教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

ニュース 社会 死ぬのは5人か、1人か…授業で「トロッコ問題」 岩国の小中学校が保護者に

2019年09月29日 14時35分28秒 | 受験・学校・学問
死ぬのは5人か、1人か…授業で「トロッコ問題」 岩国の小中学校が保護者に謝罪
2019/09/29 11:51毎日新聞


学校の教室(写真はイメージ)=ゲッティ

(毎日新聞)

 山口県岩国市立東小と東中で、「多数の犠牲を防ぐためには1人が死んでもいいのか」を問う思考実験「トロッコ問題」を資料にした授業があり、児童の保護者から「授業に不安を感じている」との指摘を受けて、両校の校長が授業内容を確認していなかったとして、児童・生徒の保護者に文書で謝罪した。

 市教委青少年課によると、授業は5月に東中の2、3年生徒、東小5、6年児童の計331人を対象に「学級活動」の時間(小学校45分、中学校50分)であった。同じスクールカウンセラーが担当し、トロッコ問題が記されたプリントを配布して授業した。

 プリントは、トロッコが進む線路の先が左右に分岐し、一方の線路には5人、もう一方には1人が縛られて横たわり、分岐点にレバーを握る人物の姿が描かれたイラスト入り。「このまま進めば5人が線路上に横たわっている。あなたがレバーを引けば1人が横たわっているだけの道になる。トロッコにブレーキはついていない。あなたはレバーを引きますか、そのままにしますか」との質問があり「何もせずに5人が死ぬ運命」と「自分でレバーを引いて1人が死ぬ運命」の選択肢が書かれていた。

 授業は、選択に困ったり、不安を感じたりした場合に、周りに助けを求めることの大切さを知ってもらうのが狙いで、トロッコ問題で回答は求めなかったという。しかし、児童の保護者が6月、「授業で不安を感じている」と東小と市教委に説明を求めた。両校で児童・生徒に緊急アンケートをしたところ、東小で数人の児童が不安を訴えた。

 市教委によると、授業は、県が今年度始めた心理教育プログラムの一環。スクールカウンセラーによる授業については資料や内容を学校側と協議して、学校側も確認してから授業するとされていたが協議、確認していなかった。

 東小の折出美保子校長は「心の専門家による授業なので任せて、確認を怠った」と確認不足を認めた。【古賀亮至】

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ニュース 社会 転落のボランティア男性救助 山梨の女児不明現場

2019年09月29日 11時55分46秒 | ニュース

2019/09/29 09:04産経新聞

転落のボランティア男性救助 山梨の女児不明現場
行方不明になっている小倉美咲さんが最後に目撃された丁字路付近=山梨県道志村(渡辺浩撮影)
(産経新聞)
 千葉県成田市の小学1年、小倉美咲さん(7)が行方不明になっている山梨県道志村の現場付近で「崖から落ちてけがをした」と通報していた男性が29日午前6時10分ごろ発見され、救急車で病院に運ばれた。県警によると、右腕や右手首を折る重傷。

 男性は東京都小平市の田島嵩一さん(27)。自力で下山しようとしていたところを、小倉さんを探していたボランティアの男性が見つけた。

 田島さんは27日午後1時55分ごろ、110番通報。通報時に居場所を特定できず、その後は電話をかけてもつながらなかった。小倉さんの捜索にボランティアとして加わっていた。

 県警や消防はこの日朝、約80人で捜索を始めたが、小倉さんはまだ見つかっていない。県の災害派遣要請を受けて捜索に加わっていた陸上自衛隊は28日に撤収している。』

田島さん無事救助されて良かったです。
小倉美咲さんも奇跡的に無事見つかる事を祈ります。
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HOME天木直人のブログ日米貿易協定が署名できなくなった裏を読み解く

2019年09月29日 11時48分15秒 | 国際・政治

日米貿易協定が署名できなくなった裏を読み解く
2019-09-24



 NHKの早朝ニュースがスクープした通り、一夜明けてきょうの各紙が一斉に報じた。
 25日のトランプ・安倍会談で署名にする運びになっていた日米貿易協定が、今回は見送られることになったと。
 もちろん、それをごまかすための何らかの文書が作成され、署名されることになるらしい。
 しかし、それは日米貿易協定ではない。
 日米貿易協定の交渉はこれからもさらに続けられるのだ。
 いったん発表していきながら署名できなかったことは、前代未聞の異常な事態だ。
 政府は事前に日本のメディアに流し、メディアはそれを信じて報じた。
 今度の国連総会で日米貿易協定は署名されることになると。
 それが突如として、よりによって安倍首相訪米直前に覆ったのだ。
 日本にとって想定外のハプニングだったに違いない。
 なぜこんな異例なことが起きたのか。
 その原因は、ズバリ、なんでもありのトランプ大統領の一言にあったに違いない。
 いったいトランプ大統領はどう注文をつけたのか。
 これまでの報道を振り返って、私が今度のドタバタ劇の裏を読み解くとこうだ。
 そもそもなぜトランプが日本との二国間貿易協定を安倍首相に迫ったのか。
 それは、ズバリ、米国抜きのTPPが発効すれば米国がTPP加盟国との間で不利な扱いを受けるからだ。
 だったらTPPに加入しろという話だが、トランプにはそれは通用しない。
 その一方で、日本としては、TPPの加盟国との手前があるのでTPP以上の譲歩を米国と二国間でするわけにはいかない。
 そんなことをすればTPP加盟国が怒り出すからだ。
 メディアが頻繁に報じてきた、「日本が米国に譲れる最大限の水準はTPPで合意した水準だ」というのは、一方において農業などの国内産業向けの合言葉だが、他方においてTPP加盟国向けのメッセージでもあるのだ。
 しかし、この二つの要求、つまり米国第一のトランプの要求と、最大限でもTPP水準の譲歩しかできないという日本の立場を両立させるのは、至難の業だ。
 そこで茂木大臣とライトハィザー米通商代表との間で玉虫色の合意でごまかしてトランプ大統領と安倍首相に署名させようとした。
 日米貿易協定自体は肝心なところを曖昧にし、本当の約束は政府間取り決めなどの密約で書き込もうとしたのだ。
 安倍首相は、そのようなシナリオを茂木大臣や官僚から聞いても驚かない。
 いつも使う手だからだ。
 ところがトランプ大統領はそんな面倒なやり方は通じない。
 自分の支持者にわかりやすい成果を強調しなければいけない。
 そこで、ライトハイザーから聞かされた日米貿易協定案の書き直しを命じたのだ。
 いくらなんでも、署名直前にそんなことを言われても、茂木大臣もライトハイザー代表も、すぐには修正案はつくれない。
 ましてや合意までたどり着けない。
 だから今度の首脳会談では貿易協定案の署名は見送り、だからといって何も署名せずに物別れに終わったなら首脳会談は失敗になるから、これまで合意した内容の確認と今後の交渉の論点を整理した文書など、何らかの文書を急きょ作って、それに署名する格好をつけるのだ。
 その文書は、誰が見ても当たり前のような合意を書いた公表部分と、決して公表されない密約の部分が存在する。
 はたしてこの私の推論があたっているかどうか。
 私は25日の日米首脳会談後の記者会見に注目する。
 隠そうとする安倍首相と、なんでもしゃべってしまうトランプ大統領が、日米首脳会談の後の記者会見でどのような発言を一緒に、あるいは個別に、行うのか、けだし見ものである。
 メディアがどう質問し、どう解説するのか、けだし見ものである(了)
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