教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

HOME天木直人のブログ日米貿易協定は令和の日米安保条約である

2019年09月27日 13時45分07秒 | 国際・政治




日米貿易協定は令和の日米安保条約である
2019-09-27


 一夜明けて日米貿易協定の合意に至る解説記事を読み比べ、つくづく思った。

 日米貿易協定は令和の日米安保条約であると。

 合意に至るまでのプロセスが何もわからないまま署名させらた。

 そしてその内容は明らかに不平等だ。

 それでも初めに合意ありきだった。決裂は許されなかったのだ。

 こう考えた時、まさしく日米貿易協定はあの日米安保条約とそっくりであることがわかる。

 実際のところ、日本が米国と初めて締結する二国間自由貿易協定だ。

 そして、トランプにとっても、議会の承認を得る必要がないという意味で、北米(メキシコ・カナダ)や韓国との自由貿易協定に先行する、はじめての、選挙民向けに自慢できる、自由貿易協定になる。

 中国との貿易交渉がうまくいかない中で、対照的な勝利だ。

 文字通りトランプにとってのウィンだ。

 それでは、日本にとってのウィンは何か。

 日本経済の根幹は農業と自動車である。

 そして農業の中心は米(コメ)だ。

 農家の票を失いたくないから、いかなる政権も米作だけは最後まで守ろうとする。

 ところが、米国米の主要生産地はカリフォルニア州であり、トランプの関心は米作にはなかった。

 トランプの関心は米国牛の日本への輸出だ。

 米国牛で譲歩することは、米に比べればたやすい。

 譲歩ははやばやと決まってた。

 それに比べ自動車・自動車部品の追加関税・数量規制は打撃が大きい。

 これさえ回避できれば安倍首相のいうところの日本側のウィンだ。

 しかし、これが難航した。

 日米貿易協定の本文の中でそれを書き込むことはもちろん米国は応じない。

 交渉が長引いた最大の理由はそこにあった。

 しかしトランプ大統領は早く貿易協定をまとめて成果を選挙民に示したい。

 日本側もトランプの要求がもっと激しくならないうちにまとめたい。

 そこで両者の利害が一致したのが「交渉継続」という現状維持だ。

 関税を下げさせられなかっのだからウィンではない。

 それではあまりにも成果がないということで、追加関税や数量規制は行わないという確認事項を共同声明に明記し、それを仰々しく署名した。

 最悪の事態を回避しただけなのに、あたかも成果の如く宣伝した。

 しかもそれは気休めだ。

 同床異夢だ。

 トランプは、対日赤字や国内産業保護を理由に、いつでも追加関税や数量規制を持ち出すことができる。

 しかし、少なくとも貿易協定の合意した時点では最悪の事態は回避できた。

 それが日本側のウィンであり、それで大成功なのだ。

 きょうの朝日によると、正式な日米貿易協定は10月上旬に署名されるという。

 その後に国会に提出されるのだ。

 その時点ではじめて日米貿易協定の全貌が明らかになる。

 野党はどこがウィン・ウィンなのか、譲歩し過ぎだ、と追及すると報じられている。

 しかし、安倍政権は聞く耳を持たない。

 トランプの都合に合わせて、来年1月1日に発効させなくてはいけないから12月までに国会承認を行うつもりだ。

 野党もメディアもそれを知っている。

 そして、どんなに不都合な日米貿易協定であっても、それを反故にすることは野党には出来ない。

 だから野党は本気で反対する気はない。

 日米関係をぶち壊すようでは政権は取れないからだ。

 またひとつ、日米貿易協定という不平等な、そして日米経済関係を左右する条約が日米間に成立したということである(了)
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ホーム山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』政治の動きと分析 専門知の死:無知礼賛と民主主義【書評】

2019年09月26日 11時22分02秒 | 国際・政治

ホーム山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』政治の動きと分析
専門知の死:無知礼賛と民主主義【書評】
2019年 09月25日
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専門知と民主主義の関係は、政治学の重要なテーマです。世界で広がるポピュリズムや反知性主義の動きを見ると、きわめて現代的なテーマです。トム・ニコルズ著「専門知は、もういらないのか:無知礼賛と民主主義」という本を読んで考えさせられました。

原書のタイトルは「The Death of Expertise」なので、直訳すると「専門知の死」という感じです。原書の副題には「The Campaign against Established Knowledge and Why it Matters」とあり、それも直訳だと「確立された知識への攻撃となぜそれが問題か」という感じでしょうか。*英語の「campaign」には「軍事行動」とか「作戦」という意味もあります。

著者のトム・ニコルズは、ロシアや核戦略の専門家で、米国海軍大学校の教授です。大学で教えていることもあり、米国の大学教育の現状もよくわかっています。トランプ大統領に象徴される米国の反知性主義の現状を嘆いています。

サブタイトルの「無知礼賛」の背景には、インターネットの普及と大学教育の大衆化とサービス産業化があると著者は言います。インターネットの世界では、その道何十年の研究者や実務者の専門的提言も、素人の短絡的コメントも、平等に扱われる傾向があります。むしろ素人の歯切れのよい意見の方が、正しく見えることもあります。

専門家(特に謙虚で優秀な専門家)は、あまり断定的な意見をいいません。さまざまな事例や例外を知っているために、留保付きの慎重な意見をいう傾向があります。他方、専門外の素人(特に謙虚さに欠ける素人)は、よく知らないテーマに関しても、きっぱりと断定的な意見をいう傾向があります。

専門家が複雑な事象について複雑で正確な説明をするよりも、短絡的で歯切れのよい印象論の方がインパクトがあり、第三者から見ると説得力を持つことがあります。日本でも「はい、論破」みたいな論法がもてはやされる傾向があります。日本にも自らの無知さ加減を知らないのに歯切れのよい「論客」がたくさんいます。あるいは無知だから歯切れがよいのかもしれません。

最近人気のユーチューバーやワイドショーのコメンテーターは、自分の専門外の安全保障政策や外交政策などについても歯切れよく断定的に発言し、それがウケている風潮があります。ネットの世界では、その道の権威の専門家も素人も「平等化」されてしまいます。

そしてネットでは、まったくの専門外の素人でも自由に発信できます。本を出版するのも、新聞や雑誌に投稿するのも、かなりハードルが高いです。プロの編集者が内容をチェックし、校正者が原稿を再チェックし、一定の水準以上の文章しか出版されません。ところがネットではノーチェックで自由に発信できます。

専門家と素人では知識量や経験値が圧倒的に違うのに、平等に扱われるのは逆に不平等な気がしますが、そういう感覚は時代遅れなのかもしれません。ネットの世界で人気者になろうとしたら、知的な謙虚さは邪魔にしかならないのかもしれません。

イタリアでは人気コメディアンが五つ星運動という政党をつくり、国政で大きな影響力を発揮しています。五つ星運動は、専門知を軽視したポピュリズム的政策と、インターネットを使った直接民主主義的手法を駆使して、一気に躍進しました。五つ星運動に関する論文を読んだことがありますが、インターネットを使った直接民主主義的な手法は有権者に「ウケる」一方で、欠点も多くて危険だと感じました。

ウクライナでもコメディアンの大統領が誕生して話題になりました。政権を打倒することまではできるかもしれませんが、政権を運営できるのかあやしいものです。アメリカで俳優が大統領になったことはありましたが、大統領を支える共和党系のブレーンやシンクタンクなどが充実していたし、カリフォルニア州知事の経験があったので、ウクライナのコメディアン大統領とは比較になりません。政権を運営する能力(統治能力)は、暗黙知みたいなところも多く、専門家や官僚機構のサポートなしに政権を運営するのは難しいと思います。

