カジノを含む統合型リゾート(IR)を巡る汚職事件で収賄罪などに問われた衆院議員、秋元司被告(49)に対し、東京地裁(丹羽敏彦裁判長)は7日、懲役4年、追徴金約758万円(求刑・懲役5年、追徴金約758万円)の判決を言い渡した。秋元議員は全面無罪を主張していた。

 国会議員経験者が有罪となるのは、いずれも公職選挙法違反に問われた元法相の河井克行元衆院議員(58)=1審で懲役3年、控訴中▽妻の案里元参院議員(47)=懲役1年4月、執行猶予5年の1審判決が確定▽前経済産業相の菅原一秀元衆院議員(59)=罰金40万円、公民権停止3年の略式命令が確定――に続き今年4人目。いずれも自民党選出で「政治とカネ」に改めて厳しい視線が注がれそうだ。

 起訴状によると、秋元議員はIR担当の副内閣相と副国土交通相だった2017年9月〜18年2月、IR参入を目指していた中国企業「500ドットコム」側から計約758万円相当の賄賂を受け取ったとされる。また、保釈中の20年6〜7月、ドットコム社の元顧問2人=いずれも贈賄罪で有罪確定=に、虚偽の