驚いた。
そして思わず笑ってしまった。
きょう1月24日の産経新聞が一面トップで大スクープした。
なんと安倍首相が平昌五輪の開会式に出席するというのだ。
産経新聞とのインタビューで明らかにしたという。
本当だろうか。
そう思っていたら、早朝6時のNHKがトップニュースで流した。
政府は安倍首相が平昌五輪出席に出席する方向で最終調整に入ったと。
これで決まりだ。
それにしても、私の見立てはいつも当たるとは言っても、これほど見事に的中した事はない。
しかし、私が特別の才能があるわけではない。
これまでの安倍首相の言動を見ている者なら、誰でもわかることだ。
要するに目立ちたいのだ。
参加したくて仕方がなかったのだ。
言ってることと、やっている事が支離滅裂なのだ。
自らの政策が何もないのだ。
外交的に見ても、安倍首相が出席しなければいけない理由はどこにもない。
中国ははやばやと代理出席を明らかにして韓国と北朝鮮に政治的メッセージを送っているし、プーチン大統領も出席しないだろう。
米国はペンス副大統領が出席することが決定している。
そうであれば、日本はペンス副大統領の相手であり、そのペンス大統領と親しくしてきたの麻生副総理の開会式出席が妥当だ。
外交的にも副総理を出席させることで十分に韓国に義理立て出来る。
それなのに、なぜわざわざ安倍首相が出席するのか。
しかも開会式に合わせて出席するのか。
何でも自分がやって、自分が目立たないと気が済まないからだ。
だったらはじめから行きたいと言えばいいのだ。
しかし何と言っているのか。
日韓合意を守れと文在寅大統領に直談判するという。
北朝鮮への圧力を乱すなと文在寅大統領にくぎを刺すという。
笑止千万だ。
安倍首相がそう申し入れたからと言って、文在寅大統領がはい、わかりましたと言うとでも思っているのか。
おそらく文在寅大統領の訪日を実現するために、先に私が来たから今度はあなたの番だと言って、念願の日韓首脳の相互訪問を実現させようとしているのだ。
しかし、これもパフォーマンスだ。
たとえ相互訪問が実現したからといって、日韓関係の真の改善など、いまの安倍首相ではあり得ないのにである。
それにしても、こんな安倍首相の平昌五輪開会式参加のパフォーマンスを、もし日本会議の連中や桜井よしこなどの右翼連中が黙って見逃すなら、彼らは腰砕けの極みだ。
所詮彼らは、安倍首相には何でも従う、安倍首相の子分でしかないということだ。
すべてにおいて笑うしかない、安倍首相の平昌五輪開会式出席のニュースである。
韓国で安倍ボイコットのデモが起きない事を願うばかりだ(了)