また、著者は米国の大学教育の「サービス産業化」が反知性主義の背景にあると指摘します。日本も似たような状況かもしれません。かつての大学教育はエリートを養成する意味合いが強く、大学教授や知識への尊敬が見られました。しかし、大学教育の大衆化が進むと、「とりあえず大学に行く」学生が増え、大学も乱立し、入学者の獲得合戦が激しくなります。大学は学生を「お客様」と見なし、スポーツ施設や学生寮を充実し、授業内容や評価を甘くする傾向が強まりました。学生も教授に敬意を払うのではなく、教授をサービスの提供者と見なす傾向が強まります。

教授をサービス提供者だと見なす学生は、教授と自分が対等だと勘違いします。先生への敬意のないところに、知への尊敬の念は生まれません。大学の先生の言うことよりも、グーグルで調べた情報の方が価値があると思う学生が増えれば、大学教育の意義も薄れ、知的な発達は進みません。体系的に知識を身につけるのに大学以上に適した場所はあまりありません。その大学教育の質が変化していると著者は言います。

著者によると、専門知を軽視する人たちは、批判的思考は身についていない一方で、自分が信じることしか受け入れず、根拠のない自信を持つ傾向があると言います。カエサルの言葉に「人は見たいと思う現実しか見ない」とあり、ローマ時代からそういう傾向はあったのでしょう。しかし、適切な学問的トレーニングを受けていない人ほど、その傾向は強まるようです。

著者はロシアの専門家ですが、旧ソ連政治の研究からスタートし、優れた研究者の指導を受けながら、大量のロシア語の新聞や資料を精査して分析し、長い時間をかけて専門家になりました。そういう専門家と、ちょっと本を読んだ程度の生半可な素人との区別がなされないのが、現代の米国社会の問題だと著者は言います。

たとえば、日本には韓国の専門家はたくさんいます。韓国政治の専門家、韓国の防衛政策の専門家、日韓関係史の専門家など、いろんな韓国の専門家がいます。彼らは大学や大学院で韓国について研究し、韓国語を学び、大量の韓国語文献を読んだり、インタビューしたりして、専門家になります。

しかし、テレビのワイドショーを見ていると、長年研究してきた専門家の意見よりも、国際弁護士とか落語家とか「コメンテーター」の意見の方がよく流れる印象を受けます。そして、素人の短絡的な意見は、歯切れがよくわかりやすいので、世論に影響を与えやすいのだと思います。

専門家の複雑な説明を理解するには一定の知識(リテラシー)が必要です。しかし、素人の意見は誰でも理解できます。専門的でかつ健全な意見より、短絡的でわかりやすく過激な素人の意見の方が、テレビやネットの世界ではウケます。

米国では専門家への信頼が低下し、トランプ大統領に見られるように専門家を蔑視し、無知であることを隠そうともしない政治家が人気を博するようになりました。専門家の助言なしには、複雑な公共政策の立案や実施は難しいはずです。

トランプ大統領の外交を見ていると、不動産業界の交渉術があれば、世界各国の首脳と渡り合い米国の国益を増進できると勘違いしているように見受けられます。トランプ大統領になって、長年かけて築かれた米国への信頼や尊敬が低下し、米国のソフトパワーは大幅に低下しています。中国やロシアがアグレッシブになっているのも、トランプ外交で米国の影響力が低下している証拠です。トランプ大統領に決定的に欠けているのは、専門家や専門知への信頼です。外交に限らず、トランプ政権の機能不全は誰の目にも明らかです。

著者は次のように述べます。

専門家と政府は、とくに民主主義国家においては互いに依存し合う関係だ。人々の幸福を確保するための技術的または経済的発展には労働分担が必要であり、そのために職業(プロフェッション)が生みだされる。プロ意識(プロフェッショナリズム)が専門家に、全力でクライアントに仕え、おのれの境界を守り、他の人々にも境界を守るように求めさせる。そういったことすべてが、専門家の最大のクライアント、つまり社会全体に対するサービスの一環なのだ。

(中略)民主主義社会では、専門家の国民全体へのサービスは社会契約の一部だ。市民はさまざまな問題の決定権を、選挙で選ばれた代表者と彼らに助言する専門家に委任し、専門家は、知識を身につけて合理的判断ができる市民に対して、専門家の仕事を誠実に受けとめるように求める。

専門家と市民の関係は、民主主義国家のほとんどすべての関係と同様に、信頼という土台の上に築かれている。信頼が崩壊すれば、専門家と一般の人々の対立が生じる。そして民主主義自体が死のスパイラルに突入し、たちまち衆愚政治か、エリート支配によるテクノクラシーに陥りかねない。いずれも権威主義的な結末であり、現在のアメリカにはその両方の影が忍びよっている。

専門家と市民間の関係崩壊は民主主義そのものの機能不全だというのはそういう理由だ。あらゆる問題の土台に、政治および一般的なことがらに関するアメリカ国民のリテラシー(基礎能力)の低さがある。その土壌にあらゆる機能不全が根を張って繁茂している。2016年の大統領選はそのもっとも最近の表出例でしかない。

無知礼賛の典型がトランプ大統領であり、民主主義の危機を招いています。ポピュリズム政治家は、専門家(=エリート)を批判し、専門知を無視する傾向が世界共通に見られます。

安倍政権の大学政策や科学技術政策にもそういう傾向が見られます。基礎科学を軽視し、すぐ実用化できる応用技術や軍事技術を重視する傾向。あるいは、国立大学の理工系を重視し、人文科学系学部を削減してリベラルアーツ的な学問を軽視する傾向。研究に競争を持ち込み、研究者の非正規化を進める傾向。専門家を尊重せず、政治が大学教育や科学技術研究を主導しようという姿勢は危ういと思います。

日本でも「専門知の死」が少しずつ進行しているのかもしれません。ワイドショー政治、そして短期的(刹那的)な世論調査政治が、長期の国益より目先の内閣支持率を狙う政治を招いています。「専門知」を殺さず、専門家と政治家や市民との建設的で健全なコミュニケーションが求められます。

ところで著者も「専門家が万能だ」とは言ってません。専門家が間違うことについて1章をさいて説明しています。ちなみに私は何の専門家を自称できるだろうかと考えてみると、いちおう十年以上衆議院議員をやっているから「政治の専門家」くらいは言ってもバチは当たらないと思いたいと思います。それ以外の分野について発言する時は気をつけなくては、、、、、

*参考文献:トム・ニコルズ、2019年『専門知は、もういらないのか』みすず書房


専門知は、もういらないのか:みすず書房
『専門知は、もういらないのか』の書誌情報:電子書籍もあります20世紀初頭まで、政治や知的活動への参加は一部の特権階級に限られていたが、後の社会変化で門戸は大きく開かれた。それは人びとのリテラシーを高め、新たな啓蒙の時代を招来するはずだった。ところが今、これほ ...

www.msz.co.jp】
2019年 09月25日
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専門知と民主主義の関係は、政治学の重要なテーマです。世界で広がるポピュリズムや反知性主義の動きを見ると、きわめて現代的なテーマです。トム・ニコルズ著「専門知は、もういらないのか:無知礼賛と民主主義」という本を読んで考えさせられました。

原書のタイトルは「The Death of Expertise」なので、直訳すると「専門知の死」という感じです。原書の副題には「The Campaign against Established Knowledge and Why it Matters」とあり、それも直訳だと「確立された知識への攻撃となぜそれが問題か」という感じでしょうか。*英語の「campaign」には「軍事行動」とか「作戦」という意味もあります。

