金正恩の反撃に勝てないトランプ
そして令和の最初の試練に立たされる。
それの試練とは、金正恩のミサイル発射にどう対応するかだ。
飛翔体などという言葉でメディアはごまかしていたが、一夜明けて、それが新型弾道ミサイルであることが判明した。
短距離ミサイルと言っても在韓米軍基地を攻撃できるに十分な飛距離を持つ。
しかも核弾頭搭載可能だという。
これ以上ない脅威だ。
これまでのトランプの論理なら、こんどこそ軍事力によってこの脅威を排除しなければ嘘だ。
しかし、それは出来ないだろう。
それが出来るならとっくにしていたはずだ。
出来なかったからこそ米朝首脳会談に応じたのだ。
もはやトランプは金正恩との話し合いに応じるしかない。
そして今度は金正恩との直接交渉ではなく、ロシア、中国を含めた協議しかない。
そんな中で、安倍首相は7日にもトランプ大統領と電話会談を行う事を検討し始めたという(5月6日毎日)。
はたして、何を話すつもりなのか。
いくら助言しても聞く耳を持たない安倍首相のことだ。
馬鹿の一つ覚えのように、いまこそ日米が結束して北朝鮮の完全非核化を目指さなければいけないと言うつもりだろう。
しかし、今度こそ私の助言を聞いてトランプ大統領を説得すべきだ。
六カ国協議に応じた方がいいと。
ひげのボルトンが反対すれば首を切れと。
もともとひげが嫌いだったあなただ。
言う事を聞かなかったから首を切ったと言えばいい。
そして、ロシアと中国を巻き込んで、彼らに北朝鮮の完全非核化の責任を取らせようと。
北朝鮮の体制保証を約束さえすれば、北朝鮮は非核化を飲むと。
そうすれば今度こそノーベル平和賞はあなたのものだと。
トランプの事だ。
「晋三がそういうならそれに従う」、となる。
この助言は決してふざけて言っているのではない。
外交とはそういうものなのだ。
令和の名付け親なのだから、令和と共に正しい外交を始めて、文字通り令和をいい時代にすればいいのだ。
この助言が耳に入らないようでは、もはやいくら首相を続けても、いい事は何一つないと思った方がいい。(了)