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僕の無節操な音楽的嗜好のルーツを探るこのシリーズ。今回は大好きなロックバンド、TOTOの登場。まだまだ取りあげていない大物たくさんいるなぁ。初期のTOTOは何気なく聴いていたと思うのだけど、本当に彼らの音を意識して聴き始めたのは、ボズ・スキャッグスのアルバム「シルク・ディグリーズ」だった。当時僕はブラスバンド部で、♪We're All Aloneを演奏していた。それでオリジナルを聴いたのだ。あ、スティーブ・ルカサーじゃん、ジェフ・ポーカロもいるじゃん・・・。それ以来僕にとって、彼らが参加するアルバムは、JISマークが付いているようなのもの。そんなセッション・ミュージシャンとして活躍していた腕利きたちが結成したバンドがTOTOであることは、ご存じの通り。
Totoの楽曲には様々な魅力がある。
①フュージョンのようなハイテクの演奏に支えられた楽曲
②AOR的な楽曲
③ロックミュージックとして
・・・ファンにとってもどの辺に魅了されているかが分かれるバンドでもある。TOTOのアルバムはそれそれにカラーがあって、その時代の空気が感じられるものでもある。どのアルバムにも思い入れがあるのだが、最も好き!と言えるアルバムは2枚目の「ハイドラ」。楽曲として構成に起伏があるものが僕は大好き(要はプログレ好き?)なだけに、1曲目のタイトル曲に完全にノックアウトされた。これは上記①に支えられた③曲だ。また名曲♪99が収められたのもこのアルバム。②的な味わいをもつ楽曲だが、その完成度の高さは実に素晴らしい。♪White Sisterも純粋にロックとしてかっこいい。キーボードのリフで始まるストレートなロック。
他にも繰り返し聴いている盤はもちろんある。世間的に評価の高い「TOTO lV」やヴォーカルがジョセフ・ウィリアムズになってからの「Seventh One」もお気に入り。最近ではカヴァーアルバム「Through The Looking Glass」は、その選曲の幅広さと①的な魅力に参った。カーオーディオでよく聴くのは、実はベストアルバム「Past To Present」だったりする。物足りないベストではあるけれど、1曲目の♪Love Has The Powerが聴いていて心地よいんだよなぁ。あぁ~!コピーバンドやりたい!。そう心底思えるバンドでもある。
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