著者のトム・ニコルズは、ロシアや核戦略の専門家で、米国海軍大学校の教授です。大学で教えていることもあり、米国の大学教育の現状もよくわかっています。トランプ大統領に象徴される米国の反知性主義の現状を嘆いています。

サブタイトルの「無知礼賛」の背景には、インターネットの普及と大学教育の大衆化とサービス産業化があると著者は言います。インターネットの世界では、その道何十年の研究者や実務者の専門的提言も、素人の短絡的コメントも、平等に扱われる傾向があります。むしろ素人の歯切れのよい意見の方が、正しく見えることもあります。

専門家(特に謙虚で優秀な専門家)は、あまり断定的な意見をいいません。さまざまな事例や例外を知っているために、留保付きの慎重な意見をいう傾向があります。他方、専門外の素人(特に謙虚さに欠ける素人)は、よく知らないテーマに関しても、きっぱりと断定的な意見をいう傾向があります。

専門家が複雑な事象について複雑で正確な説明をするよりも、短絡的で歯切れのよい印象論の方がインパクトがあり、第三者から見ると説得力を持つことがあります。日本でも「はい、論破」みたいな論法がもてはやされる傾向があります。日本にも自らの無知さ加減を知らないのに歯切れのよい「論客」がたくさんいます。あるいは無知だから歯切れがよいのかもしれません。

最近人気のユーチューバーやワイドショーのコメンテーターは、自分の専門外の安全保障政策や外交政策などについても歯切れよく断定的に発言し、それがウケている風潮があります。ネットの世界では、その道の権威の専門家も素人も「平等化」されてしまいます。

そしてネットでは、まったくの専門外の素人でも自由に発信できます。本を出版するのも、新聞や雑誌に投稿するのも、かなりハードルが高いです。プロの編集者が内容をチェックし、校正者が原稿を再チェックし、一定の水準以上の文章しか出版されません。ところがネットではノーチェックで自由に発信できます。

専門家と素人では知識量や経験値が圧倒的に違うのに、平等に扱われるのは逆に不平等な気がしますが、そういう感覚は時代遅れなのかもしれません。ネットの世界で人気者になろうとしたら、知的な謙虚さは邪魔にしかならないのかもしれません。

イタリアでは人気コメディアンが五つ星運動という政党をつくり、国政で大きな影響力を発揮しています。五つ星運動は、専門知を軽視したポピュリズム的政策と、インターネットを使った直接民主主義的手法を駆使して、一気に躍進しました。五つ星運動に関する論文を読んだことがありますが、インターネットを使った直接民主主義的な手法は有権者に「ウケる」一方で、欠点も多くて危険だと感じました。

ウクライナでもコメディアンの大統領が誕生して話題になりました。政権を打倒することまではできるかもしれませんが、政権を運営できるのかあやしいものです。アメリカで俳優が大統領になったことはありましたが、大統領を支える共和党系のブレーンやシンクタンクなどが充実していたし、カリフォルニア州知事の経験があったので、ウクライナのコメディアン大統領とは比較になりません。政権を運営する能力(統治能力)は、暗黙知みたいなところも多く、専門家や官僚機構のサポートなしに政権を運営するのは難しいと思います。

また、著者は米国の大学教育の「サービス産業化」が反知性主義の背景にあると指摘します。日本も似たような状況かもしれません。かつての大学教育はエリートを養成する意味合いが強く、大学教授や知識への尊敬が見られました。しかし、大学教育の大衆化が進むと、「とりあえず大学に行く」学生が増え、大学も乱立し、入学者の獲得合戦が激しくなります。大学は学生を「お客様」と見なし、スポーツ施設や学生寮を充実し、授業内容や評価を甘くする傾向が強まりました。学生も教授に敬意を払うのではなく、教授をサービスの提供者と見なす傾向が強まります。

教授をサービス提供者だと見なす学生は、教授と自分が対等だと勘違いします。先生への敬意のないところに、知への尊敬の念は生まれません。大学の先生の言うことよりも、グーグルで調べた情報の方が価値があると思う学生が増えれば、大学教育の意義も薄れ、知的な発達は進みません。体系的に知識を身につけるのに大学以上に適した場所はあまりありません。その大学教育の質が変化していると著者は言います。

著者によると、専門知を軽視する人たちは、批判的思考は身についていない一方で、自分が信じることしか受け入れず、根拠のない自信を持つ傾向があると言います。カエサルの言葉に「人は見たいと思う現実しか見ない」とあり、ローマ時代からそういう傾向はあったのでしょう。しかし、適切な学問的トレーニングを受けていない人ほど、その傾向は強まるようです。

著者はロシアの専門家ですが、旧ソ連政治の研究からスタートし、優れた研究者の指導を受けながら、大量のロシア語の新聞や資料を精査して分析し、長い時間をかけて専門家になりました。そういう専門家と、ちょっと本を読んだ程度の生半可な素人との区別がなされないのが、現代の米国社会の問題だと著者は言います。

たとえば、日本には韓国の専門家はたくさんいます。韓国政治の専門家、韓国の防衛政策の専門家、日韓関係史の専門家など、いろんな韓国の専門家がいます。彼らは大学や大学院で韓国について研究し、韓国語を学び、大量の韓国語文献を読んだり、インタビューしたりして、専門家になります。

しかし、テレビのワイドショーを見ていると、長年研究してきた専門家の意見よりも、国際弁護士とか落語家とか「コメンテーター」の意見の方がよく流れる印象を受けます。そして、素人の短絡的な意見は、歯切れがよくわかりやすいので、世論に影響を与えやすいのだと思います。

専門家の複雑な説明を理解するには一定の知識(リテラシー)が必要です。しかし、素人の意見は誰でも理解できます。専門的でかつ健全な意見より、短絡的でわかりやすく過激な素人の意見の方が、テレビやネットの世界ではウケます。

米国では専門家への信頼が低下し、トランプ大統領に見られるように専門家を蔑視し、無知であることを隠そうともしない政治家が人気を博するようになりました。専門家の助言なしには、複雑な公共政策の立案や実施は難しいはずです。

トランプ大統領の外交を見ていると、不動産業界の交渉術があれば、世界各国の首脳と渡り合い米国の国益を増進できると勘違いしているように見受けられます。トランプ大統領になって、長年かけて築かれた米国への信頼や尊敬が低下し、米国のソフトパワーは大幅に低下しています。中国やロシアがアグレッシブになっているのも、トランプ外交で米国の影響力が低下している証拠です。トランプ大統領に決定的に欠けているのは、専門家や専門知への信頼です。外交に限らず、トランプ政権の機能不全は誰の目にも明らかです。

著者は次のように述べます。

専門家と政府は、とくに民主主義国家においては互いに依存し合う関係だ。人々の幸福を確保するための技術的または経済的発展には労働分担が必要であり、そのために職業(プロフェッション)が生みだされる。プロ意識(プロフェッショナリズム)が専門家に、全力でクライアントに仕え、おのれの境界を守り、他の人々にも境界を守るように求めさせる。そういったことすべてが、専門家の最大のクライアント、つまり社会全体に対するサービスの一環なのだ。

(中略)民主主義社会では、専門家の国民全体へのサービスは社会契約の一部だ。市民はさまざまな問題の決定権を、選挙で選ばれた代表者と彼らに助言する専門家に委任し、専門家は、知識を身につけて合理的判断ができる市民に対して、専門家の仕事を誠実に受けとめるように求める。

専門家と市民の関係は、民主主義国家のほとんどすべての関係と同様に、信頼という土台の上に築かれている。信頼が崩壊すれば、専門家と一般の人々の対立が生じる。そして民主主義自体が死のスパイラルに突入し、たちまち衆愚政治か、エリート支配によるテクノクラシーに陥りかねない。いずれも権威主義的な結末であり、現在のアメリカにはその両方の影が忍びよっている。

