「こんな人」暴言より許せない安倍首相の「水掛け論」暴言
政府はきのう5日首相官邸で国家戦略特区諮問会議を開いたという。
まだこんな会議をやっているのか。
そう思って読み進めて行くと驚いた。
何と議事録に関する新しい方針を決めて、これからは合意された内容だけを議事録に残すという。
とんでもない情報隠しだ。
これではどんな異論が出たのか、何もわからなくなる。
しかし、もっと驚いたのは、これを決めた時の安倍首相の言葉だ。
加計疑惑では「言った、言わない、の水掛け論に陥った」と言ったのだ。
だから、これからは途中の議論は一切残さない、と言わんばかりだ。
この暴言には心底腹が立った。
もうしわけありません、もう二度としません、白紙撤回させます、だから一度首相をやらせてください。
そういってやぶれかぶれ解散・総選挙に打って出ると思っていたのに、この開き直りだ。
ここまで行政を私物化し、血税である公金を、加計孝太郎というわけのわからないポン友ひとりのために湯水のごとく使って来たというのに、そしてその動かぬ証拠がいまでも続出しているというのに、疑惑追及を「水掛け論」と言い放ったのだ。
私は秋葉原で発したあの「こんな人に負けるわけにはいかない」発言を最初に知った時、首相が国民をこんな人呼ばわりするようではお終いだと直感した。
案の定、あの暴言は国民の反発を食らって支持率を下げた。
今度の「水掛け論」発言は、それ以上の暴言だ。
もはや国会の追及まで待てない。
安倍首相と負け比べをしているような前原民進党や小池右翼新党などに、もはや安倍追及を任せられない。
国民が怒るのだ。
国民の7割がおかしいと思っている加計疑惑を「水掛け論」とは、何と言う事を言ってくれたんだと。
何事にも温厚な私がこれほど怒るのだから、日ごろ安倍首相に批判的な国民なら、この言葉を知ったなら、「怒髪天を衝く」ごとく怒りが爆発するに違いない。
今度こそ支持率急落で安倍首相は終わる。
これこそが本当の民主革命だ。
加計疑惑の「水掛け論」発言で安倍首相は自らの首を絞める事になる(了)