通りがかりのタクシーの運転手に勇気をもらう
2019-01-15
政治活動を本格化するために立川にひとり住み始めて2か月ほどが経った。
どこに住んでも私の一日は未明に近くのコンビニに行って各紙を買い求め、その日のメルマガを書く事にある。
その後は街頭演説をしたり、人と会って賛同者を見つけることにつとめる。
その日も、そんな一日だった。
散歩がてらに夕食の買い物をした帰りだった。
年が明け、日が少しずつ長くなってきた事を感じさせる午後5時ごろだったろうか。
両手にポリ袋をもって速足で歩いていると、通りの向かい側から声がかかったような気がした。
そっちの方を見ると薄暗い中に黒色のタクシーが信号待ちをしており、運転席から声がかかったのがわかった。
目を凝らしてみたが、一面識もない運転手だった。
メルマガの読者であるという。
立川の演説を聞いたという。
選挙カーらしきものを見かけた、いつでも運転を手伝う、という。
すべてが聞き取れたわけではなかったが、確かそう聞こえた。
ありがたいことだと思った。
どうなるかわかりませんが、選挙に出る事になればその時はよろしくお願いしますと伝えようとしたら信号が変わり、タクシーは動き出した。
正直言って、私はこの2か月間、だんだんとやる気をなくしつつあった。