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18歳以下の日別自殺者数
(産経新聞)
『夏休み明けに急増する子供の自殺。いじめや友人関係などに悩み、新学期を迎えるのがつらい子供たちに対し、大人は何ができるのか。いじめ自殺の遺族や支援に取り組む団体は「生きてほしい」という思いを込めた自殺防止のメッセージを送っている。 「あなたたちは1人じゃないんだ。いなくなっていい人なんてどこにもいない。なくなっていい命なんて絶対にない。生きているだけで価値があるんだ」 昨年、2学期の始業式翌日にいじめを訴えて自ら命を絶った青森市の中学2年、葛西りまさん=当時(13)=の父、剛さん(39)は、悩みや不安を抱える子供たちへこう呼びかけ、「子供がいじめで亡くなるということは、いつ誰に起こるか分からない。人ごとではないということを分かってほしい」と保護者らに対しても訴える。平成27年に内閣府が発表したデータによると、昭和47年〜平成25年の18歳以下の自殺者数を日付別に分けたところ、多くの学校で新学期が始まる9月1日が131人と突出して多く、9月2日が94人、8月31日も92人に上った。 文部科学省は学校側に対し、悩みを抱える児童生徒の早期発見に努めることや、休み明け前後の見守り活動の強化などを要請している。子供の不安や悩みに寄り添おうとする団体も。「全国不登校新聞社」などNPO法人5団体は、緊急メッセージ「学校へ行きたくないあなたへ 味方はココにいます」をインターネットで公表。18歳以下の無料電話相談に応じるチャイルドラインや、いじめから抜け出すための情報を集めたサイト「ストップいじめ!ナビ」などを紹介している。“逃げ場所”もある。東京・上野動物園は公式ツイッターに「学校に行きたくないと思い悩んでいるみなさんへ」として、「もし逃げ場所がなければ、動物園にいらっしゃい」などと書き込んだ。同園は小学生までと、都内在住・在学の中学生は入園無料だ。 高校1年の一人娘をいじめ自殺で失ったNPO法人「ジェントルハートプロジェクト」の小森美登里理事(60)は、「『恐怖心があれば学校に行かなくていい』と親から伝えてほしい。生徒が休んでいる間に、大人たちは安心して戻れる環境をつくらなければならない」と強調した。』
大人も子供も皆自分は、生きている価値が有りるのかと思います。
誰でも今の時代に自分に問いかけています。
悩んでいるのは、自分一人では無いと言うことを大人は話すべきです。
身近な大人が相談に乗るべきです。