専門家と市民間の関係崩壊は民主主義そのものの機能不全だというのはそういう理由だ。あらゆる問題の土台に、政治および一般的なことがらに関するアメリカ国民のリテラシー(基礎能力)の低さがある。その土壌にあらゆる機能不全が根を張って繁茂している。2016年の大統領選はそのもっとも最近の表出例でしかない。

無知礼賛の典型がトランプ大統領であり、民主主義の危機を招いています。ポピュリズム政治家は、専門家(=エリート)を批判し、専門知を無視する傾向が世界共通に見られます。

安倍政権の大学政策や科学技術政策にもそういう傾向が見られます。基礎科学を軽視し、すぐ実用化できる応用技術や軍事技術を重視する傾向。あるいは、国立大学の理工系を重視し、人文科学系学部を削減してリベラルアーツ的な学問を軽視する傾向。研究に競争を持ち込み、研究者の非正規化を進める傾向。専門家を尊重せず、政治が大学教育や科学技術研究を主導しようという姿勢は危ういと思います。

日本でも「専門知の死」が少しずつ進行しているのかもしれません。ワイドショー政治、そして短期的(刹那的)な世論調査政治が、長期の国益より目先の内閣支持率を狙う政治を招いています。「専門知」を殺さず、専門家と政治家や市民との建設的で健全なコミュニケーションが求められます。

ところで著者も「専門家が万能だ」とは言ってません。専門家が間違うことについて1章をさいて説明しています。ちなみに私は何の専門家を自称できるだろうかと考えてみると、いちおう十年以上衆議院議員をやっているから「政治の専門家」くらいは言ってもバチは当たらないと思いたいと思います。それ以外の分野について発言する時は気をつけなくては、、、、、

*参考文献:トム・ニコルズ、2019年『専門知は、もういらないのか』みすず書房


専門知は、もういらないのか:みすず書房
『専門知は、もういらないのか』の書誌情報:電子書籍もあります20世紀初頭まで、政治や知的活動への参加は一部の特権階級に限られていたが、後の社会変化で門戸は大きく開かれた。それは人びとのリテラシーを高め、新たな啓蒙の時代を招来するはずだった。ところが今、これほ ...

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「東京オリンピックもこのままいくと、カネがなくて開催できなくなる」森喜朗会長が、「MSA資金」をアテにして、上皇陛下の側近F氏に面会を求めてきたけれど、結局、何も言わずそのまま帰っていった

2019年09月26日 10時39分08秒 | 国際・政治


板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
~ニュースにブログ~
「東京オリンピックもこのままいくと、カネがなくて開催できなくなる」森喜朗会長が、「MSA資金」をアテにして、上皇陛下の側近F氏に面会を求めてきたけれど、結局、何も言わずそのまま帰っていった
2019年09月26日 08時19分52秒 | 政治
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「東京オリンピックもこのままいくと、カネがなくて開催できなくなる」森喜朗会長が、「MSA資金」をアテにして、上皇陛下の側近F氏に面会を求めてきたけれど、結局、何も言わずそのまま帰っていった

◆〔特別情報1〕
 「東京オリンピックもこのままいくと、カネがなくて開催できなくなる」-東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長(元首相)が9月21日、上皇陛下の側近F氏に面会を求めてきた。側近たちが陣取っている東京都内の事務所である。森喜朗会長の横には、少し離れて小沢一郎衆院議員が座っていた。F氏は、A氏、吉備太秦とともに、上皇陛下と小沢一郎衆院議員に委ねられている「MSA資金」運用益について、管理・シェアなどの実務を担当している。2016年リオデジャネイロオリンピック開催のとき、開催までに資金が足りなくなったため、最後には、MSA資金運用益から不足分の資金を出して、助けた。2020年東京オリンピック開催資金が不足しているので、森喜朗会長は、「資金調達の無心」にきたのは、明らかだった。森喜朗会長は、旧知のO氏に懇願しようとして訪れたところ、O氏は、すでに退任していたので、アテが外れたのか、F氏に会った瞬間にビビッた様子で、結局、何も言わずそのまま帰っていってしまった。面会時間は、5分もなかったという。2015年春に肺がん宣告を受け、抗がん剤治療を続けてきたせいか、物凄く痩せていて、かつての迫力もオーラも感じられず覇気もなく、太っていた頃のスーツをそのまま着ているのかダボダボで、いまにも死ぬんじゃないかというほどの感じだったという。新たにキューバ行が確定した人物も浮上。吉備太秦は、以下のように語っている。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
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南北首脳会談から米朝会談を経て南北統一へ、そして中国の民主化のシナリオが書かれています。このときから始まっていました。必読です。


クリエーター情報なし 日本の覚悟 イルミナティ解体 「新機軸」発動 人類補完計画 この一大事に世界を救う盟主となる
クリエーター情報なし
ヒカルランド


板垣 英憲 中国4分割と韓国消滅 ロスチャイルドによる衝撃の地球大改造プラン 金塊大国日本が《NEW大東亜共栄圏》の核になる (超☆はらはら)
板垣 英憲
ヒカルランド


その改訂版がこれ。併せてお読み頂きたい。

クリエーター情報なし [新装完全版]ロスチャイルドによる衝撃の地球大改造プラン 米国とイスラエルの力を借りて皇国の理念「NEW八紘一宇とNEW大東亜共栄圏」の実現へと向かうNIPPON!
クリエーター情報なし
ヒカルランド


【『一由倶楽部 鉄板会』】
令和元年9月28日 (土)13時~16時
会 場 都内某所
参加費 5,000円

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オフレコ懇談会
2019年10月5日(土)13時~16時
元毎日新聞記者・政治経済評論家歴45年!
板垣英憲が伝授する「必勝!」のための情報キャッチ術・情勢判断学~情報4重層「表・裏・陰・闇」とジレンマ情勢予測秘術
会 場 都内某所
参加費 5,000円



第95回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
2019年10月12日 (土)
13時30分~16時45分
「トランプと正恩『おっさんずラブ』が世界を救う
~朝鮮戦争終結宣言協定締結へ」
会 場 小石川後楽園内「涵徳亭」 (広間)
参加費 2,000円
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HOME天木直人のブログ共同声明の署名でごまかした日米貿易合意の全面降伏

2019年09月26日 10時34分41秒 | 国際・政治

共同声明の署名でごまかした日米貿易合意の全面降伏
2019-09-26




 安倍首相とトランプ大統領による日米首脳会談で日米貿易交渉の最終決着はどうなったのか。

 きょうの各紙を見ても、何もわからない。

 時差の関係で日米首脳会談の結果が間に合わなかったためだ。

 しかし、日米首脳会談の結果を見るまでもない。

 すでにシナリオは出来上がっていたからだ。

 日米貿易交渉の結果がトランプ大統領の一方的な要求を全面的に飲まされるものになる事は、すでに5月27日のトランプ訪日の時に決まっていた。

 あの時、今度は、自分がトランプ大統領の再選に協力する番だ、と約束していたからだ。

 それをどう協定にごまかして書くか。

 それが、茂木大臣とライトハイザ―米通商代表の間で続けられた交渉だったのだ。

 しかし、協定を急ぐトランプ大統領と、いくら再選に協力すると約束したからといっても、農産品も自動車もすべて全面譲歩はできない、とする日本側との間で、協議が長引いたのだ。

