5か月振りに日中首脳会談が行われた事が大きく報じられ、日中関係の改善がみられたごとく報道されている。
とんでもないウソだ。
きょう4月23日の産経新聞が正直に、次のようなハプニングを紹介している。
「・・・バンドン会議60周年記念首脳会議では、それ(日中首脳の溝の深さ)を象徴するこんな場面があった。
『プライムミニスター、シンゾー・アベ』
場内に安倍首相の名前がアナウンスされ、演説が始まる直前だった。それまで各国首脳の演説に耳を傾けていた習主席が突然席を立って会場を後にしてしまったのだ・・・」
こんなことが起きていたのだ。
国連総会の首脳演説を想起するまでもなく、およそ首脳が国際会議で演説を行う直前に席を立つことは、外交的にこれ以上ない非礼なことだ。いやあからさまな拒否のメッセージだ。
それを習近平主席は各国の代表の前で行ったのだ。
しかも、このような重要な出来事を日本のメディアは皆知っているはずなのに、この産経新聞のエピソード記事のほかに、一切報じられていない。
これですべてが証明された。
安倍外交とそれを報じる日本のメディアは、すべてでたらめだということだ。
これでは日本国民は何もわからないはずだ。
日本はいま、国民が何も知らされないまま、大変なことになっている(了)