教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

梅原猛さん死去 イデオロギーを嫌い、学問を愛した人生

2019年01月14日 14時11分16秒 | 受験・学校・学問





07:14



特別講演を終え、花束を手にする梅原猛・国際日本文化研究センター顧問(右から2人目)=京都市西京区の同センターで2013年5月22日、竹内紀臣撮影

(毎日新聞)

 哲学者の枠にとどまらない、膨大な日本文化の集積から、独自の「梅原日本学」を築いた梅原猛さんが亡くなった。イデオロギーを嫌い、学問を愛した人生だった。

 哲学との出合いは旧制八高(現名古屋大)時代。ハイデガーやニーチェへの理解を深める傍ら、西田幾多郎、田辺元、和辻哲郎ら京都学派に興味を持ち、京大哲学科に進む。死を見据えたうえで存在とは何かを考える立場の礎には、名古屋大空襲や徴兵など、自身の苦い経験があった。

 日本文化への探求を深め、広げていった。「今までの日本研究は総合的な視野が欠けていた。『日本のことなんかやるのは反動だ』と左寄りの批判があった」。学生運動が盛り上がった時代の世相には距離を置きつつ、権力者に対する舌鋒(ぜっぽう)は鋭かった。国際日本文化研究センター(京都市西京区)創設にあたり、中曽根康弘首相(当時)に恩義を感じながらも「私と中曽根さんとは政治的信条を異にしている。憲法改正に私は反対。この日文研では政治が文化に奉仕している」と誇った。「美しい国」を掲げた安倍晋三首相に対しては「確かに日本は美しい。しかし美しい日本人とは? 東条英機ですか? 小泉純一郎? そうではない。菅原道真であり、世阿弥であり、千利休だ。彼らはみな権力に抹殺された」。2004年には「九条の会」設立呼びかけ人の一人にも名を連ねた。

 ユーモアに満ちた言説で知られ、07年の同センター設立20周年の記念あいさつでは「若いときは(柿本)人麻呂や聖徳太子の霊が乗り移っていろんな本を書いたんですが、ただ今、世阿弥の霊が乗り移った」と笑わせた。また「80になってやっと本当に学問が楽しくなった。100まで生きるのは無理か知らないが、生きて挑戦したい」と学問への尽きぬ思いを語った。』

イデオロギーを嫌われても、 京都学派らしく権力に迎合せずきっちり筋を通されたという思います。
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山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』暮らしと経済 歴史にまなぶ産業の盛衰

2019年01月14日 13時20分07秒 | 国際・政治

立憲民主党福岡3区(福岡市早良区・西区・城南区の一部、糸島市)

山内 康一
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歴史にまなぶ産業の盛衰
2019年 01月13日
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地元支援者の方から早良区のある集落の郷土史の本をいただき、おもしろくて一気に読み終えました。実家の筑紫野市原田から山を越えればそんなに遠くない土地ですが、似ているところも似てないところもあります。方言などはほとんど同じですが、微妙に異なっているところもあります。大正から昭和の半ばまでの聞き取り調査や文献調査に基づく本ですが、初めて知った事実も多くて勉強になりました。

その本のなかで、早良区ではかつて犂(すき)作りが重要な産業であったことを知りました。犂(すき)とは牛や馬にひかせて田畑を耕す農具ですが、1960年代までは使われていたそうです。早良区には犂(すき)の製造工場があり、戦後の食糧難の時代には食糧増産のために犂(すき)の売り上げが好調で、1950年代に生産量のピークを迎えたそうです。

しかし、1960年代にトラクターや耕運機が普及し始めると一気に犂(すき)産業は衰退し、消滅してしまったそうです。何十年もゆるやかに成長してきた産業が、そのピークからわずか10年ちょっとで消滅をむかえました。ゆるやかな成長には何十年もかかったのに、消滅はわずか10年です。恐ろしく早い産業転換です。技術革新が産業の盛衰に与える影響は破壊的です。AI時代だから産業の盛衰のスピードが速まったということではなく、犂(すき)産業に見られるような破壊的な技術革新は昔からしばしば起きてきたのでしょう。

