Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

4月15日のメフィラス星人

2012-04-15 | Weblog
地球人諸君、ごきげんよう。メフィラスだ。

ユーザー氏の娘レイア(11歳)がこの「今日のメフィラス星人」シリーズを気に入っているらしい(原因はこちら)。先日もユーザー氏の部屋にやって来て、また自分のお気に入りをブログで紹介しろと言ってた。ブログを侵略せんとする勢いだ。ユーザー氏のブログを侵略しようとしているのは、このメフィラスなのに・・・まさかの強敵が現れたな。

仕方がないので再びユーザー氏の娘のテリトリーを探索してみた。さて、どんなヤツがいるのやら。するとこんなのに出会った。

小学校6年生になっても相変わらず人形遊びが続いているレイアが、「キック」と呼んでいるお気に入りの一人だ。私は握手を求めた。
「ふん。」
キックはややふんぞり返ってこっちを見ている。なんて不敵なやつだろう。私は彼の背中にボールチェーンがついているのに気づいた。本当は携帯ストラップなのではないか。そう尋ねると彼は答えた。
「そうだよ。僕は携帯の画面を拭くストラップだったんだ。人がさんざん手垢と皮脂まみれにした電話をおしりについてる布で拭けるように作られたのさ。」
なるほど。彼の臀部はマイクロファイバーのようになっている。すぐれものではないか。
「いやいや。他人の不始末をどうにかするのが仕事みたいなもんさ。世の中もそういう人がいっぱいいるだろう。」
彼は先週世界であった出来事を例に挙げ始めた。元首相が他国を訪問して”要らんこと”を言って帰ってきた話や、将軍様が率いる国が人工衛星打ち上げに失敗した話、その警報を流すシステムがうまくいかなかった話・・・今この国で起こっている出来事や進行中の出来事。
「世の中いろんな失敗があるけれど、どれも誰かが尻をぬぐってる。僕みたいに尻を拭く役割が必要なんだよ。」
そうか、誰にも知られることなしに懸命に働く人がいるからこの星はバランスが保たれているのか。キック、いい勉強になったぞ。君の懸命さに私は「地球をくれ」とは言えなかったよ。

ちなみに。レイアはキックが住む家を空き箱でこしらえている。ボール紙製テープ貼造2階建て。窓の部分はくり抜いてフィルムがガラスのようにきちんと貼って、単1乾電池2個並列つなぎ、電球装備の立派な家だ。レイアはデジカメを動画モードにしてその家を紹介するムービーまで製作したらしい。・・・誰に似たのか恐るべき才能だ。その家には緑色の恐竜の小さなぬいぐるみが横たわっていた。キックの父親らしい。レイアの人形遊びの中では、キックの母親は従軍看護婦で戦時中に亡くなったという設定だとか・・・???。地球人のすることがますますわからなくなってきた。また会おう、諸君。

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コメント (2)
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