教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

ホーム 山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』 平和と外交 緊迫化するインド・ 情勢と日本

2019年03月06日 17時01分23秒 | 国際・政治
 

緊迫化するインド・パキスタン情勢と日本

インド・パキスタン情勢が緊迫しています。インド北部で起きたイスラム過激派による治安部隊への自爆攻撃を機に緊張が高まり、インド軍機が停戦ラインを越えてイスラム過激派の拠点を空爆しました。

両国の戦闘機同士の交戦に発展し、インド軍の戦闘機が撃墜され、パイロットが捕虜になりました。その後、パキスタン側がインド軍機のパイロットを解放しましたが、その後も砲撃戦が続いているようです。パキスタン側は停戦を呼びかけていますが、インド側がなかなか応じない模様です。

インドとパキスタンはこれまで3回も戦争しています。第一次と第二次のインド・パキスタン戦争はカシミール地方の帰属をめぐる戦いでした。今回の武力衝突もやはりカシミール地方で発生しています。

カシミールといえば、日本で有名なのは「カシミア」でしょうか。カシミール地方のヤギ(羊?)からとれる毛は上質でカシミアは「繊維の宝石」と呼ばれる高級品です。

私がパキスタンにいたときに事務所で雇っていたコックさんがカシミール地方の出身でした。カシミール地方の人は温厚な人が多いと聞いていましたが、日本の田舎のおじさんみたいな穏やかで無口なコックさんでした(単に英語が得意じゃなくて無口だったのかもしれませんが、、、)。

今回のインド・パキスタンの緊張に関して、日本政府の動きはあまり目立っていません。河野外相が「インドとパキスタン双方が自制し、対話を通じて事態を安定させることを強く求める」との談話を発表しましたが、それだけです。

インドとパキスタンという核保有国同士の戦争は絶対に避けなければなりません。人口13億人のインドと人口2億人のパキスタンの戦争になれば、数百万人単位の犠牲者が出ることになりかねません。何としても戦争を防ぐ必要があります。

インドではまもなく下院議員選挙が予定されており、ヒンドゥー至上主義政党のモディ首相としては強硬な態度を崩しにくいのかもしれません。イスラム教徒を排斥してきた傾向のあるモディ首相にとっては、メンツにかけて引けないのかもしれません。それでも両国の戦争は避けなくてはならず、中立的な仲裁者が必要です。

日本はインドともパキスタンとも良好な関係を保っています。どちらの国に対しても軍事援助や武器輸出を行っていません(*注意)。日本は中立的な立場で仲裁ができると思います。談話で終わりにせず、両国に積極的に働きかけ、戦争を防ぐことに全力をあげるべきだと思います。

*インドには自衛隊の飛行艇U2を輸出しようとしていましたが、いろいろ報道があり、進んでいるのかわかりません。おそらく進んでいないと思います。仮に進んでいるとしてもまだ納入されていないはずです。

個人的にもインド・パキスタンの緊張は、他人事ではありません。2002年5月にもカシミール地方におけるインド軍駐屯地襲撃事件等により、インドとパキスタンの間の緊張が高まりました。そのときは国際社会の働きかけが功を奏して、危機的な状況は回避されました。

私はちょうど2002年春にパキスタンにいました。私の勤務先のNGOがアフガニスタン人道支援事業に関わっていて、アフガニスタン内の事業をバックアップする事務所をパキスタンの首都イスラマバードに置いていました。当時の私の肩書は、「アフガニスタン・パキスタン駐在代表」というものでした。

物資の調達や休養、日本との行き来の経由地として、パキスタンの事務所を使っていました。治安が悪くて物資もないアフガニスタンから、パキスタンに行くと、停電もなく比較的平穏で中華料理店やスーパーマーケットがあってイスラマバードが天国に思えました。

しかし、2002年5月頃はインド・パキスタン情勢が緊迫化し、国際機関や外国企業の駐在員の家族が国外避難をはじめ、戦争の一歩手前という雰囲気でした。

私の勤め先のNGOは紛争地における人道援助をやっていたので、紛争が起きればすぐにかけ付けます。紛争が起きてから準備するのでは間に合わないこともあるので、紛争が起きそうになったら人道支援の事前準備をはじめます。

