南北対話の動きを素直に喜べない日本は1億総安倍化している
何度でも書く。
なぜ安倍首相はいつまでっても金正恩のメッセージにコメントしないのか。
それに呼応して動き出した南北対話の動きを歓迎すると言えないのだろう。
もちろん金正恩のメッセージを額面どおり受け取る必要はない。
南北対話がこのまま一気に進むとは思えない。
しかし、うまく行って、核戦争の危機が回避されるほうがいいに決まっている。
トランプでさえ、二転、三転した上で、うまく行けばいいと言い出した。
それなのに、なぜ安倍首相は語らないのか。
伊勢神宮参拝後の年頭所感でも、バカの一つ覚えのように対北朝鮮強硬論をくり返すだけだ。
なぜだ。
それは、語れないからである。
南北対話が進めば安倍外交が破綻するからだ。
だから、安倍首相が沈黙するのは、恥ずべきことだが、まだわかる。
しかし、メディアは安倍首相に聞こうともせず、野党は沈黙したままだ。
メディアと野党がこれだから、世論もまた歓迎しない。
これを要するに北朝鮮問題になると、日本は一億総安倍首相になってしまったごとくだ。
1億総安倍化である。
どんなにダメでも、安倍政権が続くはずである(了)