 そしてついに9月25日の首脳会談までにはまとまらなかった。

 しかしまとまった形にしないと、首脳会談でもまとまらなかったとなる。

 これではまずい。

 そこで思いついたのが共同声明の署名だ。

 このごまかしを思いついた茂木大臣が論功行賞で外務大臣に抜擢され、再びライトハイザーと協議して、これで本当に最終合意したと胸を張った。

 共同声明には何が書かれているのか。

 継続協議になった自動車関税と輸入数量規制についての確認だ。

 なぜ数量規制なのか。

 関税で合意しても、トランプ大統領は、効果がなければ数量規制を言い出す。

 いくら何でも関税と数量規制を同時に要求してくれるな、どうせ要求するならタイミングをずらして欲しい、それを共同声明で確認したのだ。

 これを要するに、安倍首相は、自由貿易の原則を一方的に破るトランプ大統領に、全面譲歩したのだ。

 そんな不公平な日米貿易協定の最終的が国会に提出されるのは、まだ先だ。

 10月4日から始まる国会で野党が追及しようとしても、最終案ができるまで審議は出来ないと安倍政権は逃げる。

 そして、最終案が国会に提出されたとたん、まともな審議の時間もないまま、あっという間に承認されることになる。

 今度の国会で承認されないなら、日米同盟関係が損なわれる、それでもいいのか。

 そういう殺し文句を安倍首相に吐かれたら、それに反対する勇気は、野党にはないからだ。

 全面譲歩せざるを得なかった安倍首相だが、いまテレビでうつしだされている記者会見では、見事なウソをついている。

 日米は自由貿易の原則を尊重したと。

 ウィンウィンの協定であると。

 両国の生産者、消費者、雇用、すべてに利益をもたらすものになると。

 ちなみにこの記者会見にはトランプ大統領は同席していない。

 同席すれば勝手な事を言い出すからだ。

 何もかも茶番だ。

 果たして明日の朝刊各紙は、日米貿易交渉の結果をどのように解説するつもりだろうか(了)
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複数女児にわいせつ疑いで逮捕の小学校教諭 事件前にも被害の情報 兵庫・尼崎

2019年09月26日 09時55分14秒 | 受験・学校・学問



2019/09/26 06:05



尼崎市役所=尼崎市東七松町1

(神戸新聞)

 兵庫県の尼崎市立小学校教諭の男が、自然学校に引率した女子児童4人にわいせつ行為をした疑いで逮捕された事件で、男(32)が出発の数日前、女児の体を触ったとして保護者から学校へ通報があったことが25日、市教育委員会への取材で分かった。

 男は18日夜〜19日早朝、兵庫県香美町の宿泊・自然体験施設で、就寝中の小学5年の女子児童4人にわいせつな行為をした疑いで兵庫県警に逮捕された。容疑を認めているという。

 市教委によると、出発の数日前に保護者から「(男が)女子児童に抱きついている」と通報があった。13日に学校が本人に確認すると「抱きついたのではなく、両肘を両肩に乗せただけ。男女の区別なくしている行為」と説明したため、わいせつ事案に当たらないと判断。児童との距離が近すぎると注意した上で、16〜20日の自然学校に行かせたとしている。』

児童は、先生の所有物では有りませんし、性的欲求を満たす為に身近にいるのでは有りません。
保護者に信頼されて、学校が、預かっていると言うことを忘れています。
義務教育の教育者として、節度と思慮分別を持つべきです。

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<取材ファイル>迫る時効、母「真実知りたい」 小4ひき逃げ死 ブログで情報求める

2019年09月25日 13時01分46秒 | ニュース


2019年2月27日東京新聞 朝刊


孝徳君の写真を前に「真実を知りたい」とブログをつづる代里子さん=埼玉県熊谷市で

写真
 埼玉県熊谷市で二〇〇九年、小学四年生の小関孝徳君=当時(10)=が死亡した未解決のひき逃げ事件で、母・代里子さん(46)が情報提供を呼び掛けるブログを立ち上げた。事件から十年が過ぎ、時効が今年九月に迫る。「真実を知りたい」と痛切な思いをつづっている。 (浅野有紀、森雅貴)

 「一人でも多くの方にまだ、犯人が捕まっていないことを知って頂きたいです。どんな些細(ささい)なことでも構いません」

 ブログは今年一月に開設。苦手なパソコンに向かい、当時の状況などを記している。同二十五日に書いたタイトル「お守り」では、孝徳君がサッカーの合宿のお土産にリンゴのキーホルダーをくれた思い出をつづった。

 「もごもごした話し方で『りんごの…キーホルダーは…笑顔が…お母さんに似てるから…』日々怒ってばかりの私だったので、息子のはにかんだ笑顔に泣いてしまいました」

 孝徳君が四歳の時に父親が病死し、二人で寄り添って生きてきた。そんな日々が〇九年九月三十日、奪われた。

 代里子さんは仕事が遅くなり、書道教室に行っていた孝徳君は、この日に限って一人で帰宅。三日後には、孝徳君が楽しみにしていたJリーグの試合観戦がある。代里子さんは、お弁当に入れようと、スーパーに寄って彼の好きな梨を買い、帰宅した。

 ところが、いるはずの息子の姿はなかった。午後六時五十分ごろ、孝徳君は自転車で帰宅途中、車にはねられて死亡していた。

 目撃者がおらず、物的証拠もタイヤ痕ぐらいと乏しい事件で、捜査は難航。代里子さんは、手掛かりになればと何年も事故の時間帯に現場へ通い、通行する車のナンバーと進行方向をメモした。同級生の母親たちも協力し、熊谷署へ提出した資料は延べ約九万台分に上った。

 それでも解決には至らず、一六年に道交法違反(ひき逃げ)罪の時効が成立。自動車運転過失致死罪の時効も今年九月三十日に迫っている。

 昨年十月には、署が保管していた遺品の腕時計を紛失したことが分かった。代里子さんから孝徳君への十歳の誕生日プレゼントで、身元確認の決め手になったものだった。当時の担当警察官は紛失後、腕時計の記載があった押収品リストを破棄していたことも判明。この件を報道で知った周囲から「時効は過ぎたと思っていた」などと言われることもあり、捜査の進展に不安は募るばかりだ。

 代里子さんは「なぜ孝徳が亡くなったのか。犯人には、逃げ続けないで本当のことを語ってほしい」と願っている。

     ◇

 ブログのタイトルは「《未解決》熊谷市死亡ひき逃げ事故《時効まであとわずか》」(https://blogs.yahoo.co.jp/awquu69587)。情報提供は、高橋正人法律事務所=電03(3261)6181=へ。


時効前、時効後も私のブログにアップさせて頂きました。
お彼岸中、孝徳君をひき逃げした犯人が、逮捕されますようにお祈り申し上げます。
御天道様と神様、仏様からは、一生逃れられません。
お母さん孝行の一人息子の孝徳君を亡くされたお母さん、本当に大変でしたね。
健康に注意されまして、もう少し頑張って下さい。
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「同盟国でもない韓国は、間もなく消滅する」ので、海上自衛隊の山村浩海上幕僚長(海将)は、「10月14日、相模湾で行われる海上自衛隊の観艦式に韓国海軍を招待しない」と発表した

2019年09月25日 10時02分35秒 | 国際・政治

板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
~ニュースにブログ~
「同盟国でもない韓国は、間もなく消滅する」ので、海上自衛隊の山村浩海上幕僚長(海将)は、「10月14日、相模湾で行われる海上自衛隊の観艦式に韓国海軍を招待しない」と発表した
2019年09月25日 08時20分03秒 | 政治
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「同盟国でもない韓国は、間もなく消滅する」ので、海上自衛隊の山村浩海上幕僚長(海将)は、「10月14日、相模湾で行われる海上自衛隊の観艦式に韓国海軍を招待しない」と発表した