そのためインドとパキスタンの緊張が高まった段階で、アフガニスタンからパキスタンに入りました。外国人の避難が始まったタイミングで、わざわざパキスタンに入国し、パキスタンの現地NGOを訪ねて情報収集をしたり、万が一戦争が起きた場合には、協力して緊急人道支援を行うパートナーになってもらうための交渉をしたりしていました。「もし戦争になったら、うちの団体と協力して、避難民に緊急援助をやりませんか?」という交渉をしていました。

幸いにしてパキスタンでちょこちょこ活動しているうちに情勢が落ち着き、緊急援助の事前アレンジメント作業は不要になりました。もしインド・パキスタンの戦争が起きていたら、私は戦地で人道援助活動の最前線にいたと思います。戦争にならなくて本当によかったと思ったものでした。

今回も2002年のときに近い雰囲気なのかもしれません。戦争をして幸せになる人はほとんどいません。戦争をよころぶのは、武器商人、昇進したい高級軍人、そして政治利用したい政治指導者だけだと思います。ふつうの国民や末端の兵士の多くは戦争を望んでいません。

パキスタンのイスラマバードのチキンカレーは世界一おいしいと個人的に思います。気のいいカシミール人のコックさんが戦争に巻き込まれたり、近代的なイスラマバードの街が空爆で破壊されるのは想像したくありません。

パキスタンとの国境に近いインドのグジャラート州にも2001年の大地震のあとに緊急人道援助で行ったことがあります。私が行った被災地はパキスタン国境に近いエリアでした。グジャラートの現地NGOのカウンターパートといっしょに被災者にテントを配るプロジェクトを実施しました。心やさしいグジャラートの地震被災者の人たちが、今度は戦争の被害者になるのも見たくありません。

インドにもパキスタンにも懐かしい思い出があり、どちらの国の人たちも戦争で苦しんでほしくないと思います。アジアの先進民主主義国家であり、世界第三の経済大国の日本には、何か果たせる役割があるはずです。安倍総理はインドのモディ首相との親密さをアピールしてきたはずですから、ぜひその強みを生かして和平を呼びかけてほしいと思います。河野外務大臣にもがんばっていただきたいと思います。

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ベトナム、中国、韓国、北朝鮮、そして米国と、すべての繋がりを持っている日本の国際的政治家は、小沢一郎代表を置いて他にはいない。いまこそ、小沢一郎代表の出番であり、それを自主的にやってもらいたい

2019年03月06日 16時44分11秒 | 国際・政治

~ニュースにブログ~

 

ベトナム、中国、韓国、北朝鮮、そして米国と、すべての繋がりを持っている日本の国際的政治家は、小沢一郎代表を置いて他にはいない。いまこそ、小沢一郎代表の出番であり、それを自主的にやってもらいたい

2019年03月06日 08時15分10秒 | 政治
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
ベトナム、中国、韓国、北朝鮮、そして米国と、すべての繋がりを持っている日本の国際的政治家は、小沢一郎代表を置いて他にはいない。いまこそ、小沢一郎代表の出番であり、それを自主的にやってもらいたい

◆〔特別情報1〕
 米トランプ大統領は、「非核化」や「経済制裁解除問題」などとはまったく関係のない「2度の大チョンボ発言」により、第2回目の米朝首脳会談を台無しにした。このため、天皇陛下を戴く世界支配層「ゴールドマン・ファミリーズ・グループ」、とりわけキッシンジャー博士が「100%悪いのは、トランプ大統領だ。金正恩党委員長は、まったく悪くない」と激怒しているだけに、トランプ大統領は金正恩党委員長に頭を下げて謝罪することもできずにいる。天皇陛下の側近たちは、直ちにキッシンジャー博士に連絡して、裏の世界ではすぐに調整が始まっているが、この流れで表の世界でも当然、調整をしなければならない段階に入ってきている。しかし、仮にトランプ大統領が辞めないとしても、世界恒久の平和と繁栄を実現しようと齢95歳の老骨にムチを打って頑張っているキッシンジャー博士が「バランスの破壊者、最悪の男」と口を極めて批判し嫌っている安倍晋三首相、及びこれを助けている麻生太郎副総理兼財務相は、「仲立ち」など絶対にできない。そのため政権交代を早めなければならない。天皇陛下のごく側にいる吉備太秦は、「ベトナム、中国、韓国、北朝鮮、そして米国と、すべての繋がりを持っている日本の国際的政治家は、小沢一郎代表を置いて他にはいない。いまこそ、小沢一郎代表の出番であり、それを自主的にやってもらいたい。自主的にやれば自ずと次の総理大臣は小沢一郎となる。大クラッシュが起きたのだから、もう二重外交を懸念する必要はまったくない。いま、総理大臣ではないが、アントニオ猪木参院議員と一緒に北朝鮮に行って仲立ちをしてもらってもいい」と提案し、以下のように説明している。

