9日の日曜日。配偶者アミダラMと九州国立博物館に「国宝 阿修羅展」を観に行ってきました。takに仏像を観る趣味などあったのか?とお思いの方、いらっしゃいますよねぇ・・・。正直、太宰府くんだりまで仏像を観に行くなんて…と最初は思っていた。でも今回はみうらじゅん氏らが「阿修羅ファンクラブ」などと後押ししてくれるもんだから、さすがの僕も興味わいてきまして。連日の混雑ぶりや海洋堂製の阿修羅フィギュアが大人気だとかの報道を聞き、テレビで多少の予習もしていざ出発。
仏像をじっくり眺めるなんて経験がない僕だが、その表現の緻密さに見入ってしまった。阿修羅像で用いられている脱活乾漆造りという技法は、麻布を粘土の原型に貼り合わせて漆を塗って固めるもの。中の粘土を取り出して表面をさらに仕上げるので、木造と違って軽い。しかも緻密な表現ができる。確かに阿修羅にしても八部衆の神々にしても表情の細部や、腰から垂れた布の部分まで実に生き生きしている。天平の時代、これを作った人々の苦労が忍ばれる。
僕が小学生の時分にこれら八部衆の仏像を見ていたら、きっと阿修羅を主人公にしたマンガを書いていただろうな。男の子の心には、異形の神々の姿はひじょうに魅力的だ。相棒は鳥の顔を持つ迦楼羅(かるら)、かぶり物が大好きな茶目っ気たっぷりの乾闥婆(けんだつば)・・てな感じで。
阿修羅像の周りは人が滞っていた。係員の方々が時折、声をかける。
「それでは、左に7歩進んでください。まいります。いーち!にぃー!さーん!・・・」
荘厳な雰囲気の場内に時折響く号令。黙って動く群衆。それにしてもじっと見入っている人の気持ち、よーくわかりました。信心深いかどうかは別にして、今にも動き出しそうな程の生き生きとした表情とポーズには見とれてしまう。場内には、光明皇后がこれらの仏像を作るに至った経緯が、4コママンガで展示されていてわかりやすい。
図説はちょっと重いし、できれば解説が欲しいのでビギナー向けのこちらの本を配偶者アミダラMは購入した。
いつもとは違った時間を過ごすことができました。
帰りに太宰府天満宮の参道をぶらぶらと散策。鬼太郎ショップでねずみ男にキャアキャア言ったり・・・
野立てコーヒーと梅が枝餅を食したり。
そんな休日でござました。はい。
仏像をじっくり眺めるなんて経験がない僕だが、その表現の緻密さに見入ってしまった。阿修羅像で用いられている脱活乾漆造りという技法は、麻布を粘土の原型に貼り合わせて漆を塗って固めるもの。中の粘土を取り出して表面をさらに仕上げるので、木造と違って軽い。しかも緻密な表現ができる。確かに阿修羅にしても八部衆の神々にしても表情の細部や、腰から垂れた布の部分まで実に生き生きしている。天平の時代、これを作った人々の苦労が忍ばれる。
僕が小学生の時分にこれら八部衆の仏像を見ていたら、きっと阿修羅を主人公にしたマンガを書いていただろうな。男の子の心には、異形の神々の姿はひじょうに魅力的だ。相棒は鳥の顔を持つ迦楼羅(かるら)、かぶり物が大好きな茶目っ気たっぷりの乾闥婆(けんだつば)・・てな感じで。
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「それでは、左に7歩進んでください。まいります。いーち!にぃー!さーん!・・・」
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そんな休日でござました。はい。