◆〔特別情報1〕
 海上自衛隊の山村浩海上幕僚長(海将)は9月24日、「10月14日、相模湾で行われる海上自衛隊の観艦式に韓国海軍を招待しない」と発表した。韓国海軍は2018年10月10日から14日にかけて、済州島で実施された国際観艦式に旭日旗(自衛艦旗=かつての軍艦旗)掲揚自粛を求めてきた。これに対して海上自衛隊は「国際法に裏付けられた海軍の常識から見て、降ろす選択肢はない」として、護衛艦派遣を見合わせる措置をとった。韓国は、「日本の旭日旗は、ナチス・ドイツのヒトラー総統が掲げた党章ハーケンクロイツ、鉤(かぎ)十字を想起させるので、自衛艦に掲げるのは、好ましくない」と抗議し続けている。しかし、この考え方は、「旭日旗」の成り立ちと意味を知らない無知に基づいている。「旭日旗」は、伝統的に天皇が紋章として使用し、今日でも皇室が事実上の家紋として使用している「十六八重表菊」が、慣例として国章に準じた扱いを受けている。日本の在外公館では「菊の御紋」が掲示されている。「旭日旗」は、この「菊の御紋」の代用旗である。その証拠に「16条の旭光」が、中心の日章から四方に伸びている。「菊の御紋」と「ハーケンクロイツ、鉤(かぎ)十字」と同列に扱うのは、言語道断、無知の極み、それどころか、「天皇」に対する非礼、不敬というほかない。そもそも大日本帝国は、米国(初代フィリピン総督タフト国務長官とセオドア・ルーズベルト大統領)に頼まれて大韓帝国を保護国にした。つまり、「ロシア=ソ連」からの侵略に備えて、戦前35年間保護したのであり、植民地にしていたわけではない。これらのことから山村浩海上幕僚長の発表は、当然の処置であった。また、近々、朝鮮半島統一により、間もなく同盟国でもない韓国は、消滅が決まっているので、いまさら韓国海軍を招待する必要もすでになくなっている。上皇陛下のごく近くにいる吉備太秦は、以下のように説明している。

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HOME天木直人のブログ英仏独の豹変の衝撃と、はしごを外された安倍イラン...

2019年09月25日 09時43分37秒 | 国際・政治

英仏独の豹変の衝撃と、はしごを外された安倍イラン仲介外交

2019-09-25



 突如として英独仏の首脳がイラン非難の声明を発した。

 「イランが(サウジ石油施設攻撃の)責任を負うのは明白だ」と。

 よほど動かしがたい証拠が確認されたのだろう。

 この豹変が、今後のイラン情勢に与える影響は計り知れない。

 おりからトランプ大統領は国連総会演説でイランを非難し、国際社会によるイランに対する圧力強化を訴えた。

 イラン情勢が更なる対決構図に進展していく事は避けられない。

 しかも、英仏独の豹変は、サウジ攻撃非難にとどまらない。

 2015年のイラン核合意の見直しにまで及ぶことは必至だ。

 つまり、イランは、非核化に向けた、より厳しい欧米との合意を迫られることになる。

 その背景にはイスラエルの存在がある。

 つまり、イラン・サウジの代理戦争から、イランとイスラエルの代理戦争に発展するということだ。

 あのイラク攻撃の時、フランスのシラク大統領とドイツのシュレーダー首相は最後まで米国のブッシュ大統領に反対した。

 その時と比較した時、今度の英仏独の豹変は、いかにイランにとって大きな圧力になるか、わかるだろう。

 もちろん、イランはそれでも屈しない。

 あの時のサダム・フセインのイラクと、今のハメネイ師のイランとでは、国の強さが違う。

 なにしろ、イラク、シリア、レバノンに根拠を持った「テロ国家」であるからだ。

 中東は危機的状況になる。

 今後の展開は予測がつかないほど深刻だ。

 しかし、私がここで指摘したいことは、この英独仏の豹変が、安倍首相とロウハニ大統領の会談の直前に起きた事だ。

 安倍首相とその取り巻きはさぞかしうろたえているだろう。

 ロウハニ大統領との会談の発言ぶりを、あわてて書き直しているだろう。

 日米同盟を最優先する安倍首相は、あっさり米欧と歩調を合わせてイランに対する厳しい姿勢に転じるだろう。

 しかし、そうなったら日本はイランも中東も失う。

 テロとの戦いに巻き込まれる。

 日本は中東にだけは手を出してはいけないのだ。

 日本がすべての外交問題に首を突っ込むような真似はしてはならないし、する必要はない。

 中東情勢で日本に期待する国などどこにもない。

 ましてや、いまの安倍首相は、韓国、北朝鮮、中国との深刻な問題を抱えている。

 イラン情勢に首を突っ込む余裕などないのだ。

 外交を誤れば国が滅ぶことになる(了)

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「金ピカ先生」死す…カリスマ予備校講師の佐藤忠志さん68歳、自宅で

2019年09月25日 05時40分19秒 | 受験・学校・学問

「金ピカ先生」死す…カリスマ予備校講師の佐藤忠志さん68歳、自宅で
スポーツ報知2019年09月25日04時00分

「金ピカ先生」死す…カリスマ予備校講師の佐藤忠志さん68歳、自宅で
 予備校のカリスマ英語講師で、「金ピカ先生」の愛称でタレント活動もしていた佐藤忠志(さとう・ただし)さんが、都内の自宅で死去していたことが24日、分かった。68歳だった。

 佐藤さんは生活保護を受け、独り暮らしだったが、関係者によると、デイケアセンターの職員がこの日、自宅を訪問したところ、冷たくなっている佐藤さんを発見したという。死因は不明。司法解剖が行われる。

 1980年代、コワモテの顔に金のネックレスの風貌でありながら、代々木ゼミナール、東進ハイスクールなどの予備校で生徒から絶大な支持を受けていた佐藤さん。人気が高じてタレント業にも進出し、「全盛期には年収2億円超えた」とも語っていた。87年には秋元康氏がプロデュースした「1度きりだぜ人生は―花の受験生応援歌―」で“歌手デビュー”するなど、華々しい生活を送っていたが、近年は寂しいものだった。

 2009年、それまで一度も訪問したことがなかった鹿児島・種子島の西之表市長選に出馬。本名よりも知られている「金ピカ先生」の名前で届け出たが、惨敗した。その後は2度の脳梗塞と心筋梗塞を患ったこともあり、表舞台から姿を消した。

 18年のスポーツ報知のインタビューでは、日本に1台しかないというクラシックカーを購入する“車道楽”や暴力などが原因で夫人とけんかし、16年ごろから別居していることを告白。離婚調停中だった。自らの生活について「隠居。生きる屍(しかばね)ですよ」と自虐的に話し、朝から酒をあおるなど、不摂生を続けていたが、それまでの人生を「バラ色」とも語っていた。

 ◆佐藤 忠志(さとう・ただし)1951年5月4日、東京都生まれ。慶応大学法学部政治学科卒。筑波大学大学院修了。77年に代々木ゼミナール講師となり、旺文社の大学受験ラジオ講座担当。88年、東進ハイスクールへ移籍。「金ピカ先生」の愛称で知られ、40万部突破の「ズバリ!合格の英単語」など参考書、著書多数。タレントとしても活動し、テレビ番組「天才・たけしの元気が出るテレビ!」やVシネマ、ドラマに出演。拓殖大では客員教授も務めた。2001年に参院選、09年に鹿児島県西之表市長選に立候補するも落選した。


