稲嶺進名護市長の最強の応援になる両陛下の3月沖縄訪問
きょう1月13日の各紙が一斉に報じた。
天皇・皇后両陛下が3月に沖縄を訪問されることが12日、分かったと。
退位が目前に迫る中、両陛下が強く望まれたと。
このニュースはビッグニュースだ。
周知のとおり、天皇・皇后両陛下は、いまや憲法9条の最強の擁護者だ。
その天皇・皇后両陛下が、あえて自らの意志で最後の訪問地として沖縄を選ばれ、しかも3月というタイミングで沖縄を訪問される。
おりから沖縄にとって天下分け目の名護市長選がその直前に行われる(1月28日告示-2月4日投開票)。
選挙戦の真っ最中に、天皇・皇后の沖縄訪問準備が行われるのだ。
そして、辺野古移転阻止の稲嶺進現市長が勝つと負けるとでは、その後の沖縄与える影響は天と地ほど違ってくる。
すなわち稲嶺市長が勝てば辺野古移設はますます難しくなり、逆に稲嶺市長が負ければ、11月の沖縄知事選で翁長知事は一気に劣勢に立たされる。
だからこそ安倍・菅暴政コンビはあらゆる手段を使って、なりふりかまわず勝ちに行っている。
私は稲嶺市長が負ける事はないと思っているが、安倍・菅暴政コンビが権力にものを言わせて勝ちに行こうとしているから、何が起こっても不思議ではない。
そこに、降って湧いた天皇・皇后両陛下の沖縄3月訪問のニュースだ。
これは稲嶺陣営にとってこの上ない吉報だ。
天皇・皇后両陛下が訪問されれば、稲嶺知事以下、沖縄のすべての首長がそろってお迎えする事になる。
何としてでも稲嶺名護市長に天皇・皇后両陛下をお迎えさせたい。
稲嶺陣営がそう名護市民に訴えれば、それに納得しない市民はいないだろう。
辺野古移設に賛成する市長を誕生させ、名護市民を分断させたまま天皇・皇后両陛下をお迎えして、両陛下を悲しませていいのか。
そう名護市民に訴えれば、名護市民の多くはそうだ、とうなずくだろう。
もちろん反対陣営は天皇の政治利用だと反発するだろう。
しかし、天皇陛下はあのお言葉で覚悟を示された。
平和憲法をまもるためには政治介入の批判を甘んじて受け入れると。
稲嶺名護市長はこの天皇陛下の覚悟に、自らの覚悟を持って見事に応えるべきだ。
そして2月4日の選挙で勝利し、天皇・皇后両陛下を自らの手で沖縄にお迎えするのだ。
それにしても、驚く。
この報道は政府の公式発表ではない。
しかし、各紙が一斉に報道しているところを見ると、特定のメディアのスクープではない。
宮内庁内部の天皇派が流した安倍・菅暴政コンビに対するあたらな謀反ではないのか。
果たしてメディアは天皇・皇后両陛下の沖縄訪問発表の裏にある官邸と宮内庁のあらたな暗闘について、教えてくれるだろうか(了)