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第88回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
2019年3月16日 (土)
13時30分~16時45分
出版記念講演
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人類補完計画 この一大事に世界を救う盟主となる」

場所 都内某所
参加費 2,000円


【『一由倶楽部 鉄板会』】
平成31年3月23日 (土)14時~16時

会 場 都内某所
参加費 5,000円


オフレコ懇談会
2019年3月30日(土)13時~17時
元毎日新聞記者・政治経済評論家歴45年!
板垣英憲が伝授する「必勝!」のための情報キャッチ術・情勢判断学~情報4重層「表・裏・陰・闇」とジレンマ情勢予測秘術
場所 都内某所
参加費 5,000円
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HOME天木直人のブログ非核化に向けた米中ロ韓朝5国協議の開始と日本の更...

2019年03月06日 15時58分01秒 | 国際・政治



 


非核化に向けた米中ロ韓朝5国協議の開始と日本の更なる孤立

2019-03-06



 不調に終わった2回目の米朝首脳会談について、安倍政権とそれに追随するメディアは、悪い合意をするくらいなら決裂してよかった、拉致問題をトランプ大統領が提起してくれてよかった、とその二つばかりを繰り返しているが、他の国の動きはそうではない。

 トランプも金正恩も、合意が出来なかった事について決して否定的な事を言わず、それどころか、進展に向けた意欲を示している。

 文在寅大統領も仲介意欲満々だ。

 これを要するに、もはやトランプが武力による威嚇に逆戻りすることはなく、金正恩も制裁解除と経済開放を優先し、非核化を進めざるを得ないのだ。

 しかし、さすがに米朝協議をすぐに始めるわけにはいかない。

 さりとて、このまま北朝鮮の非核化問題を国際社会は放置するわけにはいけない。

 そこで、次は何が動き出すのか。

 ズバリそれは、中国、ロシアを巻き込んだ米中ロ韓朝の5国協議の開始だ。

 その動きは必ず近い将来出てくる。

 そしてその協議に日本が呼ばれる事はない。

 その一方で、拉致問題解決のモメンタムは完全に失われる。

 もはやトランプが金正恩に拉致問題を提起する場は巡ってこないからだ。

 そして安倍首相は、拉致問題はトランプに頼るしかなかったからだ。

 こう考えた時、米朝合意の不調は、実は日本にとって大誤算だったのだ。

 安倍政権は素直にそれを認め、北朝鮮との直接対話に舵を切るか、それが出来なければ、中国、韓国と、ロシアとの関係改善に努めるしかないのである(了)

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HOME天木直人のブログNHKのネット同時配信開始は安倍4選の布石である

2019年03月06日 15時48分18秒 | 国際・政治

 

NHKのネット同時配信開始は安倍4選の布石である

2019-03-06

HOME天木直人のブログNHKのネット同時配信開始は安倍4選の布石である

 政府はきのう3月5日、NHKがすべての番組をテレビやラジオ放送と同時にインターネットに流す、いわゆる、常時同時配信を可能にする放送法の改正案を閣議決定し、国会に提出した。