日本のIWC脱退で捕鯨が話題ですが、アメリカの捕鯨産業の盛衰も劇的でした。1850年頃のアメリカのほとんどの家庭は鯨油ランプを使い、鯨油をとるための捕鯨産業は当時のアメリカで5番目に大きな産業でした。1853年にペリー提督率いる黒船がやって来たのは、捕鯨船に薪や水、食料を補給する場所の確保が目的でした。高校の日本史でペリー来航について習った時に「なんでアメリカ人はたかがクジラ漁のために艦隊を派遣したんだろう」と素朴な疑問を持っていました。捕鯨産業が当時のアメリカ経済に占める割合を考えれば、当然のことだったと今は納得できます。

ところが1859年に石油の機械掘りが始まり灯油が安くなると、鯨油産業は一気に衰退します。さらに1879年にエジソンが電灯を発明したことで、鯨油産業は壊滅しました。アメリカで5番目の規模の捕鯨産業が30年ほどで壊滅したわけです。新年のあいさつ等で「今は変化の激しい時代だ」という人がよくいますが、変化が激しいのはいつものことです。少なくとも最近200年くらいは変化の激しい時代がずっと続いています。

たとえば、電気自動車が普及するとガソリンスタンド業界は壊滅的な打撃を受けることでしょう。自動運転が普及するとバスやタクシー業界のあり方も一気に変わるかもしれません。過疎地の公共交通のあり方に劇的なインパクトを与えるかもしれません。自動翻訳機が高性能化して安価になれば、英語教育(外国語教育)のあり方も変わることでしょう。少なくとも簡単な英会話は勉強する必要がなくなるかもしれません。

どんな産業が成長するのか、あるいは、どんな産業が衰退するのかを予測はむずかしいです。しかし、小さな兆候に早く気づいて早く手を打つのが政治や政府の役割だと思います。急速な変化に柔軟に対応し、失業や社会不安といった危機を招かないようにしなくてはいけません。目先のことに捉われて、長期的な視点を失わないために、政策決定に関わる人間には歴史的な視点が必要だと、郷土史を読みながら思いました。
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第1回「権力を知り」と「政治を考える」~『本当は怖い漢字』から学ぶ「権力と民との怖ろしい関係」

2019年01月14日 13時01分17秒 | 国際・政治

板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
~ニュースにブログ~
第1回「権力を知り」と「政治を考える」~『本当は怖い漢字』から学ぶ「権力と民との怖ろしい関係」
2019年01月14日 09時14分22秒 | 「権力を知り」と「政治を考える」~『本当は怖い漢字』から学ぶ「権力と民との...
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
第1回「権力を知り」と「政治を考える」~『本当は怖い漢字』から学ぶ「権力と民との怖ろしい関係」

(板垣英憲『情報局』では、昭和と平成の政治をみてきた板垣英憲のライフワーク「権力とは何か」を通し、「新機軸時代の政治はどうあるべきか」の考察・啓発の一助として、御世かわりの今年から『「権力を知り」と「政治を考える」~「本当は怖い漢字」に学ぶ「権力と民との怖ろしい関係」』を不定期の連載記事として時折発信してきます。)

 漢字には、征服者と被征服者、支配者と被支配者の関係を示す軍事的な文字が少なくない。たとえば、「正義」の「正」は、「一」と「止」を組み合わせた文字であるが、「一」は、城壁に囲まれた都市を表し、「止」は、「ススム」と読み、征服者が、武器を持って攻め入り、征服の成功したことを意味し、勝者の言葉である。まさに正義とは、勝利者の側にあり、勝てば官軍ということである。「義」は、「羊」の体を「我」=ノコギリで横に切り、逆さ吊りにして、神に生贄として完全なものを捧げている姿を示しているという。
 日本は、「法の支配」する法治国家だ。「自由主義=人権の原理」は、国民の生命、身体、財産の保護という基本的人権を守るための原理であり、「民主主義=民主制の原理」は、個人尊重の原理に基づき、個々人の意思を政治に反映させるための原理である。この二つの原理を明文化し「実定法」として制定しているのが、日本国憲法である。英国が成文法ではなく、慣習法を基本としているのとは、違う。
 しかし、憲法が存在しているからと言って、国民の基本的人権が完全に保障され、個々人の意思がすべて政治的に反映されるかと言えば、さに非ずである。
 本稿は、白川静名誉教授の名著「字通」など3部作を紐解き、漢字の成り立ち、起源から、そのなかに「本当は恐ろしい意味」が沈潜され、秘められ、現代にも生き続けているのに、現代人が知らず知らずのうちに「本当は恐ろしい漢字」を使用していることを鮮明にする。同時に「国家権力の恐ろしさ」を解明し、「政治とは何か」という根源的なテーマに限りなく迫り、「真の民主政治とは何か」を明らかにしていく。


