これに対し韓国が猛反発している。
制裁決議などくそくらえだと言い出した。
当然だろう。
船舶拿捕は事実上の戦争行為であるからだ。
残念ながら、私の期待に反し、米朝関係の改善は遠のいた。
しかし、それは誰にとっても良い結果にはならないのだ。
もちろん、安倍首相にとっても、日朝無条件首脳会談など、夢のまた夢だ。
どうせ米朝関係は改善せざるを得ないのだ。
いたずらに時間を無駄にするだけ愚かだ。
考えても見るがいい。
北朝鮮が硬化したらかといって、トランプが北朝鮮を攻撃できるはずがない。
そんなことができるならとっくにやっていたはずだ。
その一方で、いくら制裁を続けても北朝鮮が倒れる事はない。
そんな事で北朝鮮が倒れるならとっくに倒れていたはずだ。
だからこのまま膠着状態が続く。
その間に北朝鮮はさらなる核保有国としての地位を築き上げていく。
イランとその他の国々と北朝鮮の核協力も進む。
だから、二度目の米朝首脳会談の直前のシナリオ通り、つまり北朝鮮の体制保証と北朝鮮の段階的非核化で、合意するしかなかったのだ。
ロシア疑惑の追及に恐れたトランプが、ボルトンの助言に従ったから、すべてが狂ったのだ。
トランプがボルトンの助言に従うようでは終わりだ。
いずれイランとの外交も失敗するだろう。
いまからでも遅くない。
ボルトンを更迭するのだ。
これまでもそうして来たではないか。
意に沿わない奴は片っ端から更迭し、思い通りやってきて、それで成功して来たではないか。
自分の意に沿わないものを側に置き続けるトランプは、もはやトランプではない。
トランプがトランプでなくなったらトランプの取り柄は何もない。
いまからでも遅くない。
お前のおかげでノーベル平和賞を逃がした。その髭を見ていると腹が立つ。
そういってボルトンを更迭するのだ。
それが出来ないようでは、バイデンに負けるぞ。
バイデンに負けたらすべてが終るぞ。
ゴルフや相撲観戦の時、安倍首相がこんな助言をトランプ大統領に言えるなら大したものだ(了)