Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

リアリティ・バイツ

2021-06-13 | 映画(ら行)






◼️「リアリティ・バイツ/Reality Bites」(1994年・アメリカ)

監督=ベン・スティラー
主演=ウィノナ・ライダー イーサン・ホーク ベン・スティラー

90年代に社会人となった世代をそういうのかよく知らないが、いわゆるジェネレーションXの青春映画。大学を卒業して直面する現実の厳しさ、誰しもが経験あることだろう。特にマスコミ就職志望のウィノナ・ライダーの役柄は、同じ年頃の自分を思い出さずにいられなかった。理想の自分と現実との差異に悩む姿は、X世代でなくとも共感するところだろう。

イーサン・ホークって苦手な男優の一人なのだが、初めて彼をいいじゃん!と思った。どうも「いまを生きる」のお坊ちゃん役が印象強すぎで、こんなワイルドなぶっとい声で歌えるのか。見直したぜ。

80年代育ちの僕にとっては、「セント・エルモズ・ファイヤー」が青春映画のバイブルなのだが、90'sには同じように支持されている映画。世代を超えて共感するポイントも確かにある。けれど、この映画を観た時点の自分から見れば、この物語の結末は
”で、これからあんたたちどうすんの?”
という半ば呆れ気味な老婆心を抱かさずにはいられなかった。もう青春映画観てキャアキャア言える年齢ではないのかな?、と当時思った。だけどこういう迷いの中にいるのが、青春なのかもな、と今思う。

閑話休題。この映画のサントラ盤が大好きで大好きで大好きで。コンピ系サントラの中でも愛聴盤のひとつ。ナックのMy Sharona'94から始まって、レニー・クラビッツ、クラウデッド・ハウス、U2。ビッグ・マウンテンのBaby, I Love Your Wayも心地よい。そしてリサ・ローブのStay (I Miss You) は切なさの極み。



Reality Bites (1994) - Official Trailer




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