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第86回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
2019年1月19日 (土)
13時30分~16時45分
どうなる『新機軸派』(キッシンジャー博士)と『黒い貴族』の戦い
~地球3連邦制の行方と日本の進路
場所 都内某所
参加費 2,000円
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HOME天木直人のブログ安倍擁護の右翼さえもが言えなかった皇室批判をした...

2019年01月14日 12時46分57秒 | 国際・政治

安倍擁護の右翼さえもが言えなかった皇室批判をした東京新聞
2019-01-14



 きょう1月14日の東京新聞の論説「日々論々」を読んで驚いた。

 大嘗祭について、天皇家の私的な支出に充てる「内廷費」で賄うべきだと発言された秋篠宮を例に挙げて、皇族の発言は慎重であるべきだと正面から批判している。

 返す刀で、秋篠宮が西村康彦宮内庁次長を、「聞く耳を持たなかった」とばらした事について、「短慮」な論難だと切り捨て、西村次長はこの叱責に萎縮してはいけないとまで書いている。

 安倍擁護の右翼でさえ、言えいたくても言えなかった皇族批判を、まるで彼らを代弁して書いたごとくだ。

 この論説では、天皇陛下のお言葉についての言及はないが、当然のことながら天皇陛下の発言も念頭にあるに違いない。

 護憲を売り物にする東京新聞だから、皇族といえども憲法順守、つまり政治的発言を禁止している憲法4条を守れということなのだろうか。

 あるいは、象徴天皇制になったのだから、皇族もまた一般国民と同じであり、東京新聞の批判の対象の一人に過ぎないとでも言いたいのだろうか。

 しかし、今の皇族が、安倍首相の憲法9条違反の暴挙に、平和を願う国民に代わって、憲法違反のおそれをおかしてまで反対していることを国民は知っている。

 西村宮内庁次長が、天皇陛下のお言葉事件を受けて、安倍首相が天皇陛下のお目付け役として送り込んだ警察官僚だということを我々は知っている。

 だからこそ、私などは、あ秋篠宮発言を歓迎し、安倍擁護の右翼たちは苦々しく受け止めたのだ。

 しかしその右翼たちも、正面から天皇批判、皇族批判ははばかった。

 それを知った上で、きょうの東京新聞は、社会部・小松田健一記者の署名入りの論説で、皇族批判をした。

 いい度胸だ。

 私はこの東京新聞の論説をあえて評価する。

 一昔前なら、少しでも天皇批判をすれば右翼に殺される時代だった。

 しかし、東京新聞ですら、一社会部記者ですら、署名入りで、顔写真つきで、ここまで皇族批判が出来るのだ。

 これこそが国民主権の世の中だ。

 そう皮肉を込めて書いておきたい。

 それにしても、東京新聞は面妖な新聞だ。

 護憲や反原発を売り物にする一方で、中国たたきや皇族発言批判では、安倍擁護の右翼とまったく同じだ。

 そんな東京新聞を、私はいつも是々非々で読むことにしている(了)
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HOME天木直人のブログ外遊からとっくに帰国したというのに姿を見せない安...

