2019/01/29 00:00
兵庫県明石市の泉房穂市長
(毎日新聞)
兵庫県明石市の泉房穂(ふさほ)市長(55)が2017年6月、道路拡幅に伴う用地買収が進まないため、「立ち退きさせてこい。今日、火をつけて捕まってこい。燃やしてしまえ」などと担当幹部に暴言を吐いていたことが28日、分かった。泉市長は毎日新聞の取材に対して事実関係を認め、「市長としてあるまじき行為で深く反省している」と述べた。この幹部には同日、謝罪したという。
市によると、JR山陽線明石駅近くにある国道2号の交差点付近では事故対策の拡幅事業が行われ、国から受託した市は12年度から用地の買収を進めてきた。交渉が一部で進んでいないことを知った泉市長は17年6月14日夕、担当幹部を市長室に呼び出し、進捗(しんちょく)状況を
この際、権利者へ金額が未提示だったことについて「何しとってん。ふざけんな」などと厳しく叱責。「すみません」と謝る幹部に「燃やしてこい。今から建物。損害賠償、個人で負え」と激しい口調で暴言を浴びせた。
買収交渉は翌月にまとまって現在は事業が進んでおり、幹部は暴言で体調不良を訴えたり、休職したりしてはいないという。取材に応じた泉市長は「現場では交通死亡事故が起きていた。待ったなしの事業で、安全な交差点を造る前に人が亡くなったらどうするのかと感情的になってしまった」と釈明したを
泉市長は地元出身でNHKディレクター、弁護士、旧民主党の衆院議員などを経て、11年の統一地方選で初当選。今年4月の市長選に3選を目指して出馬表明している。【浜本年弘】
明石市長で、法律の専門家の弁護士として地上げ屋紛いの発言は、常軌を逸しています。
明石市長としてuniqueな市民の視点に
立った明石市政を実現させた市長とはとても思えません。
泉房穂
泉 房穂(いずみ ふさほ、1963年8月19日 - )は、日本の政治家。兵庫県明石市長(2期)。元衆議院議員(1期)。
 日本の政治家
泉 房穂
いずみ ふさほ
生年月日1963年8月19日(55歳)出生地 兵庫県明石市出身校東京大学教育学部前職NHK職員
弁護士
衆議院議員現職兵庫県明石市長所属政党(民主党→)
無所属公式サイトいずみふさほ(泉 房穂)オフィシャルサイト
 第14代 兵庫県明石市長
当選回数2回在任期間2011年5月 - 現職
 衆議院議員
選挙区比例近畿ブロック(兵庫2区)当選回数1回在任期間2003年 - 2005年テンプレートを表示
概要編集
兵庫県明石市生まれ。明石市立二見小学校、明石市立二見中学校、兵庫県立明石西高等学校、東京大学教育学部卒業。高校時代は生徒会長を、東大在学中は駒場寮の寮長を務めていた[1]。東大卒業後、日本放送協会(NHK)に入局。NHKを退職後、石井紘基民主党衆議院議員の秘書を経て、司法試験に合格。司法修習の同期に橋下徹元大阪市長がいる。その後、神戸市や明石市で弁護士事務所を開設。
2003年、第43回衆議院議員総選挙に民主党公認で兵庫県第2区から出馬。選挙区では公明党の赤羽一嘉に敗れたが、重複立候補していた比例近畿ブロックで復活し、初当選を果たした。衆院議員在職中は犯罪被害者基本法や高齢者虐待防止法、無年金障害者救済法の成立、介護保険法の改正に取り組んだ。2005年の第44回衆議院議員総選挙でも兵庫県第2区から民主党公認で出馬したが、再び赤羽一嘉に敗れ、比例復活もならず落選した。後、明石市内の弁護士事務所にて弁護士業務を再開し、2007年、社会福祉士の資格を取得。庶民派弁護士として活動。
2011年4月24日執行の明石市長選挙に無所属で出馬。民主、自民両党や井戸敏三兵庫県知事の支援を受けた元兵庫県東播磨県民局長の宮野敏明を69票の僅差で破り、当選を果たした。
2011年5月より明石市長に就任。中学生までのこども医療費の無料化、犯罪被害者等支援条例、離婚後のこども養育支援、法テラス窓口を市役所内に全国で初めて設置した他]、特色ある施策を進めた。減少傾向にあった明石市人口が、2013年より増加に転じている。[4] 2015年3月全国で初めて「手話言語・障害者コミュニケーション条例」] を制定。
2015年4月26日執行の明石市長選にて再び無所属で出馬。再選を果たす。[]1期目の施策をさらに進め、「障害者に対する配慮を促進し誰もが安心して暮らせる共生のまちづくり条例」[7]の制定、知的・精神障がい者など門戸を広げた市職員の採用試験の実施]、無戸籍者に対するサポート事業[、第二子以降の保育料無料化]、離婚後のこども養育支援(養育費や面会交流についての取り決め)、などの施策を展開。2017年1月に完成した明石駅前再開発ビルについて、当初の計画では明石市の負担額が127億円となっていたが、国や兵庫県の補助金を得ることができる図書館や子育て支援施設の整備に大きく内容を変更したことで、23億円減の104億円とし、市の負担を大きく減らすことに成功した。様々な子育て世帯の負担軽減の施策が功を奏し、2017年8月には明石市の人口が過去最高となる。
2018年4月からの明石市が中核市へ移行することを表明。中核市へ移行に伴い、保健所、動物センターの開所に続き、2019年4月には中核市としては全国で初めて児童相談所を設置することが決まっている。手話検定2級を保持しており、講演などでも手話を披露している。