフが…
CMのテレビ放映が始まったのは10月1日。広報担当者は取材に対し、「こちらが本来意図していたメッセージが、視聴者へ十分に伝わらなかった」などと説明。テレビ放映の終了に併せて、資生堂公式サイトに掲載されていたCM動画も削除するとしている。
■「意図していたメッセージが伝わらなかった」
今回のCMは、9月21日に発売されたインテグレートの新商品をPRするもの。女優の小松菜奈さん、森星(ひかり)さん、夏帆さんの3人を起用し、「大人のかわいらしさ」を目指す女性をストーリー仕立てで描く内容だった。
CMは2種類あり、どちらも商品のメインターゲットとなる「25歳の女性」をテーマにした内容。9月3日にウェブ公開された第1弾のCMには、小松さん演じる「ナナ」が25歳の誕生日を迎えたことについて、森さんと夏帆さんが演じる同性の友人が、
「今日からあんたは女の子じゃない」
「もうチヤホヤされないし、ほめてもくれない」
「カワイイという武器はもはやこの手には、ない」
といった言葉を浴びせる場面がある。その後、こうした同性からの厳しい意見に触発された女性が、「なんか、燃えてきた...」と決意する様子が映し出される。
こうした内容のCMに対し、ツイッターでは「広告で何の疑問もなく女性差別をするって何考えてるんだ」「えっなんでまだこの価値観??? 今昭和??? 」といった批判が女性ネットユーザーを中心に相次いだ。
さらに、10月1日にウェブ公開された第2弾のCMにも批判が殺到。その内容は、疲れた様子で仕事に打ち込むナナ(小松さん)に対し、男性上司が、
「(頑張っている様子が)顔に出ているうちは、プロじゃない」
と指摘するという展開だ。これに対しても、「オンナ脅しのセクハラCM」「女は仕事ができても疲れた顔してるとダメなんだ」といった指摘がネット上で相次いでいた。
こうした批判を受け、資生堂は10月7日にCMのテレビ放映の終了を決定。同社広報担当者はJ-CASTニュースの取材に対し、
「大人の女性になるために試行錯誤している女性を前向きに応援するという、こちらが意図していたメッセージが視聴者に十分に伝わらなかった点などを総合的に判断した結果となります」
と説明した。その上で、同社の意図していない捉え方をする視聴者がいたことについては、「非常に残念に感じている」と話した。
一方で、CMの内容を好意的に捉える意見も寄せられていたという。実際、ツイッターやネット掲示板には、「久々にいいCM見た」「なにが問題なの?」といった声も目立っていた。
早ければ、7日中にもCMの放映は終了する予定だという。 テレビ放映の終了に併せて、資生堂公式サイトに掲載されていたCM動画も削除するとしている。」
「(頑張っている様子が)顔に出ているうちは、プロじゃない」とCMでテレビ放映しても、化粧をちゃんとしていても自分の気持ちは顔の表情に出ると思います。
感情や健康状態を化粧で消すのは、無理ではありませんか。
厚化粧で、誤魔化せと言う考えなのでしょうか。
25歳を過ぎたら女性としての価値や値打ちがなくなるのなら女性蔑視です。
女性を卒業した女性は、全て追放ですか。
何だかこのCМ今の日本社会で働く女性実相のように思います。
25歳を過ぎたら女性ではないと言い切り区別したら、ロリコンの男性は喜ぶかも分かりません。