『人の一生は、棺桶の蓋を覆う時まで分からない。』
零式艦上戦闘機の撃墜王坂井三郎氏の晩年の名言です。
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スガキヤ、全店舗の1割閉店へ 不採算店を整理

2019年09月24日 15時19分38秒 | グルメ


朝日新聞2019年09月24日11時00分

『スガキヤ、全店舗の1割閉店へ 不採算店を整理
 ラーメン店スガキヤを運営するスガキコシステムズ(名古屋市中区)が不採算店の閉店を進めている。9月末までに全店舗の約1割にあたる36店を閉める。人手不足を受け、集客が落ち込むショッピングセンターなどの店を整理し、収益力を高める狙いという。

 スガキヤは、和風とんこつ味のラーメンで知られ、愛知県内を中心に東は静岡、西は兵庫まで2府9県に展開。閉店するのは、スガキヤより高価格帯の「寿がきや」を含め、愛知15店、岐阜5店、大阪・静岡3店、奈良・兵庫・三重2店、京都・滋賀・福井・石川1店。5月から閉店を進め、9月末時点の店舗数は327。この5カ月間の新規出店は2店にとどまっている。ピーク時の1990年代は約400店だった。

 菅木寿一常務は「人材をより収益の望める店舗に集約する。ショッピングセンターの集客力にも差が出ていて、引かざるを得ない所もある」と話している。(石塚大樹)』
以前は、ダイエー各店に有りました。

人手不足と消費の低迷が、原因でしょうね。
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社会 スクール弁護士を配置へ、文科省

2019年09月24日 14時24分19秒 | 受験・学校・学問

2019/9/23 21:34 (2019/9/23 21:35 更新)
共同通信

 『学校現場でのいじめや虐待に対応するため、文部科学省が「スクールロイヤー」と呼ばれる専門の弁護士を全国に約300人配置する方針を固めたことが23日分かった。各地の教育事務所などに拠点を置き、市町村教育委員会からの相談を受ける。来年度からのスタートを目指して準備を進める。経費は年間約4億円を見込み、財源に地方交付税を活用する考え。

 学校現場では、いじめや虐待だけでなく、不登校や保護者とのトラブルなど、法的なアドバイスが有効な場面が多い。弁護士が早い段階から関わり、訴訟など状況が深刻化する前の解決を目指す。』

教育行政や教育法学に精通した専門の弁護士を各都道府県の弁護士会は派遣して欲しいと思います。。
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小沢一郎衆院議員は、東京都内で開いた「小沢一郎政治塾」で講演し、『れいわ新選組』率いる山本太郎代表を「表彰状を出さないといけないな」と絶賛、次期総選挙での「れいわの躍進」に期待!!

2019年09月24日 12時37分45秒 | 国際・政治


板垣英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
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小沢一郎衆院議員は、東京都内で開いた「小沢一郎政治塾」で講演し、『れいわ新選組』率いる山本太郎代表を「表彰状を出さないといけないな」と絶賛、次期総選挙での「れいわの躍進」に期待!!
2019年09月24日 08時15分30秒 | 政治
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
小沢一郎衆院議員は、東京都内で開いた「小沢一郎政治塾」で講演し、『れいわ新選組』率いる山本太郎代表を「表彰状を出さないといけないな」と絶賛、次期総選挙での「れいわの躍進」に期待!!

◆〔特別情報1〕
 「『れいわ新選組』率いる山本太郎代表が、立憲民主党などによる野党の統一会派結成合意へ流れをつくったとして『表彰状を出さないといけないな』」―小沢一郎衆院議員は9月23日、東京都内で開いた自身が主催している「小沢一郎政治塾」(塾長・小沢一郎衆院議員)で講演し、「れいわ新選組」結党初の参院議院議員選挙(8月21日投開票)で、政党名での得票数:122万613を記録、比例代表特定枠で舩後靖彦(介護会社副社長)木村英子(障害者団体代表)の2人が当選、4月の旗揚げから8月21日夜までに国民有権者から集めた寄付金が4億円を超えたのを高く評価、併せて「これまで野党連携に消極的だった枝野幸男代表が今回、野党統一会派結成への動きにかじを切るきっかけが、れいわの躍進だった」として、山本太郎代表を絶賛した。その山本太郎代表は9月18日から、次期総選挙での勝利を目指して、恩師である小沢一郎衆院議員から直伝の「川上から川下へ」の選挙戦術を自ら実践すべく、「全国キャラバン隊」を組み、北海道利尻島を皮切りに、「国民有権者の心を揺さぶるストレート演説力」を武器として「ライブ演説」に乗り出している。全国縦断により、候補者を発掘して行く。

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HOME天木直人のブログ日米貿易協定が署名できなくなった裏を読み解く

2019年09月24日 11時59分45秒 | 国際・政治



日米貿易協定が署名できなくなった裏を読み解く

2019-09-24
 NHKの早朝ニュースがスクープした通り、一夜明けてきょうの各紙が一斉に報じた。

 25日のトランプ・安倍会談で署名にする運びになっていた日米貿易協定が、今回は見送られることになったと。

 もちろん、それをごまかすための何らかの文書が作成され、署名されることになるらしい。

 しかし、それは日米貿易協定ではない。

 日米貿易協定の交渉はこれからもさらに続けられるのだ。

 いったん発表していきながら署名できなかったことは、前代未聞の異常な事態だ。

 政府は事前に日本のメディアに流し、メディアはそれを信じて報じた。

 今度の国連総会で日米貿易協定は署名されることになると。

 それが突如として、よりによって安倍首相訪米直前に覆ったのだ。

 日本にとって想定外のハプニングだったに違いない。

 なぜこんな異例なことが起きたのか。

 その原因は、ズバリ、なんでもありのトランプ大統領の一言にあったに違いない。

 いったいトランプ大統領はどう注文をつけたのか。

 これまでの報道を振り返って、私が今度のドタバタ劇の裏を読み解くとこうだ。

 そもそもなぜトランプが日本との二国間貿易協定を安倍首相に迫ったのか。

 それは、ズバリ、米国抜きのTPPが発効すれば米国がTPP加盟国との間で不利な扱いを受けるからだ。

 だったらTPPに加入しろという話だが、トランプにはそれは通用しない。

 その一方で、日本としては、TPPの加盟国との手前があるのでTPP以上の譲歩を米国と二国間でするわけにはいかない。

 そんなことをすればTPP加盟国が怒り出すからだ。

 メディアが頻繁に報じてきた、「日本が米国に譲れる最大限の水準はTPPで合意した水準だ」というのは、一方において農業などの国内産業向けの合言葉だが、他方においてTPP加盟国向けのメッセージでもあるのだ。

 しかし、この二つの要求、つまり米国第一のトランプの要求と、最大限でもTPP水準の譲歩しかできないという日本の立場を両立させるのは、至難の業だ。

 そこで茂木大臣とライトハィザー米通商代表との間で玉虫色の合意でごまかしてトランプ大統領と安倍首相に署名させようとした。

 日米貿易協定自体は肝心なところを曖昧にし、本当の約束は政府間取り決めなどの密約で書き込もうとしたのだ。

 安倍首相は、そのようなシナリオを茂木大臣や官僚から聞いても驚かない。

 いつも使う手だからだ。

 ところがトランプ大統領はそんな面倒なやり方は通じない。

 自分の支持者にわかりやすい成果を強調しなければいけない。

 そこで、ライトハイザーから聞かされた日米貿易協定案の書き直しを命じたのだ。

 いくらなんでも、署名直前にそんなことを言われても、茂木大臣もライトハイザー代表も、すぐには修正案はつくれない。

 ましてや合意までたどり着けない。

 だから今度の首脳会談では貿易協定案の署名は見送り、だからといって何も署名せずに物別れに終わったなら首脳会談は失敗になるから、これまで合意した内容の確認と今後の交渉の論点を整理した文書など、何らかの文書を急きょ作って、それに署名する格好をつけるのだ。

