2000年・アメリカ Gone In 60 Seconds
監督=ドミニク・セナ
主演=ニコラス・ケイジ ジョバンニ・リビシ アンジェリーナ・ジョリー ロバート・デュバル
1974年のカーアクション映画に「バニシングIN60''」がある。スタントマン出身のH・B・ハリッキーが監督・脚本・主演と何役もこなしたワンマン映画。子供の頃テレビの映画番組でやってた記憶はあるけれど僕は未見。きっと車へのただならぬ愛情に満ちた映画なんだろうね。タランティーノもこのカーアクション映画がお気に入りだったようで、「バニシングIN60''」は「デス・プルーフinグラインドハウス」の中にも引用されている。タランティーノはカースタントに対する敬意と映画愛に満ちた作品となった。
この「60セカンズ」は、「バニシングIN60''」のリメイク。同じ引用でも、ハリウッドの王道路線で製作するとこうも違う映画になっちゃうのか・・・。そうそう、「デス・プルーフ~」の中では女の子たちの会話にこの映画が出てきていた。
「バニシングIN60''」見た?アンジーのじゃなくって。」(英語のタイトルは同じ)
どちらも60秒で1台の車を盗むお話なんだけど、このリメイク版はまったくこのタイトルが反映されていない。24時間で50台盗む大泥棒サスペンスになっていて、その手口やテクニックをみせることに主眼が置かれている。要は「オーシャンズ11」の車ドロ版ってところか。個性豊かな泥棒仲間と、ヘマやって命を狙われる弟との義理人情がお話の核となっている。アンジェリーナ・ジョリーの役柄だって必要なのか。むしろ男だらけの映画にした方がよっぽどハードな印象を与えられただろうに。それ故か、残念ながら主人公がムスタングに話しかけながらボディをなでる場面くらいしか、車への偏愛は描かれない。せっかく映像の美が売り物(と僕は思っているのだが・・・)のドミニク・セナ監督を起用していながら、夜の闇になめらかな車の曲線が美しく光るような場面が少ないのが残念だ。音楽は元Yesのトレヴァー・ラヴィン。
監督=ドミニク・セナ
主演=ニコラス・ケイジ ジョバンニ・リビシ アンジェリーナ・ジョリー ロバート・デュバル
1974年のカーアクション映画に「バニシングIN60''」がある。スタントマン出身のH・B・ハリッキーが監督・脚本・主演と何役もこなしたワンマン映画。子供の頃テレビの映画番組でやってた記憶はあるけれど僕は未見。きっと車へのただならぬ愛情に満ちた映画なんだろうね。タランティーノもこのカーアクション映画がお気に入りだったようで、「バニシングIN60''」は「デス・プルーフinグラインドハウス」の中にも引用されている。タランティーノはカースタントに対する敬意と映画愛に満ちた作品となった。
この「60セカンズ」は、「バニシングIN60''」のリメイク。同じ引用でも、ハリウッドの王道路線で製作するとこうも違う映画になっちゃうのか・・・。そうそう、「デス・プルーフ~」の中では女の子たちの会話にこの映画が出てきていた。
「バニシングIN60''」見た?アンジーのじゃなくって。」(英語のタイトルは同じ)
どちらも60秒で1台の車を盗むお話なんだけど、このリメイク版はまったくこのタイトルが反映されていない。24時間で50台盗む大泥棒サスペンスになっていて、その手口やテクニックをみせることに主眼が置かれている。要は「オーシャンズ11」の車ドロ版ってところか。個性豊かな泥棒仲間と、ヘマやって命を狙われる弟との義理人情がお話の核となっている。アンジェリーナ・ジョリーの役柄だって必要なのか。むしろ男だらけの映画にした方がよっぽどハードな印象を与えられただろうに。それ故か、残念ながら主人公がムスタングに話しかけながらボディをなでる場面くらいしか、車への偏愛は描かれない。せっかく映像の美が売り物(と僕は思っているのだが・・・)のドミニク・セナ監督を起用していながら、夜の闇になめらかな車の曲線が美しく光るような場面が少ないのが残念だ。音楽は元Yesのトレヴァー・ラヴィン。
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