 そのことを、きょうの各紙が一斉に、しかしあまり目立たせることなく、報じている。

 同時に、この改正法案は、ネット業務の内容や費用に関する実施基準を策定し、総務相に認可権や勧告権を与えている。

 政府は同時にまた、携帯電話市場の競争を促すための電気通信事業法の改正案も閣議決定し、通信料金の引き下げにつなげようとしている。

 この一連の動きの背景に何があるのか。

 一般論としては、我々情報を受け取る側にしたら、利便性が高まり、悪い話ではない。

 しかし、もちろん、政府が我々の為にそうしているわけではない。

 私は、大げさに言えば、これは安倍4選に向けた情報操作の布石であると思っている。

 安倍首相はネットを重視し、活用している事は周知の事実だ。

 それは、ネットを利用、活用する若者こそが、単純な安倍支持者であることを知っているからだ。

 だからネットメディアが普及すればするほど自分に有利だと確信しているのだ。

 安倍反対の中心である安保反対のアナログ老人世代など相手にせずに、ネット情報を重視する事によって、若者を対象に巧みに情報発信し、支持を広げようとする戦略なのだ。

 だから、いまやメディアの中でも思い通りに動かせるNHKを使ってネット同時配信を先行させ、「民業圧迫」の批判をもろともせず、後に続け、さもなければ放送業界で生き残れないぞと脅かしているのである。

 安倍首相は、あらゆる手段を使って安倍政権の延命を図っている。

 野党はもっと危機感を抱かなければいけない(了)

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『股ズレ」自転車の女性選手8割の悩み 対策、元五輪選手が修士論文で

2019年03月06日 10時25分15秒 | 受験・学校・学問


2019/03/05 10:30


修士論文で女子選手への幅広い対策を訴える沖美穂さん=東京都内で

(毎日新聞)

 自転車ロードレースで3大会連続で五輪に出場した順大大学院の沖美穂さん(44)が、自転車界の「股ズレ」の深刻な実態を修士論文にまとめた。選手たちの重い悩みでありながら、デリケートな課題ゆえに避けられがちだったテーマにメスを入れた。「選手が相談できる環境を整えるためにも、まずは実態を知ってほしい」と訴える。【田原和宏】

 「股ズレ」は股の内側などに生じる皮膚や粘膜の異常や障害で、レーサーパンツと呼ばれる専用ウエアや自転車のサドルとの摩擦などで起きる。腫れて痛みが出たり、ひどい時には陰部がただれたりする。選手が相談をためらうこともあり医師にもあまり知られておらず、国内では本格的な研究もされてこなかった。

 沖さんは北海道出身で、スピードスケートから、22歳で自転車に転向した。まず悩まされたのが股ズレだった。婦人科を受診したこともあったが、「男性医師から『こんなの見たことがない』と驚かれ、ショックを受けた」と振り返る。

 3大会連続となった北京五輪に出場した2008年限りで現役引退し、13年4月に日本競輪学校の初の女性教官に就任した。指導者は男性ばかりで、誰にも相談できない女子選手の状況は自らの現役時代と変わらなかった。予防クリームの使用を勧めたり、生理用品メーカーの担当者を招いて研修を開いたりしたが、抜本的な解決には至らなかった。「何とかしたい」との思いから17年4月、学問の世界に飛び込んだ。

 論文をまとめる際、ガールズケイリンの選手100人を対象にアンケートを実施した。8割が「股ズレ」の悩みを抱えており、うち49人が再発を重ねるなど深刻な実態が浮かび上がった。治療の相談をしたことがあるのは6割程度で、相談相手は選手仲間が半数近くで、医者は約1割にとどまった。

 情報不足を背景に、4割の選手は薬を塗ったり、こまめにシャワーを浴びたりするなどの必要な対策をしていないことも明らかになった。別のアンケートでは6割以上の女子選手が男性指導者の理解不足を打ち明けた。

 論文は男性指導者への講習や選手教育、医療機関との連携、障害を軽減するサドルの開発など幅広い対策が必要と結論付けた。

 調査結果は競輪を統括するJKAや日本自転車連盟などに提出する。今春、大学院を修了し、日本代表の強化に携わる。研究室で得た成果を現場で選手の支援 調査結果は競輪を統括するJKAや日本自転車連盟などに提出する。今春、大学院を修了し、日本代表の強化に携わる。研究室で得た成果を現場で選手の支援に生かしていく。』

 

『股ズレ」自転車の女性選手8割の悩みは、男性の自転車選手も同様では有りませんか。

男性選手の大事なところの皮膚炎や前立腺にも影響を及ぼしているのではないでしょうか。男性選手の又ズレの研究も此から併せして下さい。

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3月5日(火)のつぶやき

2019年03月06日 05時31分57秒 | 受験・学校・学問
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