2019年01月14日 12時40分02秒 | 国際・政治


外遊からとっくに帰国したというのに姿を見せない安倍首相の窮地
2019-01-14


 安倍首相は英国とオランダの外遊からとっくに帰国しているはずだ。

 しかし、メディアの前に一向に姿を見せない。

 メディアが報道しようとしない。

 よほど報告すべき内容のない、無意味な外遊だったということだ。

 しかし、それだけが理由ではないだろう。

 それだけなら、いつものように嘘をついてその成果を並べ立てればいいのだ。

 しかし、今度はそうしなかった。

 本当の理由は、あらゆる面で問題が噴出しているので、それを聞かれると窮するのでメディアから逃げたのだ。

 その窮地のひとつが北方領土問題であることは間違いない。
 
 なにしろ、きょう1月14日から外相会議が開かれ、月末には安倍・プーチン首脳会談が開かれる。

 それにもかかわらず、ロシア側がまたしても日本を批判した。

 すなわち、河野・ラブロフ外相会談直後に共同記者会見を開こうとしたら河野外相がそれを拒否したと。

 これは不可解で矛盾していると。

 ここまでバラされたら、もはや隠し事は出来ない。

 外相会議は成果なく終わり、月末の首脳会談は取りやめになってもおかしくない。

 これではさすがの安倍首相もメディアから逃げるはずだ。

 と、ここまで書いたところで、ひょっとして、裏があるのではないかと疑ってみる。

 つまり、交渉が難しいものであることをさんざん煽っておいて、電撃的に解決する
事を狙っているのいではないか。

 河野外相ではだめだったが、安倍・プーチンの首脳会談で一気に合意し、究極の政治決着だと宣伝するシナリオが、プーチン大統領と安倍首相の間で出来ているのではないか。

 損な役回りを河野外相に押しつけるという究極の河野つぶしではないのか。

 そう思いたくなるほどの北方領土交渉の行き詰まりだ。

 しかし、やはりどう考えてもそのようなシナリオはないだろう。

 ということは、北方領土交渉は失敗に終わるということだ。

 2島返還だ、いや4島だと、さんざん論争をさせておいて、何も合意できなかったとすれば、さすがに安倍首相は引責辞任せざるを得ない。

 それほど窮地に立たされているに違いない。

 メディアの前に姿を現すどころの話ではないのかもしれない(了)


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HOME天木直人私が玉城沖縄県知事なら橋下徹を最強の安倍カードと...

2019年01月14日 12時33分54秒 | 国際・政治

私が玉城沖縄県知事なら橋下徹を最強の安倍カードとして雇う
2019-1-14
 本屋で橋下徹が書いた「沖縄問題、解決策はこれだ!」(朝日出版社)という本を見つけた。

 1月21日初版というから出たばかりの本だ。

 著者とそのタイトルにつられて買い求め、きのう一日かけて読破した。

 そして思わずうなってしまった。

 最初に驚いたのが本の冒頭に大田實海軍少将の辞世の電報を引用しているところだ。

 すなわち、捨て石を覚悟で戦い、死んでいった沖縄の人々の事を忘れず、後の日本政府は沖縄の事を大切にしてほしいと懇願して自決した司令官の事だ。

 安倍首相にとってこれほど覚悟を迫る言葉はない。

 それを野党や左翼が言っても効果はない。

 安倍首相が次期首相とさせたいと思っている右翼の橋下徹が引用しているから意味があるのだ。

 そしてその本の中身である。

 沖縄が本気で基地問題を解決したいなら、本土の野党にたよることなく、沖縄のことを国政に本気でぶつける自前の政治家を本土に持たなくてはいけないと主張する。

 沖縄の地政学的な有利性を逆手にとって、日本政府と米国と中国に沖縄を高く売りつけろと説く。

 高く売りつけて、独立とまではいかなくても、一国二制度のような究極の自治を目指せと説く。

 極めつけは、日本政府が言う事を聞かなければ、中国と話をつけて自立経済発展計画を実現せよと説く。

 その通りである。

 ここまで橋下徹が書いた以上、橋下徹は逃げられない。

 もし玉城知事が橋下徹のこの本を読んで、橋下徹を沖縄自立の知事特別補佐官として三顧の礼で迎えるなら、橋下徹は国政などにかかわる余裕などなく、玉城知事の要請を受けるしかない。

 大田實司令官の霊に報いるために、担当補佐官として沖縄の為に、安倍政権と渡り合うしかない。

 私が玉城知事ならすぐに動く。

 メディアの見ている前で橋下徹をほめ殺し、橋下徹を逃げられなくする。

 橋下徹は日米同盟を是認し、改憲論者だ。

 だから辺野古移設反対とは一言も言わない。

 しかし、それでいいのだ。

 だからこそ安倍首相は聞く耳を持たざるを得ないのだ。

 そして、沖縄が自立した経済圏に発展するなら、米軍基地はおのずから要らなくなっていく。

 玉城知事は橋下徹をほめ殺せ。

 ここまで書いた以上、橋下徹は逃げることは出来ない。

 敵前逃亡は安倍首相だけのことにすればいいのである(了)

 
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1月13日(日)のつぶやき

2019年01月14日 04時57分53秒 | 受験・学校・学問
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