Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

劇場版 爆竜戦隊アバレンジャーDELUXE アバレサマーはキンキン中!

2007-02-23 | 映画(は行)
監督=諸田敏
主演=西興一朗 冨田翔 いとうあいこ 阿部薫

 すんません。何故かふと観たくなってですねぇ・・・。本編観たことない人には訳がわからない感想文とは思います。

 ここ5年間、僕はうちのルーク・スカイウォーカー(8歳児)とスーパー戦隊シリーズを一緒に楽しんできた。中華テイストの最新作「「獣拳戦隊ゲキレンジャー」も楽しめそうだが、ここ5年のシリーズ中でもお気に入りは実は爆竜戦隊アバレンジャー」。爆竜と呼ばれるメカ恐竜たちが活躍するのも楽しいし、主人公が子連れってところも好感(実際には姪ッコなんだけど)。今回のお話は、ダイノアース(地球のパラレルワールド的なところ)でかつて氷山に封印された爆竜が現在の南極に現れるところから始まる。それを食い止めるとされる伝説の王女フリージアが、夏をエンジョイしているアバレンジャーたちの前に現れる。もちろん爆竜を狙って宿敵エヴォリアンも刺客を差し向けてくる。ついに東京が氷河に覆われる事態に!・・・。

 とまぁテレビシリーズでは考えられないスケール感と、変身回数とアクションが魅力。だが、なーんか脚本が練られてないというか、それ以上の面白さはないんだよね。タイトルの「キンキン中!」ってかき氷を食べながら「キンキンくる」と言ってるところからきている訳だが、東京が氷づけになるお話なのにその台詞はいかされない。アバレキラーが急に自分の爆竜をアバレンジャーに協力させるあたりも唐突。まっ子供向け番組だからいいか。東映戦隊ものって、一般人に知られざるチームが知られざる悪と戦う構図が多い。例えば今回の「ゲキレンジャー」だって正義の拳法対悪の拳法。要するに流派対立みたいなもの。「アバレンジャー」が面白いのはパラレルワールドが出てくる高度なSF的設定が、他の作品にないスケール感を生んでいるところ。ロボット戦になるクライマックス(「ゴレンジャー」世代はどうもこれに馴染めない)が今やお約束だが、それが単なるメカではなく意思の疎通ができる恐竜ってところが魅力なんだよな。今回の劇場版で大笑いしたのは、爆竜たちが「Gメン’75」のパロディで登場する場面!。ここ最高です。




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