首都圏地盤のスーパー、オーケー(横浜市)は3日、関西の中堅食品スーパー、関西スーパーマーケットに対し、株式公開買い付け(TOB)による買収方針を発表した。関西スーパーの取締役会の賛同が前提としている。

 オーケーによると、今年6月、関西スーパーに対し、1株あたり2250円でTOBの提案を行ったが、実質的な協議の場は設けられなかったとしている。オーケーは、関西スーパーの株式の約7%を保有している。

 関西スーパーは8月31日、関西地盤で筆頭株主であるエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの傘下に入ると発表していた。

 これについて、オーケーは、「関西スーパーの株主利益の最大化の観点から、公正に比較、検討頂けたのか、懸念している」としている。ただ、「提案当初から、敵対的な公開買い付けを行うつもりはない」とも表明した