 その文書は、誰が見ても当たり前のような合意を書いた公表部分と、決して公表されない密約の部分が存在する。

 はたしてこの私の推論があたっているかどうか。

 私は25日の日米首脳会談後の記者会見に注目する。

 隠そうとする安倍首相と、なんでもしゃべってしまうトランプ大統領が、日米首脳会談の後の記者会見でどのような発言を一緒に、あるいは個別に、行うのか、けだし見ものである。

 メディアがどう質問し、どう解説するのか、けだし見ものである(了)


 

 

 

 
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スポーツ 巨人阿部が今季限りで現役引退、今後は指導者の道へ

2019年09月24日 05時26分58秒 | スポーツ

ニュース スポーツ 【巨人】引退決断、阿部、けがとの闘い証明した骨片…番記者が見た
【巨人】引退決断、阿部、けがとの闘い証明した骨片…番記者が見た
2019/09/24 06:00スポーツ報知

【巨人】引退決断、阿部、けがとの闘い証明した骨片…番記者が見た
岩崎からの死球で倒れこむ阿部慎之助 【報知新聞社】
(スポーツ報知)
 巨人・阿部慎之助が、現役引退を決断した。坂本勇らナインからは慕われ、兄貴的存在としてもチームを先導してきた。プロ19年間に数々の偉大な記録を達成した背番号10。本紙の「阿部番」だった水井基博記者(08〜13年)がコラム「見た」で素顔に迫る。

 数々のけがと闘ってきた。そんな阿部の、超人的なすごさを証明した“逸話”がある。今月15日の阪神戦(東京D)で右手に死球を受けた。当初はあおむけで倒れ込み、周囲は心配した。そのままベンチに下がって、病院へ。その診断中、撮ったMRIの画像を見た医師は、「骨折しているかも」と疑ったという。事実、右手親指の第一関節付近に骨片が見つかったからだ。

 阿部は画像を見ながらも信じられず、「いや、折れてないと思います」と訴えた。では、骨片は何なのか―。その日の死球で剥がれたものではないのか―。実際、患部を触診されても痛みはなかった。その場に、疑問だけが残った。阿部はふと思いついたように、「過去にデッドボールが当たった時に、我慢して病院に行かなかったこともある。その中で折れていた時があったのかも。それが残っていたんでしょうね」。サラリとした姿に、医師も驚いた表情だったという。

 “お友達”はボルタレンという痛み止めの薬だ。慎之助と安田学園高時代からの同級生で、苦楽を共にしてきた個人マネジャーの岩舘善広氏は「ボルタレンを飲んでいる姿を見るのが何よりつらい」と言う。唯一、阿部が弱音をはける間柄で信頼度は絶大。今シーズン中、来季の進退が決まっていない頃、「現役は続けてほしい。でも辞めればボルタレンを飲まなくて済むんだよね」。そう言いながら、大粒の涙を流していた。

 骨折していても、チームのために、勝利のために我慢しちゃう男だ。「あっち痛い、こっち痛いって言ってるくらいなら、プロ野球選手なんか辞めた方がいい」とまで話していたのが印象的だった。今思えば、あえて強がったのだろう。そうでも言わないと、やってられないのだろう。「気を抜いたら、この世界は落ちるだけ」―。それも、もうすぐ終わる。何とか、けがなくまっとうしてほしい。それだけを願う。(水井 基博)台風・大雨・災害に関する情報
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【巨人】引退決断、阿部、けがとの闘い証明した骨片…番記者が見た
2019/09/24 06:00スポーツ報知

【巨人】引退決断、阿部、けがとの闘い証明した骨片…番記者が見た
岩崎からの死球で倒れこむ阿部慎之助 【報知新聞社】
(スポーツ報知)
 巨人・阿部慎之助が、現役引退を決断した。坂本勇らナインからは慕われ、兄貴的存在としてもチームを先導してきた。プロ19年間に数々の偉大な記録を達成した背番号10。本紙の「阿部番」だった水井基博記者(08〜13年)がコラム「見た」で素顔に迫る。

 数々のけがと闘ってきた。そんな阿部の、超人的なすごさを証明した“逸話”がある。今月15日の阪神戦(東京D)で右手に死球を受けた。当初はあおむけで倒れ込み、周囲は心配した。そのままベンチに下がって、病院へ。その診断中、撮ったMRIの画像を見た医師は、「骨折しているかも」と疑ったという。事実、右手親指の第一関節付近に骨片が見つかったからだ。

 阿部は画像を見ながらも信じられず、「いや、折れてないと思います」と訴えた。では、骨片は何なのか―。その日の死球で剥がれたものではないのか―。実際、患部を触診されても痛みはなかった。その場に、疑問だけが残った。阿部はふと思いついたように、「過去にデッドボールが当たった時に、我慢して病院に行かなかったこともある。その中で折れていた時があったのかも。それが残っていたんでしょうね」。サラリとした姿に、医師も驚いた表情だったという。

 “お友達”はボルタレンという痛み止めの薬だ。慎之助と安田学園高時代からの同級生で、苦楽を共にしてきた個人マネジャーの岩舘善広氏は「ボルタレンを飲んでいる姿を見るのが何よりつらい」と言う。唯一、阿部が弱音をはける間柄で信頼度は絶大。今シーズン中、来季の進退が決まっていない頃、「現役は続けてほしい。でも辞めればボルタレンを飲まなくて済むんだよね」。そう言いながら、大粒の涙を流していた。

 骨折していても、チームのために、勝利のために我慢しちゃう男だ。「あっち痛い、こっち痛いって言ってるくらいなら、プロ野球選手なんか辞めた方がいい」とまで話していたのが印象的だった。今思えば、あえて強がったのだろう。そうでも言わないと、やってられないのだろう。「気を抜いたら、この世界は落ちるだけ」―。それも、もうすぐ終わる。何とか、けがなくまっとうしてほしい。それだけを願う。(水井 基博)

捕手で、リーディングヒッターを務めるたのは、大変な努力家です。。
怪我を根性で乗り越えた阿部慎之介選手プロのか鏡ですね。 
長い間お疲れ様でした。
◆阿部慎之助(あべ・しんのすけ)1979年(昭54)3月20日、千葉県浦安市生まれ。安田学園−中大を経て、00年ドラフト1位で巨人入団。01年に新人捕手で開幕戦に先発出場し、初打席初安打初打点。04年4月、当時の日本記録に並ぶ月間16本塁打。09年日本シリーズMVP。12年は首位打者、打点王、最高出塁率に輝き、リーグMVP、正力松太郎賞。17年に通算2000安打、今年6月には通算400本塁打を達成。ベストナイン9度、ゴールデングラブ賞4度。180センチ、97キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸1億6000万円。
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橋本環奈「アル中」「外国人とXX」芸能生命危機か

2019年09月23日 12時32分54秒 | 受験・学校・学問
019/9/22 20:05
橋本環奈「アル中」「外国人とXX」芸能生命危機か


橋本環奈
橋本環奈が「週7でお酒を飲みに行っている」と告白。海外ロケで「テンションが上がり過ぎて外国人に絡んじゃって」「すぐ記憶飛ばしちゃう」と明かした。ネット上で「20歳で週7って」「アル中じゃん」「どうりでどんどん太るわけですね」と呆れる声が上がったと「エンタMEGA」が報じた。』

博多っ子らしくお酒に強い橋本環奈さん、休肝を設けないと肝臓を悪くすると思います。
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