トランプのゴルフそのものがフェイクに違いない
きょう1月23日の毎日新聞がワシントン共同を引用して書いた。
21日付米紙ワシントン・ポストが報じたという。
トランプ大統領が最初の1年間で繰り返したフェイク発言は2140回だったと。
ワシントン・ポストは就任以来行われたトランプ大統領の演説や声明、ツイッターなどをファクトチェック(事実確認)してみたという。
その結果、この数字が明らかになったというのだ。
さすがに米国の代表紙だ。
よくぞここまで検証したものだ。
日本の主要紙も同様の事を安倍首相に対して行ったらどうか。
日本国民の誰もが、このニュースを知ってそう思ったに違いない。
しかし、私がここで書きたいのはそのことではない。
ワシントン・ポスト紙はこう書いているという。
虚偽の主張がなかったのは過去1年間でわずか56日だけであり、しかもその多くがゴルフにいそしんでいた日だったと。
これには笑ってしまった。
実はゴルフをしている時こそ、もっともウソの誘惑にかられる時だ。
数あるスポーツの中でも、ゴルフはルールを守ることを自己申告するスポーツの代表格であるからだ。
おそらく、ゴルフをしている時のトランプ大統領は、スコアをごまかしたり、打ち直ししたりと、ウソをくり返しているに違ない。
トランプのゴルフそのものがフェイクなのだ。
そして、ゴルフと言えば必ず思い出す事がある。
私が米国に勤務していた時、ゴルフ雑誌で「世界中のゴルフファンに聞いたアンケート」というのがあった。
上司とゴルフをしていた時、上司が不正をしたのを偶然見つけてしまった時、あなたならどうするか、という質問に、一番、見て見ぬふりをする、と答えたのは米国のゴルファーだった。
その理由は、上司の機嫌を損ねてクビになるような愚をどうしておかすのか、というものだった。
ちなみに、開発途上国の国のゴルファーほど不正を許さないと答える者が多い傾向が見られ、日本はちょうど中間ぐらいだったと記憶している。
なんでもかんでも米国の後を追いかける日本だから、ますます米国に似て来るのだろうか(了)