「北里大は10日、医学部の不正入試問題を受けた文部科学省の緊急調査で、同省から医学部一般入試の繰り上げ合格で、属性による差異を設けているとの指摘を受けたと発表した。補欠合格者に電話で繰り上げを連絡する際、男性や現役生を優先していたという。
同大関係者は「男子の辞退数が多いので、それを埋めるため優先していた」と述べた。
同大は第三者委員会を設置し、来年1月末ごろまでに調査結果などを公表する予定。今後、不適切な対応を受けた受験生に誠実に対応するとしている。時事通信(2018/12/10-15:54)』
医学部不正不正入学から、戦変わらぬ女性差別の実態が、明らかになりました。
北里柴三郎博士も天国から嘆いておられると思います。
北里大学医学部の建学の精神
北里大学は、世界的な細菌学者であり、我が国の近代医学と衛生行政の発展に多大な貢献を果たした北里柴三郎を学祖と仰ぎ、1962年に北里研究所創立50周年を記念して創設されました。
北里柴三郎の業績は、「科学者としての真の学問追求」「社会事業家としての国創」「教育者としての人材育成」に集約されます。北里は常々、「事を処してパイオニアたれ。人に交わって恩を思え。そして叡智をもって実学の人として、不撓不屈の精神を貫け。」と門下生に説いていました。
北里大学は、北里が成した学統を受け継ぎ、北里が顕現した「開拓」「報恩」「叡智と実践」「不撓不屈」を建学の精神としています。